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細田昌志さんが迫った格闘技が最も暑かった頃のリアル:『格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録』読了

先週末(2025/7/6)、

<< 2025年7月6日投稿:画像は記事にリンク >> 細田昌志さんが迫った格闘技が最も暑かった頃のリアル:『格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録』中間記

中間記をアップロードした細田昌志さんの『格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録』を一昨日読了。

その(中間記)後、読み進めた

 第7章  猪木、雲隠れ

 第8章   ヒョードル来日

 第9章   大晦日狂騒曲

 第10章  格闘技が紅白に勝った日

 終章  勝者なき戦争

で、話しは次第にタイトル(=格闘技が紅白に勝った日)に掲げられた

” ビデオリサーチ社が、毎分視聴率の計測に重点を置くようになったのは、リモコン使用が主となった1985年以降だが、大晦日に限っては、どれほど紅白歌合戦が視聴率を下げようと、瞬間でも紅白を上回る裏番組が現れることはなかった。

それが、2003年大晦日は、歴史が塗り替わった年となった。”(p379-380)

核心に迫る形となり、偉業に相当する光あれば

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細田昌志さんが迫った格闘技が最も暑かった頃のリアル:『格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録』中間記

著述家 細田昌志さんの『格闘技が紅白に勝った日 2003年大晦日興行戦争の記録』を読み始めて

 序章 フジテレビショック

 第1章  史上最大の格闘技ワールドカップ

 第2章  石井和義逮捕

 第3章  ミルコ・クロコップという奇跡

 第4章  あの夏のタイソン

 第5章  今年は日本テレビが中継

 第6章  曙太郎 対  ボブ・サップ

 第7章  猪木、雲隠れ

 第8章   ヒョードル来日

 第9章   大晦日狂騒曲

 第10章  格闘技が紅白に勝った日

 終章  勝者なき戦争

と章立てされているところ、「第6章  曙太郎 対 ボブ・サップ 」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

細田昌志さんの著者は ↓

<< 2024年7月30日投稿:画像は記事にリンク >> 細田昌志さんが辿った力道山、田中敬子さんの生涯。そしてアントニオ猪木:『力道山未亡人』読了

以来1年弱ぶりで通算3冊目。

本書も約430頁と、(2025年4月末の)購入時点から

<< 2025年5月1日投稿:画像は記事にリンク >> 『格闘技が紅白に勝った日』刊行記念トークイベント 石井和義館長 × 細田昌志「2003年大晦日の真実」参加記

読み始めるにあたり相応の覚悟を求められる厚さ/重量感ながら

” 観客動員数は2万8,648人。「過去の東京ドーム興行の最低」と発表されたが「2万人? 嘘だよ、実際は1,000人程度」と和田はこぼす。”(p55)

と惨憺たる興行結果に帰した UFO LEGEND の舞台裏に、

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みうらじゅんさんが説く「老いてもなお・・」な日常:『アウト老のすすめ』読了

イラストレーターなど(多方面で活躍されている)みうらじゅんさんの帯によると、

> 息苦しい社会に風穴を開ける珠玉のエッセイ95本

との『アウト老のすすめ』を読了。

発売記念イベント開催に動画の発信等

【還暦過ぎたらみんな同い年】「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」l アウト老のすすめ

注目を集めている最中、狙いを定めていたサイン本入荷情報にタイミング良くアクセスし入手していた経緯。

出典:紀伊国屋書店 新宿本店 X(画像は一部修正)取り置きし安堵した直後のスクリーンショット

本書は「週刊文春」での連載「人生エロエロ」(2022年11月24日号〜2024年11月7日号)から抜粋、加筆、修正されたもので、タイトルからみうらじゅんさんの老年考?と思いきや・・

” 平日の朝イチ上映回。僕を含めたかつての憧れ組が劇場に30人ほどいた。流石にポンチョ姿の老コスプレイヤーはいなかったけど、それなりに濃いメンツ。言うなれば『アウト老』である。”(p218)

と67歳を迎えているみうらじゅんさんの「老いてなお」といった日常に

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梅雨を迎えクセある内容作揃いし 2025年4、5月購入積読6冊

(2025年)4月中旬に積み上がっていた

<< 2025年4月13日投稿:画像は投稿にリンク >> 桜の時期が過ぎ、春本番、大型連休を見据え揃いし 2025年2、3月購入積読6冊

2、3月購入積読6冊を2ヵ月かけて読み終え、新たに積み上がりし、

l to r:(上段)細田昌志『格闘技が紅白に勝った日』, 大﨑洋『あの頃に戻りたい。そう思える今も人は幸せ』, みうらじゅん『アウト老のすすめ』(下段)宮本慎也 廣瀬俊朗『キャプテンの言葉』, チャンス大城『チャンス大城の霊怖 人怖』, おいでやす小田『幸せってなんですか?』

4、5月購入積読6冊。上段が4月購入分で、下段が5月購入分で何れもサイン本。

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エマニュエル・トッドが断言するアメリカ、ヨーロッパ、そして日本が突き進む現実:『西洋の敗北 日本と世界に何が起きるのか』読了

歴史人口学者・家族人類学者 Emmanuel Todd:エマニュエル・トッドの『西洋の敗北  日本と世界に何が起きるのか』を昨日読了。

(確か2025年)1月頃、YouTubeの推奨で上がってきた ↓

【トランプは「敗北の大統領」となる】ロシア勝利を望む「その他の世界」l 日本の “真の敵”は アメリカだ l EU崩壊の原因はプロテスタンティズム減衰【エマニュエル・トッド】

を視聴し内容に興味を持ち、珍しくサイン無しで入手していた著書。

本書は

 序章  戦争に関する10の驚き

 第1章  ロシアの安定

 第2章  ウクライナの謎

 第3章  東欧におけるポストモダンのロシア嫌い

 第4章  「西洋」とは何か?

 第5章   自殺幇助による欧州の死

 第6章  「国家ゼロ」に突き進む英国 ー 亡びよ、ブリタニア!

 第7章  北欧 ー フェミニズムから好戦主義へ

 第8章  米国の本質 ー 寡頭制とニヒリズム

 第9章  ガス抜きをして米国経済の虚飾を正す

 第10章  ワシントンのギャングたち

 第11章 「その他の世界」がロシアを選んだ理由

 終章  米国は「ウクライナの罠」にいかに嵌ったか  一九九〇年ー 二〇二二年

 追記  米国のニヒリズム ー ガザという証拠

 日本語版へのあとがき ー 和平は可能でも戦争がすぐには終わらない理由

の章立てに沿って、事細かに論が展開されていきます。

特徴的なことは

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野生爆弾くっきーさんの視点で振り返る昭和と平成の流行り:『愛玩哲学』読了

野生爆弾くっきーさんの

 > 平成昭和の流行が流行を振り返る!

との視点から上梓された『愛玩哲学』を読了。Xで発信された情報をもとに立ち寄ってみたサイン本を見つけ、

「まだあるかなー」と入店した書店で在庫確保.-

くっきーさん独特の世界観に関心あったことから購入した経緯。

そでに

” 私の初期中期時代脳記憶をふんだんに蘇らせて紙に置いた次第です。”

と記された本書は

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伊東勤さんが振り返った西武ライオンズが強かったわけ:『黄金時代のつくり方 あの頃の西武はなぜ強かったのか』読了

現役選手時代 西武ライオンズ(現 埼玉西武ライオンズ)で中心選手として黄金期を築いた伊東勤さんの『黄金時代のつくり方  あの頃の西武はなぜ強かったのか』を読了。

サイン本に反応し購入

(2025年)2月、ふらっ〜と立ち寄った書店でサイン本を見つけ即反応していた次第。

本書は

” ありがたいことに、私には「西武黄金期の正捕手」「常勝西武の司令塔」といった「まくらことば」があります。

元プロ野球選手にとっては、監督やコーチといった指導者になるにせよ、テレビやラジオで野球中継の解説をするにせよ、新聞や雑誌で記事を書くにせよ、わかりやすいキャッチフレーズやまくらことばがあるのは大きなメリットです。

西武黄金期の正捕手 ー。

・・中略・・

本書では、そんな仲間たちや指導者たちと一緒に築き上げた「西武ライオンズ黄金時代」について、あらためて語ろうと思います。

私たちが心血を注いだ「西武ライオンズ」とはどんなチームだったのかを、余すことなく語ろうと思います。”(p5-6)

というタイトルに沿った前提のもと、

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アントニオ猪木さんの実弟 猪木啓介が明かす兄の実像:『兄  私だけが知るアントニオ猪木』読了

アントニオ猪木さんの実弟 猪木啓介さんの『兄  私だけが知るアントニオ猪木』を今朝読了。

先月(2025年3月)開催された

<< 2025年3月19日投稿:画像は記事にリンク >> 弟から見たアントニオ猪木さんの生前の姿が胸に響いた:『兄 私だけが知るアントニオ猪木』刊行記念 猪木啓介 ・藤波辰爾トークショー 参加記

刊行記念トークショーで入手していた著書。

” 本書は、猪木家の末弟である私から見た、5歳年上の兄・猪木寛至の「人間の記録」である。ブラジルへの移民、力道山との出会い、新日本プロレス、政治と事業、4度にわたる結婚、そして晩年の兄弟断絶と闘病。70年余に及んだ兄弟の歴史を、すべてここに記した。”(p5-6)

という主旨で、数多に及ぶであろうアントニオ猪木本が出版されてきた中、

” 新日本プロレス時代からそうだが、兄貴は一切、雑誌や新聞記事の類を読まない。取材は受けるが掲載された記事は読まないし、本を出しても、自分で原稿を書いているわけではなく、内容をチェックするのは側近かマネージャーだ。”(p237)

と記載される中、アントニオ猪木さんご自身のフィルターは当然の如く通っていませんが、血縁、身内の立場から書かれた貴重な著書であろうと注目した次第。

記述には

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