「book」カテゴリーアーカイブ

養老孟司先生に学ぶ、さまざま「死」に関すること:『死の壁』読了

養老孟司先生の『死の壁』を読了。

本書を入手していたのは『バカの壁』の次であったものの、テーマの興味から『超バカの壁』『自分の壁』を先行。

養老孟司先生の講演会↓で京都へ向かう行き帰りで、

<< 2017年10月22日投稿:画像は記事にリンク>> 養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力とたのしみ方:「京都の壁」養老流 京都の楽しみ方 講演会 参加記

ほぼ読了させ、さほど予想していたまでの重たさはなく、結論的なところでは・・

続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、さまざま「死」に関すること:『死の壁』読了

養老孟司先生に学ぶ、自分探しよりも大事な「自信」の育て方:『「自分」の壁』読了

養老孟司先生の『「自分」の壁』を読了.-

だいたい1ヶ月で『京都の壁』『バカの壁』『超バカの壁』と、4冊目の養老先生本の読了となりましたが、本書は

” 「自分」という話題は、以前から考えていました。変に聞こえるかもしれませんが、幼稚園のころからです。

自分はなんだとか、自分はどんな個性の人間だとか、そういうことを考えたわけではありません。

自分はなんだか世間と折り合いが悪いけど、いったいなにが問題なんだろう、というようなことです。”(p3)

といった幕開けから

続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、自分探しよりも大事な「自信」の育て方:『「自分」の壁』読了

養老孟司先生に学ぶ、ものの考え方、見方:『超バカの壁』読了

前々回、読み始め記↓を上げた

<< 2017年10月15日投稿:画像は記事にリンク >> 養老孟司先生に学ぶ、ものの考え方、見方:『超バカの壁』読み始め

養老孟司先生の『超バカの壁』を読了.-

「あとがき」を含め、全190ページ、全12章で、やや冗長と感じるところもありましたが、

1章あたり単純計算16ページ弱と読みやすく、快調なペースで読了に至りました。

何もこのことは本書に限ったことではなく、読みやすさということでは、他の養老孟司先生の著書についても同様のことが言えるであろうと感じています。

夏の講演の際、少子化についての紐解きがありましたが・・

続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、ものの考え方、見方:『超バカの壁』読了

養老孟司先生に学ぶ、ものの考え方、見方:『超バカの壁』読み始め

先日、養老孟司先生の『バカの壁』を読了↓した

<< 2017年10月12日投稿:画像は投稿にリンク >> 養老孟司先生に学ぶ、正解なき時代を生きるヒント:『バカの壁』読了

次は『超バカの壁』でしょうと、

週末からパラパラとページをめくり始め、12項目あるうちの最初の「若者の問題」を読み終えたので、ぺろっとおさらい。

養老孟司先生に寄せられた身の上相談回答集

「まえがき」に、

続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、ものの考え方、見方:『超バカの壁』読み始め

高田文夫さんが残してくれた、昭和の芸人さんたちの粋な感性が伝わってくる笑言&名言集:『私だけが知っている金言・笑言・名言録』読了

放送作家にラジオのパーソナリティーに、様々なジャンルで才能を発揮されている高田文夫さんの

『私だけが知っている金言・笑言・名言録』を読了。

6月に本書の続編となる

<< 2017年6月28日投稿:画像は投稿にリンク >> 高田文夫さんが残してくれた、悩んでいるのがバカらしくなる「笑言集」:『また出た 私だけが知っている金言・笑言・名言録 ②』読了

『また出た 私だけが知っている金言・笑言・名言録 ②』を読了していて、

それから(本書の内容が)気になっていて、ようやく手にしたという経緯。

復活後の高田文夫さんのライフワーク

本を開いたところの「まえがき」に

” 不整脈なる大病で8時間の心肺停止( 2012年4月)。

・・中略・・

再び仕事をし始めて気がついた。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌・ライブで皆、面白いことを言っている。

このままスルーするにはもったいない。気に留まったものは忘れないようにメモっておこうと心掛けた。

これが大病明けで変わったこと。言葉のメモと趣味さんぽ。”(p.003)

といった出版の経緯が記されており、23の金言、30の笑言、35の名言が収録されています。

金言・笑言・名言から1言づつ

それぞれ印象に残ったところを1つづつ引用すると・・

続きを読む 高田文夫さんが残してくれた、昭和の芸人さんたちの粋な感性が伝わってくる笑言&名言集:『私だけが知っている金言・笑言・名言録』読了

養老孟司先生に学ぶ、正解なき時代を生きるヒント:『バカの壁』読了

養老孟司先生と云えば、↓

を上げる人は多いでしょうと、先月に参加した講演会が印象的で、

<< 2017年9月7日投稿:画像は投稿にリンク >> 養老孟司先生に学ぶ、地域(地方)を大切にすることの意義:養老孟司先生『地域人』創刊2周年記念 トーク&サイン会 参加記

ちょっと著作に触れてみようということで、『京都の壁』に続いては

<< 2017年9月13日投稿:画像は記事にリンク >> 養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力:『京都の壁』読了

「代表作の『バカの壁』でしょう」と。

移動時間も長めにあった関係で、読み始めから読了に至るまで1.5日といったスピードで、興味深い記述が点在していました。

一世を風靡した「バカの壁」とは・・

結論的なところは・・

続きを読む 養老孟司先生に学ぶ、正解なき時代を生きるヒント:『バカの壁』読了

水野和夫さんが説く、日本が資本主義とは異なるシステム構築のためになすべきこと:『資本主義の終焉と歴史の危機』読了

数日前に中間記をアップロードした

<< 2017年10月8日投稿:画像は投稿にリンク >> 水野和夫さんが説く、日本が資本主義とは異なるシステム構築のためになすべきこと:『資本主義の終焉と歴史の危機』中間記

水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』を読了。

資本主義の終焉と、その後・・

中間記をアップロードしてからの第三章以降の部分で取り上げると・・

” ここまで見てきたように、資本主義を延命させる「空間」はもうほとんど残されていません。

中国が一時的に経済成長のトップに踊り出ても、そう遠くない将来、現在の先進国と同じように「利潤率の低下」という課題に直面することになります。

その時点で、二一世紀の「空間革命」は終焉を迎え、近代資本主義は臨界点に達することになるでしょう。”(p104)

という時代認識のもと、

続きを読む 水野和夫さんが説く、日本が資本主義とは異なるシステム構築のためになすべきこと:『資本主義の終焉と歴史の危機』読了

水野和夫さんが説く、日本が資本主義とは異なるシステム構築のためになすべきこと:『資本主義の終焉と歴史の危機』中間記

三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストから内閣官房内閣審議官など政府で要職を務められ、経済に精通されている水野和夫さんの『資本主義の終焉と歴史の危機』を

読み始めて全五章あるうちの第二章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

<< 2017年9月27日投稿:画像は記事にリンク >> 水野和夫さんに学ぶ、「資本主義の終焉」後に我々が生きることになる世界の姿:『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』読了

2週間ほど前に読了した『閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済』

が学び多き一冊であったのと、これも先日読了した佐藤優先生の『世界史の極意』で

各章の終わりで紹介されている本紹介(■「資本主義」「帝国主義」を考えるための本)の中で、本書が取り上げられており、さっそく入手し、読み始めたという経緯。

出典『世界史の極意』p90

資本家が誕生して以来の大転換期

第一章 資本主義の延命策でかえって苦しむアメリカ

第二章 新興国の近代化がもたらすパラドックス

第三章 日本の未来をつくる脱成長モデル

第四章 西欧の終焉

第五章 資本主義はいかにして終わるのか

という章立てをもとに構成され、第一章ではまず

続きを読む 水野和夫さんが説く、日本が資本主義とは異なるシステム構築のためになすべきこと:『資本主義の終焉と歴史の危機』中間記