白井聡さんが問う「国体」という視点を通じて切り拓く日本の未来:『国体論 菊と星条旗』読了

政治学者 白井聡さんの『国体論  菊と星条旗』を読了。

読み進めている中途に、

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トークイベントを挟んだ経緯から、

本の骨格を掴めた感覚から、全体的に難解と思われたハードルを下げられた印象も、

” 以上、われわれは駆け足で「国体」の二度にわたる形成・発展・崩壊の歴史をたどってきた。

近代前半だけではなく戦後史を、国体概念を基軸としてとらえることの有効性ばかりでなく、今日顕在化した永続敗戦レジームの危機をとらえるうえで、

この概念こそが不可欠な視覚となることを立証しようと、筆者は努めてきた。”(p316)

の本書大半を占める部分は、自分自身、土台づくりが必要で、今後の課題と。

それでも、本書冒頭の二〇一六年八月八日の

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、小田原市でワールドカップ事前キャンプの意向

ワラビーズ、小田原市でワールドカップ事前キャンプの意向

“ ラグビーの2019年ワールドカップ(W杯)日本大会に出場する強豪国オーストラリア代表が小田原市内で事前キャンプをする意向を示していることが28日、分かった。

加藤憲一市場が同日の定例会見で明らかにし「これまでの活動の成果が実り、大変うれしく思っている」と述べた。

市によると、14日に同国ラグビー協会から「公式の認定練習地にしたい」とする文書が届き、1回目の事前キャンプとして今年10月28日から11月3日までの実施を希望しているという。

20年東京五輪の7人制ラグビーの直前合宿を市内で行いたいとの要望もあった。

また、協会側が、練習施設となる城山陸上競技場(同市城山)の一部改修を求めていることから、市はラグビーボール基礎増設工事費750万円を盛り込んだ補正予算案を市議会6月定例会に提出する。財源はスポーツ振興・教育環境改善基金を活用する。

市企画政策課などによると、市は昨年から同国代表の事前キャンプ誘致を進めてきた。今年3月9、10日の両日には、協会関係者が市内を視察。

チームの宿泊先と想定するヒルトン小田原リゾート&スパ(同市根府川)に宿泊し、好感触を得ていたという。

加藤市長は「今後もオーストラリア側と調整が続いていくが、選手が良い結果を出せるよう環境づくりに取り組んでいく」と強調。

小田原市ラグビー協会の高橋敦朗会長は「世界三大スポーツの一つがW杯と五輪と2年続けて開催される。

その一役を担えるのはうれしい」と歓迎し「小田原だけでなく、県西地区でラグビーに取り組む子どもたちにも良い影響がある」と声を弾ませた。

同国は「ワラビーズ」の愛称で知られ、1991年と99年大会を制している。”(出典:カナロコ

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白井聡『国体論 菊と星条旗』刊行記念「国体」は、我々をどこに連れていくのか?白井聡 x 國分功一郎 トークイベント参加記

先日、中間記↓をアップロードした

<< 2018年5月30日投稿:画像は記事にリンク >> 白井聡さんが問う「国体」という視点を通じて切り拓く日本の未来:『国体論 菊と星条旗』中間記

白井聡さんの 『国体論  菊と星条旗』刊行記念トークイベント「国体」は、我々をどこに連れていくのか? に参加。

イベント告知後、早々に「満席」となる人気ぶり・・

哲学者  國分功一郎さんとの対談形式で、

当該イベントを知った時は完全に出遅れて、その時「満席」であったものの

駆け込みセーフで、中央部の座席を確保。

当日のダメ元でキャンセル待ちで出向いて、入場叶ったもの。

『国体論  菊と星条旗』と、その周辺

大学の先輩後輩という間柄で、先輩の國分功一郎さんがリードする形で進行。

下記、印象に残ったところを箇条書きすると・・

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:グレートバリアリーフ、3万年で5回の死滅危機脱す 研究 ②

グレートバリアリーフ、3万年で5回の死滅危機脱す 研究 ②

” 世界遺産に登録され、数百万の観光客が訪れるグレートバリアリーフは現在、サンゴ白化現象に連続して見舞われる苦境にあえいでいる。白化は気候変動に関連する海水温上昇が原因で起きる。

ウェブスター氏と国際チームは、グレートバリアリーフが陥っている現在の苦境をより長期的な背景の中でとらえたいと考えた。

過去3万年間に及ぶ大陸氷床の拡大と縮小によって生じた変化にグレートバリアリーフがどのように対応してきたかを、研究チームは10年以上にわたり調査した。

■魚の「育児室」

今回の研究は、約2万1,000年前に最終氷期間の最寒冷期(最終氷期最盛期、LGM)に入る以前からの期間を対象としている。

当時の平均海水位は現在より約120メートル低かった。

LGMに至るまで海水位が降下したのに伴い、約3万年前と2万2000年前に2回の「壊滅的大量死」事象が発生したことを、研究チームは発見した。

これらの事象はサンゴ礁が空気にさらされたことが原因で起きた。その後、生き残ったサンゴが回復を図るために海の方へ徐々に移動した。

LGMを過ぎて氷床の融解が進むにつれて、今度は海水面上昇に起因する大量死が1万7000年前と1万3000年前に2回発生したことを、研究チームは明らかにした。これらのケースでは、サンゴ礁は陸の方へ移動した。

そして約1万年前に5回目の大量死事象が起きた。これは海水面の上昇と同時に大量の堆積物が海に流出したことが原因とみられる。

ウェブスター氏によると、地球が新たな氷河期に向かうと考えられているため、グレートバリアリーフは「過去の地質学的パターンに従うとすれば、いずれにせよ今後数千年以内に再び死滅寸前に追い込まれる可能性が高い」という。

「だが、人為的な気候変動がこの死を早めるかどうかは、現時点ではまだ分からない」

海洋生物種の約4分の1のすみかとなっているサンゴ礁は、多くの魚種の稚魚が育つ「育児室」の役割も果たしている。”(出典:AFPBB News

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訃報に触れ、故人を偲び、「生かされている」を考えさせられた 2018年5月

大柄連休(ゴールデンウィーク)ムードの真っ只中、始まった5月。

その頃が随分と昔のことのように感じられますが、月間を通して自分で入れ込んだ予定は数えるほど。

その分、極めてごくごく日常を刻んでいたように振り返りますが、

その中で印象に残っているのは、↓

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:グレートバリアリーフ、3万年で5回の死滅危機脱す 研究 ①

グレートバリアリーフ、3万年で5回の死滅危機脱す 研究 ①

” オーストラリア東海岸沖にある世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフ(Great Barrier Reef)は過去3万年で5回にわたり消滅寸前の危機から回復したとする研究結果が28日、発表された。

グレートバリアリーフは現在、海水の温度と酸性度が上昇する中で深刻なストレスにさらされている。

今回の研究結果はグレートバリアリーフがこれまで考えられていたより大きな回復力を持つ可能性があることを示唆している一方で、

今日ほど猛烈な脅威に直面したことはこれまでに一度もなかった可能性が高いと、研究チームは指摘している。

英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(Nature Geoscience)に掲載された論文の共同執筆者で、豪シドニー大学(University of Sydney)のジョディ・ウェブスター(Jody Webster)氏は

「現存する多くのストレスと近い将来に生じると予測されるストレスによって引き起こされる変化のペースに耐えて生き抜く能力が、現在の状態のグレートバリアリーフにあるかどうかについては重大な懸念を抱いている」と話す。

グレートバリアリーフはこれまで環境の変化に対処するために、海水位が上昇傾向にあるか下降傾向にあるかによって海の方か陸の方へ海底を移動してきたことが、今回の研究で分かった。

研究チームは海底16か所で掘削した岩石コアから得られた化石データに基づき、グレートバリアリーフが年に20~150センチ移動できたことを明らかにした。

環境的な難題の集中砲火を浴びている現在の状況に耐えるには、この速度では不十分かもしれない。

グレートバリアリーフが「これほどのペースで進行するSST(海面水温)と海水酸性度の変化に直面したことは恐らくないだろう」と、ウェブスター氏はAFPの取材に語った。

変化のペースは「現在、そして将来の予測においても以前よりはるかに速い」という。”(出典:AFPBB News

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白井聡さんが問う「国体」という視点を通じて切り拓く日本の未来:『国体論 菊と星条旗』中間記

政治学者 白井聡さんの『国体論  菊と星条旗』が、

 第一章 「お言葉は」何を語ったのか

 第二章 国体は二度死ぬ

 第三章 近代国家の建設と国家の誕生(戦前レジーム:形成期)

 第四章 菊と星条旗の結合 ー 「戦後の国体」の起源(戦後レジーム:形成期①)

 第五章 国体護持の政治神学(戦後レジーム:形成期②)

 第六章 「理想の時代」とその蹉跌(戦後レジーム:形成期③)

 第七章 国体の不可視化から崩壊へ(戦前レジーム:相対的安定期〜崩壊期)

 第八章 「日本のアメリカ」ー 「戦後の国体」の終着点(戦後レジーム:相対的安定期〜崩壊期)

 終章 国体の幻想とその力

とあるうちの第五章まで読み終えたので、

「国体」が求められる時代背景

目次(章)を列挙しただけで難解な印象が伝わるものと思いますが、

冒頭の「 序 ー なぜいま、「国体」なのか 」で、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:世界で最も裕福な国 トップ29(#20オーストラリア)

世界で最も裕福な国 トップ29(#20オーストラリア)

” 国際通貨基金(IMF)が4月に公表したデータによると、世界 で最も裕福な国にとって、その面積の大きさは必ずしも富を意味しないようだ。

IMFは年に2度、世界の国々の経済力に関する膨大なデータを公表していて、1人あたりの購買力平価(PPP)ベースのGDP(国内総生産)によって、世界の国・地域をランク付けしている。

ランキングの上位10の国・地域は全て、アメリカや中国、ドイツといった純粋にGDPで世界をリードする国に比べ、面積も小さく、人口も少ない。

1人あたりの購買力平価ベースのGDPが4万5000ドル(約500万円)以上の国・地域は以下のとおり。”(出典:BUSINESS INSIDER JAPAN

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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる