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上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(明治時代)』読了

経済評論家 上念司さんの『経済で読み解く日本史(明治時代)』を読了。

中間記⬇︎をアップロードしてから

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読み進めたのは

 第4章 経済で読み解く日露戦争

 終章 講話反対から日米対立へ ー 新聞と不平士族の怨念

の二章。

読中読後、印象に残った箇所を抜き出すと、

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黒田鉄山先生を感じてきた:『鉄山に訊け』出版記念イベント 演武実演&リアル鉄山に訊け&サイン会 参加記

振武舘黒田道場 黒田鉄山館長の著書

『鉄山に訊け』出版記念イベント 演武実演&リアル鉄山に訊け&サイン会に参加。

稀有な機会から早々に完売に。
会場は神保町の書泉グランデ 7F(イベント中の撮影禁止)

最初は、5分ちょっと剣術の実演。静寂から瞬間的に抜かれる刀の静から動くへのコントラストと緊張感が印象的。

 【ショートver】「鉄山に訊け」出版記念イベント

続いての「リアル鉄山に訊け」では、月刊誌『秘伝』に長期連載中の「鉄山に訊け」の現実版ということで、

貴重な機会から参加者の中から次々と手が上がり、問われたのは・・

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上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(明治時代)』中間記

経済評論家 上念司さんの『経済で読み解く日本史(明治時代)』を読み始めて

 第1章 金本位制の時代

 第2章 難航する貨幣改革

 第3章 経済で読み解く征韓論と日清戦争

 第4章 経済で読み解く日露戦争

 終章 講話反対から日米対立へ ー 新聞と不平士族の怨念

と章立てされているうちの第3章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

内包された欠陥

冒頭、金本位制・・

” 政府が発行する通貨の裏づけ資産として、金(ゴールド)の保有を義務付ける制度 “(p12)

について文面が割かれており、

” 金本位制とは慢性的な通貨供給不足を招きやすく、デフレ期待を醸成しやすいという欠陥がありました。

世界経済は数年おきに大恐慌に見舞われ、そのたびに国内には過激思想が台頭します。

最悪の場合、その過激思想を信じる人々が政権を取り、戦争を始める場合もあります。

二度の世界大戦の理由はまさにそこにありました。つまり、金本位制がデフレを誘発し、デフレによって景気が悪化、人々の生活基盤が破壊され、経済的に困窮した人々が過激思想に走る。

これこそが、人類を滅亡に導きかねない世界大戦の真の原因だったのです。

このような金本位制の欠陥さえ知っていれば、歴史教科書を読まなくても、いつ、何回デフレの悪影響が世界を襲ったのかを類推できるのではないでしょうか。”(p21)

といった時代背景について大づかみの捉えが示され、史実が紐解かれていきます。

押し寄せる変化のうねり

前巻(シリーズ第3巻)の⬇︎江戸時代から

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変化のスピードが上がり、字面だけを追ってしまうと流れを見失いがちにもなっていますが・・

近代化によって

” 秩禄(註:大名たちの将来的な生活を保障すべく、多額の「年金」を支給する新政府の救済策//p.67)はいずれ処分されるものであるという国民的なコンセンサスは思いのほか早く形成され、新聞紙上には「座食」「居候」「平民の厄介」「無為徒食」といった士族へのありとあらゆる罵詈雑言が並びました。

世間一般の士族に対する目は厳しく、「国家への務めを果たしていないのに租税を消費するのは公理に背く」という見方が大多数だったからです。”(p71/括弧書き省略)

社会的な居場所を失うことになってしまった士族からうかがえる歪みに、

” 当時、日本の安全保障政策においてロシアの南下をいかにして食い止めるかは喫緊の課題でした。

ところが、支那と朝鮮が近代化の努力を怠り、欧米列強に食い物にされ弱体化しています。

こんなことではロシアに簡単に侵略されてしまう。彼等にも早く維新を起こしてもらい、欧米列強に対抗するために近代化を図ってもらいたい。

これこそが日本が支那と朝鮮に託した希望でした。”(p88)

と外から迫り来る危機に、内に外に良かれ悪かれうねりが充満していたことが、よく伝わってきます。

原則と、今、この時と

歴史を学ぶことの意義、「歴史は繰り返す・・」ということでは

” 通常、景気後退局面でやるべきことは金融緩和と財政支出の拡大です。・・中略・・

ところが、松方(註:松方正義)は金融緩和どころか、引き締めを継続し、政府支出を削減し、増税を行うという典型的な緊縮財政を実行しました。”(p135)

の件(くだり)が、景気後退が指摘され増税間近とされるこのタイミングで妙に引っかかったり・・

酒井高徳選手が語った自伝『W 〜ダブル〜』に込めた思い:ハンブルガーSV所属 プロサッカープレイヤー 酒井高徳さん ミニトークショー&サイン本お渡し会 参加記

Hamburger SV(ハンブルガー SV所属)、元サッカー日本代表 酒井高徳選手の自伝

『W~ダブル~ ー 人とは違う、それでもいい  ー』出版記念ミニトークショー&サイン本お渡し会に参加。

壇上の眺め。イベント中の撮影不可。

サイン本お渡しの前に、20分ミニトークショーが予定されており、

冒頭出版社の方から、本書出版の経緯について

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上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(江戸時代)』読了

前々回、中間記をアップロードした

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経済評論家 上念司さんの『経済で読み解く日本史(江戸時代)』を読了。

読み進めたのは、本書 中、後半の

 第4章 借金苦に喘ぐ大名、アイデアに溢れる商人

 第5章 「民間の活力」を生かせなかった江戸幕府

 第6章 明治維新の原動力になった江戸の蓄積

というところ。

痛恨のミス、開国への・・

幾つかポイントがある中で

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上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史(江戸時代)』中間記

先月(2019年5月)、刊行記念トーク&サイン会に参加していた上念司さんの

<< 2019年5月29日投稿:画像は記事にリンク >> 上念司さんが紐解くお金を斬り口にした日本史:『経済で読み解く日本史』刊行記念 上念司さんトーク&サイン会 参加記

『経済で読み解く日本史』を読み始め。

「五巻あるうちのどれからにしようかなぁ」と、本来、最初(最古)から読みたい性分であるものの、

三巻目の「江戸時代」から。

経済の基本から史実の背景をストーリーで

その中で今回は、

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古市憲寿さんが、敵味方の枠を取っ払い、できるだけ正直に綴られた連載集『誰の味方でもありません』読了

社会学者 古市憲寿さんの『誰の味方でもありません』を読了。

古市憲寿さんは、昨年(2018年)共著⬇︎を読んでいたり

<< 2018年12月4日投稿:画像は記事にリンク >> 國分功一郎さんと古市憲寿さんが議論した、巨大な複雑な社会での模索される暮らし方:『社会の抜け道』読了

TV番組などの出演から顔と名前は一致する状態であったものの、近寄り難さのようなものを感じていて、

それは本書に

” 小沢一郎に再婚相手を聞いたり、”(p12)

とあり、「あぁ、あの時の人かぁ・・」と。

本書を引き寄せたのはサイン本を見つけた⬇︎のがきっかけ。

<< 2019年5月20日投稿:画像は記事にリンク >> 読むサイン本に、読まぬサイン本で、サイン本考。

書かれている内容は、

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長州力選手と因縁の19人が赤裸々に語った等身大の長州力:『証言 長州力「革命戦士」の虚と実』読了

引退試合を(2019年)6月26日に引退試合を控える長州力選手について(帯によると)因縁を持つ19人が

ざっくばらんに語った『証言 長州力「革命戦士」の虚と実』を読了。

プロレス界を包み込んだ存在感

本書で証言しているのは

前田日明さん、藤原喜明選手、大仁田厚選手、ミスター高橋さん、ターザン山本さん、田中ケロさんと選手/元選手に限らずさまざま。

目次2/7(19名中6名)

279ページ+詳細 長州力完全年表と分厚い一冊ながら、

書かれてある大概のことに興味あり、さくさくっと読み進めていき読了に至りました。

トップバッターを飾る前田日明さんから

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