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百田尚樹さんがユーモアを交え下した「社会」「政治」「国際」ニュースへの鉄槌:『偽善者たちへ』読了

作家 百田尚樹さんの『偽善者たちへ』を読了。

どのような背景から本書が出版されたのかというと、

” この本は有料個人サイト「百田尚樹チャンネル」の会員向けに配信しているメールマガジンの文章に加筆・修正してまとめたものです。”(p3)

というもので、内容は

 第一章 薄っぺらい正義

 第二章 人権派という病

 第三章 平和という麻酔

 第四章 韓国と中国の本質

 第五章 野党の愚

との章立てに基づき、

矛先が向けられたのは人権派弁護士に、隣国政府などで、ズバッと読み手に速球(ときに豪速球)が投げ込まれてきます。

帯、裏面

話題選択に妙あり

全238ページに及んで正論が繰り広げられると疲労してしまいそうなところトピック選択が、

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石毛宏典さんの溢れる野球愛が爽快だった『石毛宏典の「独立リーグ」奮闘記』読了

現役選手時代(当時の球団名)西武ライオンズの黄金時代を牽引され、引退後は四国アイランドリーグ創設など、

各地で独立リーグ普及に尽力されてきた石毛宏典さんの『石毛宏典の「独立リーグ」奮闘記』を読了。

野球人 石毛宏典の軌跡

タイトルだけ読むと「独立リーグ」に焦点あてられた著書かと思いきや

巻末の「エピローグ  野球の未来図を描く」に

” この本は独立リーグの話が中心ではあるが、私自身の自叙伝にもなっており、私がどのような野球人生を歩み、どのような経緯で独立リーグを立ち上げたかがわかるものになっていると思う。”(p246)

とある通り、

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年末年始(2019 >> 2020)は野球本中心に読書スポーツモード。

差し込みなどもあり、昨日ようやくこの時の ↙️

<< 2019年11月10日投稿:画像は記事にリンク >> 二〇一九年の年末へ向け積読中十冊

十冊を読了。

画像⬇︎の七冊が

張本勲『新イチロー論 いまを超えていく力』、森繁和『参謀』、百田尚樹『偽善者たちへ』、泉麻人『1964 前の東京オリンピックのころを回想』、石毛宏典『石毛宏典の「独立リーグ」奮闘記』、田淵幸一『タテジマ』、大橋秀行『最強モンスター井上尚弥はこうして作った』

2019年12月20日現在の積読本。左側の野球本が目立つのは、先週参加した⬇︎

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ポール・オースターの名を一躍世に知らしめたニューヨーク三部作の一作目『ガラスの街』読了

アメリカ文学を代表する作家の一人、Paul Auster:ポール・オースターのニューヨーク三部作の一作目を飾る作品にして出世作『ガラスの街』を読了。

(2019年)夏、翻訳者 柴田元幸さんのイベント⬇︎に参加直前、

<< 2019年8月24日投稿:画像は記事にリンク >> 『デカルトからベイトソンへ 世界の再魔術化』刊行記念トークイベント 佐藤良明 × 柴田元幸 参加記

「何か、サインして頂くのに丁度良いのあるかなぁ」と、書店で物色していた際、あらすじ、文庫の厚さなどから手にしていた作品。

裏表紙からあらすじを引用すると

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新海誠監督が綴った、少年から大人になるまでの三つの恋物語の行方:『小説 秒速5センチメートル』読了

新海誠監督の『小説  秒速5センチメートル』を読了。

(二〇一九年)夏、映画『天気の子』鑑賞後、

<< 2019年9月1日投稿:画像は記事にリンク >> 新海誠監督が描いた、天気を味方にしたものたちが全力で駆け抜けた夏:映画『天気の子』鑑賞記

漠然と『君の名は。』以外の作品について関心を持っていたため書店に立ち寄った際、購入していた経緯。

少年から大人、それそれでの・・

目次に

 第一話「桜花抄」

 第二話「コスモナウト」

 第三話「秒速5センチメートル」

とあり、

最初、短編集かと思いきや、第二話「コスモナウト」ではアングルが女性に切り替えられているものの

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サーシャ・バイン コーチが教授する大坂なおみ選手、セリーナ・ウィリアムズ選手を世界No.1に導いたメンタル:『心を強くする「世界一のメンタル」50のルール』読了

プロテニスプレーヤー大坂なおみ選手と組んで、2018年の全米オープン&2019年の全豪オープンを相次いで制した

Sascha Bajin:サーシャ・バイン コーチの著書『心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール』読了。

ふらっと「何か、出ているかなぁ」と書店に立ち寄った際、サイン本を見付けて購入。

(2019年)9月、偶然見つけたサイン本。

本の裏側を見ると「Strengthen Your Mind」 と原題らしき記載があるものの

日本向けに書き下ろされた著書で、主としてサーシャ・バインコーチの歩みに、

大坂なおみ選手のコーチとして、同就任前のSerena Williams:セリーナ・ウィリアムズ選手のヒッティングパートナーを通じて得られたノウハウが、

” ここに記した50項目を読んで、生きていくことにあなたが自信を深め、人生のどんな苦難にも立ち向かう意欲を養ってもらえれば、こんなに嬉しいことはない。”(p2)

との思いからまとめられています。

誰しもが遭遇する状況で、超一流は?

興味深かった視座を以下に抜粋すると

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新井紀子さんが示した、人生を左右する読解力向上の処方箋:『AIに負けない子どもを育てる」読了

国立情報学研究所教授、社会共有知研究センター長 新井紀子さんの

『AIに負けない子どもを育てる』を読了。

2018年2月に出版された『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』

新井紀子さんが明らかにするAI -人工知能- と共存できる近未来との向き合い方:『AI VS. 教科書が読めない子どもたち』読了

(前著)の続編。

読解力を上げるために

前著で示された課題から「では、どうすれば良いか」という道筋が示されていて、

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野村監督こと野村克也さんが著した野村イズムの集大成:『野球と人生 最後に笑う「努力」の極意』読了

野村監督こと野村克也さんの

『野球と人生  最後に笑う「努力」の極意』を読了。先月(2019年11月)開催された

<< 2019年11月22日投稿:画像は記事にリンク >> 野村監督こと野村克也さんが語った長嶋茂雄選手デビュー戦の衝撃:『野球と人生 最後に笑う「努力」の極意』刊行記念 野村克也さんトーク&サイン本お渡し会 参加記

刊行記念 トーク&サイン本お渡し会で入手していたもの。

野村イズムの集大成

本書は

” この本は、そんな私が辿ってきた軌跡、考えて実践してきたことの数々を、これまでの著書の中から抜き出し、体系的にまとめ直したものである。

いわば野村イズムの集大成の一冊だ。”(はじめに ー 私が野球から学んだ一番大切なこと)

といった趣旨から出版された著書。

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