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上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(室町・戦国時代)』中間記

一旦、中断していた経済評論家 上念司さんの

<< 2019年6月22日投稿:画像は記事にリンク >> 上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(大正・昭和時代)』読了 ②

『経済で読み解く日本史』シリーズの読み進めを再開し、

四冊目となる『経済で読み解く日本史(室町・戦国時代)』を読み始めてから

第一部 中世の「金融政策」と「景気」

 第1章 明の景気が日本経済を左右した時代

 第2章 室町幕府の知られざる財政事情

第二部 謎解き寺社勢力

 第3章 日本経済を牛耳る巨大マフィア

 第4章 京都五山のビジネスと本願寺の苦難

第三部 武将と僧侶の仁義なき戦い

 第5章 信長の先駆者たち

 第6章 吹き荒れる宗教戦争の嵐

 第7章 信長の台頭と室町幕府の終焉

と目次立てされているうちの第二部(第4章)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

時代は移ろえど不変の経済の掟

本編が始まる前の 「序に代えて  〜お金の流れがわかれば「歴史」がわかる  に」

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堀江貴文さんが説く、あり金をすべて使い、やるべきことをやる者たちの時代:『あり金は全部使え』読了

堀江貴文さんの新刊『あり金は全部使え』を読了。

先月(2019年6月)、ブラックマヨネーズ 吉田敬さんのトーク&サイン会後、

会場の青山ブックセンター売場内を回遊していた際に

購入本に書かれていたサイン

本書のサイン本の販売を見つけて入手していたもの。

今の時代に読む『アリとキリギリス』

冒頭の「はじめに  冬に備えないキリギリス」

” 『アリとキリギリス』は、僕たちが長く洗脳されている、「貯金信仰」の象徴的な話だ。

額に汗して働く人生が最善で、そうしなかった者は植えても文句は言えないのだ、と話しているが、果たしてそれは真理だろうか。

・・中略・・

いまや、キリギリスのように「好きなときに好きなだけ食べて」も、まったく困らなくなっている。

もはや食糧は重要な要素ではないのだ。物質的に豊かになったこの時代、驚きや感動、娯楽、快適さなどの付加価値に対価が支払われるようになった。

となれば、現代社会において価値をもって求められるのは、アリの生真面目さよりも、キリギリスの「いまを謳歌する生き方」だ。”(p2-3)

バサッと時代認識に斬り込まれ、

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ブラックマヨネーズ吉田敬さんが妄想と現実の狭間で放った58の思考の軌跡:『黒いマヨネーズ』読了

ブラックマヨネーズ 吉田敬さんのエッセイ58篇が収録された

『黒いマヨネーズ』を読了。本書は『パピルス』『小説幻冬』の連載、『紺色のカラス』が改題され、加筆/修正されたもの。

トークの余韻を引っ張り出されながら

先週、刊行記念トーク&サイン会⬇︎に参加していたことから

<< 2019年6月25日投稿:画像は記事にリンク >> ブラックマヨネーズ吉田敬さんが猛毒エッセイ集に込めた思いを直に聞いてきた:『黒いマヨネーズ』刊行記念 吉田敬(ブラックマヨネーズ) トーク&サイン会 参加記

烏龍パーク 橋本武志氏さんと、すゑひろがりず 南條庄助さんが泣いた話しって

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高城剛さんが、未来予測を仕事とする者を訪ね描き出した30年後の世界:『2049 日本がEUに加盟する日』読了

高城剛さんの『2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生』を読了。

著書で近未来に誘ってくれる高城剛さんの著書ということで買い求めていながら

本作のタイトルが、SF小説のタイトル的な非現実性も感じ、しばし読み始めるまでのタイムラグがありましたが

一旦、読み始めると・・

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副島隆彦さんと佐藤優さんが紐解く国際情勢の深層:『激変する世界を先読みする』読了

評論家 副島隆彦さんと、作家 佐藤優さんの対談本『激変する世界を先読みする』を読了。

全261ページの厚みながら、対談形式であることから読んでいたのは1日半とハイペースに最終ページまで。

ただ、書いてあることはズシ〜ンと重たく、

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伊藤政則さんがロックシーンに遺したかった現場体験史:『伊藤政則の”遺言”』読了

音楽評論家 伊藤政則さんの

『伊藤政則の”遺言”』を読了。

伊藤政則さんの番組は普段フォローしていないながら、ロックに対する造詣の深さは喋りに触れる度に十二分に感じますが

本書は、2019年6月時点で14回を数えるトークイベント『遺言』の第1回から第5回までの内容が収録されているもので

 第1章 ロックの時代が来た!70年代初頭の”日本の洋楽”事情

 第2章 ハード・ロック誕生 スウィンギング・ロンドンと英国ロック

 第3章 IRON MAIDENの衝撃 ハード・ロックからヘヴィ・メタルへ

 第4章 アメリカ主導の時代 ビッグ・ビジネスとなったヘヴィ・メタル

 第5章 崩壊から再構築へ 90年代と”ビッグ・イン・ジャパン”

という目次に沿って、

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酒井高徳選手がコンプレックスを克復し夢を実現させた、人とは違う、それでもいい「ダブル」という考え方:『W〜ダブル〜』読了

先日、ミニトークショー&サイン本お渡し会⬇︎に参加した

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バンブルガーSV所属、サッカー元日本代表 酒井高徳選手の『W〜ダブル〜』読了。

「人とは違う」ことの苦悩

” 幼少期、人とは違うというコンプレックスを抱えて生きていた。”(p249)

細かくは

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梅雨の最中から夏へ向け、積読中六冊

五巻シリーズの上念司さんの『経済で読み解く日本史』の三、四、五巻(江戸時代〜昭和時代)まで読み終えて

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ひと段落したところで、もっか積読状態の六冊+1 ↙️

l to r:上段『中学 歴史 平成30年度文部科学省検定不合格教科書 』竹田恒泰、『四月になれば彼女は』川村元気、『百花』川村元気 下段『激変する世界を先読みする』佐藤優&副島隆彦、『2049 日本がEUに加盟する日』高城剛、『伊藤政則の遺言』伊藤政則、『W〜ダブル〜』酒井高徳

「+1」としたのは、(上掲写真)右下の酒井高徳選手の『W 〜ダブル〜』は、

(たぶん)明日に読了といった状況にあるため。

入手予定の本を現時点で二冊あり、「減らねぇなぁ」といった感覚に ^〜^;

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