「novel:小説」カテゴリーアーカイブ

池井戸潤さんが描く対照的なアキラの運命が交差し人生を賭けた戦いへ挑む物語:『アキラとあきら 上』読み始め

池井戸潤さんの『アキラとあきら  上』を読み始め

 第一章 工場と海

 第二章 マドンナ

 第三章 父と叔父たち

 第四章 進路

 第五章 就職戦線

 第六章 バンカーの誕生

 第七章  BUBBLE

と章立てされているうち「第二章 マドンナ 」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

ふら〜っと立ち寄った書店でサイン本を見つけ、

「『ハヤブサ消防団』とどっちかに」と迷い、『アキラとあきら 上』を選択

購入していた経緯。

次第に接近していく境遇異なる瑛と彬

物語は、

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万城目学さんが描いた見た目普通の女子高生吸血鬼と監視役Qのほろっとさせられるストーリー:『あの子とQ』読了

作家 万城目学さんの『あの子とQ』を読了。

サイン本販売機会を捉えて

(確か)在庫最後の一冊で滑り込み入手

入手していた一冊。

本書は、

” 私は吸血鬼だから。”(p14)

という十六歳の女子高校生 弓子と、

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劇団ひとりさんが描いた明治から大正にかけての浅草で引き裂かれた母娘を巡る物語:『浅草ルンタッタ』読了

ピン芸人劇団ひとりさんの書き下ろし『浅草ルンタッタ』を読了。

苦戦しながらもサイン本

空振りを経て、「とりあえず・・」と立ち寄ってみた書店で在庫されていたサイン本

入手叶い、手元に引き寄せた著書。

理不尽に引き裂かれた母娘の運命・・

話しは、

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中村紬さんとDUSTCELLの世界観が交差した『クロスの行方 ー DUSTCELL小説集 ー』読了

先週、読み始め記 ↓

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をアップロードした『クロスの行方 ー DUSTCELL小説集 ー』を読了。

その後、読み進めたのは

 CULT

 Void

  PAIN

の3話。

” この連続事件は、いつもは加害者側のヤクザや夜の街にたむろっているヤカラが被害者なのである。しかも、もともとは関東全域を勢力下に置いていた広域暴力団の構成員やその下っ端だった者たちだ。”(p149)

という事件から次第に浮かび上がっていく将来を嘱望された若者が辿った挫折と再起への軌跡が描かれた「CULT」に、

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中村紬さんとDUSTCELLの世界観が交差した『クロスの行方 ー DUSTCELL小説集 ー』読み始め

ライター、編集者である中村紬さんの『クロスの行方 ー DUSTCELL小説集 ー』を読み始めてから

 命の行方

 izqnqi

 CULT

 Void

  PAIN

と五話収録されているうちの「命の行方」と「izqnqi」と読み終えたので、そこまでのおさらい。

(2022年)7月、本書発売がTwitterでヒートしていたことから、「一冊買ってみよう」となり入手していた経緯。

ヒット曲をもとにインスパイアされたストーリー

一話目の「命の行方」は

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浅倉秋成さんが描いたSNSなりすましアカウントから犯人に陥れられた男の軌跡:『俺ではない炎上』読了

小説家 浅倉秋成さんの最新作『俺ではない炎上』を読了。

(2022年)6月に読んだ前作『六人の嘘つきな大学生』に ↙︎

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引き込まれたので、

発売直後はスルーして『六人の嘘つきな大学生』に手を伸ばし得られた読後感から浅倉秋成さん2作目となった本書

サイン本入手機会に合わせ購入。

何者かによって作られたTwitterアカウント

本作は、

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佐藤究さんが仕掛けた唯一無二異次元の短編集:『爆発物処理班の遭遇したスピン』読了

前々回、読み始め記 ↓

<< 2022年8月16日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤究さんが仕掛けた唯一無二異次元の短編集:『爆発物処理班の遭遇したスピン』読み始め

をアップロードしていた佐藤究さんの『爆発物処理班の遭遇したスピン』を読了。

稀有な設定から激変していくストーリー

その(読み始め)後、読み進めたのは

 シヴィル・ライツ

 猿人マグラ

 スマイルヘッズ

 ボイルド・オクトパス

 九三式

 くぎ

の六話。

容易に全貌を捉えづらい重厚、濃厚な世界観、展開は最初の二話から変わらずも、

” シリアルキラーが制作した作品は現実にいくつも存在し、そのほとんどはアメリカの法律のおかげで流通することになった。

アメリカでは刑務所にいる囚人にも多くの自由が与えられる。家族や弁護士以外の他人 ー 取材目当てのノンフィクションライター、文通目当ての一般人のファン ー と手紙をやり取りしたり、ときには電話で話すこともできる。

彼らは刑務所内の売店で買い物をし、そろえた資材で絵を描き、そして檻の外に向けてその作品を売ることすら可能なのだ。”(p174)

と連続殺人鬼のアートコレクターとしての顔を持つ銀座の画廊経営者のもとに

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佐藤究さんが仕掛けた唯一無二異次元の短編集:『爆発物処理班の遭遇したスピン』読み始め

小説家 佐藤究さんの短編集『爆発物処理班の遭遇したスピン』を読み始め

 爆発物処理班の遭遇したスピン

 ジェリーウォーカー

 シヴィル・ライツ

 猿人マグラ

 スマイルヘッズ

 ボイルド・オクトパス

 九三式

 くぎ

と八話収録されているうちの二話目の ジェリーウォーカー まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

購入のきっかけは

最後の一冊という巡り合わせで入手したサイン本

サイン本で、通算五冊目となる佐藤究さん本。

一話目の 爆発物処理班の遭遇したスピン のあらすじを帯裏面から拾うと・・

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