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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに一矢報いシリーズ1勝2敗で終える

ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズに一矢報いシリーズ1勝2敗で終える

” ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ)の、オーストラリア代表“ワラビーズ”との最後のテストマッチ。ここまで2勝のライオンズがシリーズ勝ち越しを決めている。

一矢を報いたいオーストラリアが序盤から試合の流れをつかむ。雨が降り注ぐコンディションの中、深い位置へのキックから相手のキャリーバックを誘うと、トライライン目前のスクラムからフェーズを重ね、前半8分に大外でパスを受けたWTBディラン・ピーチが左スミに飛び込み先制トライをマークした。

その後もポゼッション、テリトリーで上回るオーストラリアが試合を優位に進めるが、ライオンズの守備も奮闘。キャプテンのLOマロ・イトジェが脳震盪と診断されて交替となるアクシデントが起きながら、失点を34分のPGのみに抑え、8-0のオーストラリアリードで前半を折り返した。

後半開始直後の3分台、周辺で落雷の兆候がみられたことで試合が中断、再開まで約40分を要した。中断直前のプレーでライオンズのLOジェームズ・ライアンが頭を打って負傷交替、先発の両LOを欠く事態となる。

スコアが動いたのは後半15分、ライオンズが中盤から大外への展開を試みるもボールが乱れると、オーストラリアのWTBマックス・ジョーゲンセンが拾って約50mを走り切りトライ。SOベン・ドナルドソンのコンバージョンも決まり、リードを15点に広げた。

ライオンズも反撃する。敵陣でのキックから再獲得でチャンスを得ると、ペナルティを誘いながらトライラインに迫る。22分にタップキックからフェーズを重ねて、唯一のウエールズ代表であるFLジャック・モーガンが左中間を押し込みトライ(G)。8点差に迫った。(7-15)

再び流れをつかんで攻め込むオーストラリアに対し、ライオンズはペナルティが重なりPRローナン・ケラハーがイエローカードを受ける。31分、数的有利のオーストラリアは途中出場のSHテイト・マクダーモットがラックサイドの狭いスペースに体をねじ込んでトライ(G)。勝利を大きく手繰り寄せた。

ライオンズが終盤にFWを中心に押し込んで1トライを返したところでフルタイムに。最終戦でプライドを見せつけたワラビーズが22-12で勝利をつかんだ。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:連邦政府 16歳未満のSNS利用禁止、YouTubeも対象

連邦政府 16歳未満のSNS利用禁止、YouTubeも対象

” オーストラリア政府は、16歳未満の子どものSNS利用を禁止する法律について、動画投稿サイトのYouTubeも禁止の対象に加えると発表しました。

これについて、30日に記者会見を開いたアルバニージー首相は「重要な点は、16歳未満の若者はYouTubeのアカウントを作れなくなることだ」と述べ、動画投稿サイトのYouTubeも禁止の対象に含めると発表しました。

一方、教育目的で、学校で教師が生徒にYouTubeを見せることや、親が子どもに見せることを妨げるものではないとしています。

会見の中では記者から、YouTubeはアカウントがなくても動画を見られることから、実効性を疑問視する質問も出されていました。

政府は当初、対象となるSNSについて、インスタグラムやTikTokなどをあげ、YouTubeについては教育目的でも使われるとして対象から除外していましたが、子どもに有害なコンテンツも含まれるとして一転禁止の対象に加えるとしました。

YouTubeを運営する「グーグル」は、「次の対応を検討し、政府との対話を継続していく」とのコメントを出しましたが、現地の複数のメディアは、政府の方針に反発し、法的措置も検討していると伝えています。”(出典:NHK

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2025年6月

失業率 − 2025年6月

” オーストラリアの労働市場が緩み始めている兆しが出てきた。6月の失業率が予想外に上昇し、雇用が伸び悩んだことで、来月の利下げ見通しが強まった。

豪統計局が17日発表した6月の失業率は4.3%と、2021年11月以来の高水準となった。市場予想は前月と同水準の4.1%だった。6月の雇用者数はわずか2,000人増にとどまり、増加分は全てパートタイム。エコノミスト予想では2万人増とされていた。

この発表を受けて、豪ドルは0.5%下落し、政策に敏感な豪3年国債利回りも低下。一方で、豪株式相場は上昇した。

短期金融市場では8月の利下げが完全に織り込まれ、さらにその後もう1回の金利引き下げ、そして3回目の利下げの確率も50%程度と見込まれている。”(出典:Bloomberg

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの初戦敗れる

ワラビーズ、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの初戦敗れる

” ホームユニオン4か国のトッププレーヤーが4年に1度集結するブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(B&Iライオンズ)。オーストラリア代表“ワラビーズ”とのテストマッチ第1戦がブリスベンでおこなわれた。

前半2分、ゲーム最初のペナルティでショットを選択したライオンズ。SOフィン・ラッセルのキック成功で3点を先制すると、その後もペースをつかみ9分に右中間でラインブレイクしたCTBシオネ・トゥイプロトゥのトライ(G)で10点を先行した。

ビハインドのオーストラリアは29分に自陣からのキックをWTBマックス・ジョーゲンセンが再獲得、右サイドを走り抜くトライで5点を返した。しかしライオンズは流れを渡さない。36分にペナルティからタップで攻めた3フェーズ目、FLトム・カリーが左中間を押し込んで7点を追加、17-5のスコアで前半を折り返した。

後半2分、ライオンズがラインアウトのスティールからビッグゲイン、最後は右大外でHOダン・シーハンがトライ(G)、リードを広げた。

10分を過ぎるとオーストラリアが攻め込む時間が多くなるが、なかなかスコアには至らない。待望のトライは28分、深い位置でのラインアウトからFWを中心に攻め込み、FLカルロ・ティッツァーノが左中間にグラウンディング。7点を返した。(12-24)

ライオンズが34分にPGでリードを安全圏に広げてから、オーストラリアは39分にSHテイト・マクダーモットがラックサイドを抜けてトライ(G)を決めてフルタイムに。ワラビーズとの第1テストマッチは27-19でライオンズが制した。

ライオンズは22日にオーストラリア先住民と太平洋諸国の連合チーム「ファーストネーションズ&パシフィカXV」と対戦した後、26日と8月2日にワラビーズとのテストマッチを戦う。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:降板騒動のオーストラリア館、2026年ヴェネチア・ビエンナーレ代表作家の復帰決定

降板騒動のオーストラリア館、2026年ヴェネチア・ビエンナーレ代表作家の復帰決定

” レバノン出身のアーティスト、ハーレド・サブサビとキュレーターのマイケル・ダゴスティーノが2026年のヴェネチア・ビエンナーレ、オーストラリア館代表に復帰することが明らかになった。

美術関係者からの強い批判と、同館主催団体のガバナンスに問題が発覚したことを受け、主催団体が2人の降板を撤回した。

レバノン出身のアーティスト、ハーレド・サブサビとキュレーターのマイケル・ダゴスティーノが、2026年のヴェネチア・ビエンナーレ、オーストラリア館の代表作家に復帰することが明らかになった。

2人は今年2月初旬、オーストラリア館の主催団体であるクリエイティブ・オーストラリアによって同国の代表から降板させられたが、アート・ニュースペーパーが報じたところによれば、政治的動機による検閲行為との批評家による非難と独立調査の結果を受け、降板を撤回したという。

降板騒動の発端は、オーストラリアの有力紙、オーストラリアン紙がサブサビの2007年のビデオインスタレーション《You》を批判し、サブサビを代表作家に据えることは「人種差別への創造的アプローチ」であると非難したこと。《You》では、2006年のイスラエルによるレバノン侵攻が停戦を迎えた後に演説をするヒズボラの指導者、ハッサン・ナスララに焦点が当てられていた。

作中にはナスララの顔から光線が放射される場面があり、《You》を所蔵するオーストラリア現代美術館は、これを「神聖な光明を示唆するもの」と説明し、文脈によってメディアが人物を神格化したり、悪魔化する現象の考察を促すものだとしている。

オーストラリアン紙に掲載されたコラムはさらに、サブサビとダゴスティーノが「イスラエルのボイコットを助長している」と指摘。2022年にサブサビがイスラエル政府の後援を理由にシドニー・フェスティバルから撤退したことを引き合いに、両者が「国の評判を左右するもの」として不適格だと主張した。

記事が公開された数日後、クリエイティブ・オーストラリアの理事会は全会一致で両者の起用を取りやめた。その理由として「長期間にわたる分裂的な議論」が生じる可能性を挙げ、人々からの信頼を保つために必要な措置だと説明した。2人の降板は大々的に発表されず、サブサビの過去作や論争について触れることはなかった。

この発表には反発の声が瞬く間に上がった。クリエイティブ・オーストラリアのシニア・スタッフであるミカラ・タイやタミナ・マスキニヤールは抗議の意を示して辞任したほか、オーストラリア館のコミッショナーをかつて務めたパトロンのサイモン・モルダントもオーストラリア館への支援打ち切りを発表し、国際大使の職も辞任している。その後モルダントは、この騒動を「オーストラリアと芸術にとって非常に暗い日」と評した。”(出典:ARTnews JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ、フィジーを接戦で振り切る

ワラビーズ、フィジーを接戦で振り切る

” オーストラリア代表“ワラビーズ”は、7月6日のフィジー代表戦に向けた36名のスコッドを6月19日に発表した。

FW20名、BK16名の構成で、2024年にテストマッチデビューを飾ったばかりのFL/NO8カルロ・ティッツァーノ、WTB/FBハリー・ポッターらのプレーヤーが17名と半数近くを占める一方、元キャプテンのHOデイヴィッド・ポレッキのようなベテランも選出された。ワラビーズ歴代最多143キャップのPRジェームズ・スリッパーも名を連ねた。

スーパーラグビー・パシフィックのシーズン中の5月に顎を骨折した、WTB/FBジョセフ=アウクソ・スアリイもスコッドに入っている。テストマッチ出場歴のないアンキャップトプレーヤーは、FL/NO8ニック・チャンピオン・ドクレスピニー、WTB/FBコーリー・トゥールの2名のみ。

ジョー・シュミットHCは「コーチ陣と健全かつ強力な議論を重ね、スコッドとしてハードワークしつながりを持つことができるグループを選抜できたと思います」とコメント。ビッグイベントであるブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ戦を控える中、「今はフィジー戦に集中していますし、今年1月以来の再始動ですので、すぐに全力で動き出す必要があります」と、直近のターゲットを示した。 “(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:最も収入の高い職業トップ10は?

最も収入の高い職業トップ10は?

” ATOが発表した新データから、国内で最も高収入の職業が発表され、トップの職業は14年以上変わっていないことが明らかになった。

データによると、2010-11年の報告開始以来、依然として外科医が最も高給な職業となっており、4,247人の2022-23年度の平均課税所得額は47万2,475ドルだったという。2位は麻酔科医で44万7,193ドル、3位は金融ディーラーで35万5,233ドルとなっている。

国内で最も給与の高い職種トップ10は以下の通り:
1. 外科医 – 47万2,475ドル
2. 麻酔科医 – 44万7,193ドル
3. 金融ディーラー – 35万5,233ドル
4. 内科医 – 34万2,457ドル
5. 精神科医-28万8,146ドル
6. その他開業医-25万9,802ドル
7. 鉱山技師:20万6,408ドル
8. 司法またはその他法律専門家 – $20万6,408
9. CEOまたは常務取締役 – 19万4,987ドル
10. 金融投資アドバイザー – 19万1,986ドル

また、データでは国内で最も富裕層の高い郵便番号も発表しており、トップ10のうち7つがNSW州に集中している。

1位は「2027」で、シドニー東部のポイント・パイパー、ダーリング・ポイント、エッジクリフ、HMASラッシュカッターのエリアだった。このエリアの住民5,841人の平均課税所得は27万9,712ドルとなっている。2位はダブルベイ(郵便番号2028)で25万5,901ドル、3位はウーララ(2025)で24万2,267ドルと続いた。

国内で最も富裕層の多い郵便番号トップ10は以下の通り

1.NSW 2027 : ダーリング・ポイント、エッジクリフ、HMASラッシュカッターズ、ポイント・パイパー – 27万9,712ドル
2. NSW 2028:ダブルベイ – 25万5,901ドル
3. NSW 2025:ウーララ – 24万2,267ドル
4. VIC 3142:ホークスバーン、トゥーラック – 24万1,511ドル
5. NSW 2030:ドーバーハイツ、ローズベイ・ノース、ヴォークルーズ、ワトソンズ・ベイ – 23万6,750ドル
6. NSW 2108:コースターズ・リトリート、パームビーチ、カラウォン・ビーチ– 23万3,344ドル
7. VIC 3844:ポートシー – 22万2,254ドル
8. NSW 2023:ベルビュー・ヒル – 21万6,383ドル
9. WA 6011: コッテスロー、ペパーミント・グローブ – 21万3,621ドル
10. NSW 2110:ハンターズ・ヒルズ、ウールウィッチ – 20万8,902ドル”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2025年5月

失業率 − 2025年5月

” オーストラリア統計局が19日発表した5月の就業者数は予想に反して減少した。ただ、フルタイム雇用が増加したほか、失業率は横ばいとなり、堅調が続いていることを示した。

就業者数は前月比2,500人減少。市場予想は2万2,500人増だった。4月(改定値)は8万7,600人増加していた。 失業率は横ばいの4.1%で予想と一致。

労働参加率は67.0%に低下した。労働時間は横ばいだった4月から1.3%増加した。 フルタイム雇用は3万8,700人増。 スワップ市場が予想する7月の25ベーシスポイント(bp)利下げの確率は65%で、統計発表前とほぼ変わらず。

オックスフォード・エコノミクス・オーストラリアのエコノミスト、カー・チョン・ロー氏は「雇用の減少は労働市場が突然反転したことを示すものではない」とし「今回の減少の一部は、4月の異例の急増後の正常化を反映している。同様に、労働時間の増加、不完全雇用の減少、フルタイム労働者の増加は、企業が引き続き労働力を求めていることを示している」と述べた。”(出典:Reuters

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