LOUDNESSのヴォーカリスト 二井原実さんの『二井原実自伝 真我 Singer』を読了。
二井原 実 リットーミュージック 2018-03-12
” 1988年は、日本国内を重点的にツアーした。そしてその年末、僕は大きな転機を迎えることになる。
バンドがすでにロサンゼルスで次のアルバムの制作に着手し始めていた頃のことだ。ふたたびマックス・ノーマンと組んで作業することになり、僕の兄貴分であるスティーヴが今回も歌詞作りを手伝ってくれ、歌のコーチ役を買って出てくれていた。僕らはすでにデモを作り始めていた。
そんな頃、とてもショッキングな出来事があった。アルバムのプリプロダクションが進みつつあった頃のある日、アメリカ人ジャーナリストの電話インタビューを受けることになった。
すると彼は、こう切り出してきた。「アメリカ中で ラウドネスのヴォーカルが変わる という噂がある。実際、いろんなヴォーカリストに声がかかっているらしい。それは本当なのか?」と。
それを彼は、こともあろうに他ならぬ僕の直接尋ねてきたのだ。僕自身、その時点ではそうした動きがあることをまったく知らずにいたというのに。
ただ、バンド内の空気にちょっとそれまでとは違うものを感じていた頃ではあった。とはいえ僕としては衝撃的だったし、頭のなかで本当にガーンという音がするようだった。
当時はちょうど、僕と他のメンバーたちは別のスタジオで作業していて、コミュニケーションがあまりとれていなかった時期でもあった。
僕のいないところでどういう話が進んでいるのかも知りはしなかった。そして数日後の朝、メンバーたちが揃って、僕の部屋にやってきて「ヴォーカリストを変えてやっていきたい」と直接告げられた。”(p120-121)
という当時ファンにも大きな衝撃を与えたLOUDNESS解雇に至る経緯であったり、
続きを読む 二井原実さんが振り返ったLOUDNESSで得た栄光と苦悩の日々:『二井原実 自伝 真我 SINGER 』読了 →
LOUDNESS 二井原実さんの自伝『二井原実自伝 真我 Singer』を読み始めてから
二井原 実 リットーミュージック 2018-03-12
第一章 誕生前夜〜THE BIRTHDAY EVE
第二章 ラウドネス始動〜LOUD ALIVE
第三章 アメリカへ〜THUNDER IN THE EAST
第四章 決別、再生〜DREAMS OF DUST
第五章 再会、出航〜THE SUN WILL RISE AGAIN
第六章 そして未来へ〜RISE TO GLORY
第七章 家族よ〜ONE
とあるうちの第二章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
二井原実さんの本は、遠い昔『ロックン・ロール・ジプシー』を読了していたはずも、内容はほぼ失念。
本書は、二井原実さんの生い立ち、キャリアを克明に記されており、
続きを読む 二井原実さんが振り返ったLOUDNESSで得た栄光と苦悩の日々:『二井原実 自伝 真我 Singer 』読み始め →
直木賞作家 荻原浩さんの『海馬の尻尾』を読了。
先日、中間記を書いていた時点では、
> 後半に突入していくに従ってペースアップと予測され、
と書いていたものの、
実際は花粉の影響で体調最悪期に突入、、。この状況で、500ページクラスの本を読み上げるの「パワー要ったなぁ」の実感も、
続きを読む 荻原浩さんが描いた、小説にしか描けない、脳と心 の世界:『海馬の尻尾』読了 →
直木賞作家 萩原浩さんの『海馬の尻尾』を読み始めて、
区切りが全部で25あるうちの13まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
文学はあまり読む機会ないですが、萩原浩さんは書店で販売されていた直木賞受賞作の『海の見える理髪店』のサインに添えられたイラストが印象的で、
また、サイン会↑の際も人柄が伝わるご対応を頂き、
本作(『海馬の尻尾』)も、サイン本を見つけたことがきっかけで購入。
続きを読む 荻原浩さんが描いた、小説にしか描けない、脳と心 の世界:『海馬の尻尾』中間記 →
「裏」に続いては
「表」ということで
高城剛さんの『21世紀の表ハローワーク』を読了。
「表」の方は、
地下アイドル
大麻産業
タネ販売
探偵
気功師
築地仲卸
盗撮盗聴
という職種にスポットライトが当てられ、高城剛さんがそれぞれの職業に従事されている方々に切り込まれています。
知られざる大麻が発揮している多様性
印象に残ったのは、大麻産業(対談相手はヘンプ フーズジャパン社長兼エリクシノール社長 松丸誠さん)で
続きを読む 高城剛さんが明かす、地下アイドルに大麻産業に気功師など、気になる世界の本当のところ:『21世紀の「表」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了 →
高城剛さんの『21世紀の「裏」ハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』(電子書籍)を読了.-
本書が発売されていたことは昨年から把握していたものの、次々と読みたい本を差し込んでいてこのタイミングまで持ち越していたもの。
うかがい知れぬ業界に携わる人たちの生計
一旦、読み始めると・・
続きを読む 高城剛さんが明かす、夜に、裏の世界の携わる人たちの現実(生計):『21世紀の「裏」のハローワーク:人には言えないもうひとつの職業図鑑』読了 →
元通産官僚で現在は「改革はするが、戦争はしない」をスローガンに掲げる市民の集まりフォーラム4をリードされている古賀茂明さんと、
菅義偉官房長官の会見でのやり取りで脚光を浴びることになった東京新聞 望月衣塑子さんの共著『 THE独裁者 国難を呼ぶ男!安倍晋三』を読了。
古賀 茂明,望月 衣塑子 ベストセラーズ 2018-01-26
看過してはならない深層
お二人に共通することとして、安倍晋三政権の問題提起、警鐘といった立場がありますが、
PART 1 大胆予測!安倍政権の未来図
PART 2 森友問題とは何だったのか?
PART 3 加計学園疑惑の深層
PART 4 安倍政権の正体
PART 5 私たちにできること
という目次立てのもと、
続きを読む 古賀茂明さんと望月衣塑子さんが迫った、安倍晋三政権の闇と深層:『THE 独裁者』読了 →
評論家、「出没!アド街ック天国」をはじめTV番組のコメンテーターとしてお馴染み山田五郎さんの著書
『人生を面白くする「好きになる力」』を読了。
先日観覧したトークショー↓に参加する直前、
山田五郎さん熱が高まって購入していた経緯。
落差あるリアルな山田五郎さん像
山田五郎さんと聞くと、イメージ的に広範に及ぶ専門性から好きなことだけをストレスなく・・ と思いきや
続きを読む 山田五郎さんに学ぶ、なんでも愉しめるようになる「好きになる力」の活かし方:『人生を面白くする「好きになる力」』読了 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる