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栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読了

栗山英樹北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』を読了。

先週(2025/3/7)アップロードした中間記 ② から

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読み進めたのは、

 6  稚心を去る 第3章:監督としての1000試合  7年目の備忘録とともに(p709〜)

 7  集大成(2019〜2021)

    8  考察  野球論

   9   光るべきもの

の計140ページ弱。7 集大成(2019〜2021) 以降は本書刊行に当たっての新原稿で、一昨年(2023年9月)読んだ  ↙︎

<< 2023年9月14日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了

『栗山ノート2 世界一への軌跡 』が、侍ジャパンに焦点を当てられたのに対して、『監督の財産』は主に北海道日本ハムファイターズ監督在任中の軌跡について。

根底にあるのは

” 私が本を書く理由はここにある。三原さんには遠く及ばない存在ではあるけれど、私の言葉でいつか誰かが救われるかもしれない。何より、プロ野球に携わった人間として、これだけ野球をさせてもらったから、そこで学んだこと、失敗したこと、感じた事を残す責任があると思っている。”(p832)

と面識はないながら多大な影響を受け学ばされたとの三原脩さんが遺されたメモに相当するものとして10年間の試行錯誤、苦闘がつぶさに記されています。

総括的なところで

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栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ②

10日ほど前(2025/2/25)に中間記 ① ↓

<< 2025年2月25日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①

をアップロードした栗山英樹北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』をその後

 5  最高のチームの作り方(p493〜)

 6  稚心を去る(p657〜)

と読み進め、 6  稚心を去る は中途で 第2章:「四番」の責任 中田翔と清宮幸太郎 (〜p708)まで読み終えたので、その部分のおさらい。

日本一に上り詰めた2016年、最大11.5ゲーム差をつけられた中での

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栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①

9日前(2025/2/16)に

<< 2025年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め

読み始め記をアップロードした栗山英樹北海道日本ハムファイターズ前監督及び 侍ジャパン前監督の『監督の財産』、その後

“『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)”(p13-14)

に相当する

 3  伝える。(p221〜)

 4  未徹在 (p359〜)

を読み終えたので、その部分の振り返り。印象に残った箇所を以下に抜粋すると、

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栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め

北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパンで監督を務められた『監督の財産』を読み始めて

 1  監督のカタチ  

 2  覚悟

 3  伝える。

 4  未徹在

 5  最高のチームの作り方

 6  稚心を去る

 7  集大成(2019〜2021)

    8  考察  野球論

   9   光るべきもの

と章立てされているうち、 2 覚悟 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

年初のイベント参加で入手した二冊のうちの一冊  << 2025年1月16日投稿:画像は投稿にリンク >> 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記

『監督の財産』は

” 本書は、私がファイターズ時代に出した『覚悟』(監督1年目、2012年)、『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)、『最高のチームの作り方』(監督5年目、2016年)、『稚心を去る』(監督の7年目のシーズン後、2019年)を収録しつつ、その後に経験した監督生活で学んだことをまとめた。私にとっては、ファイターズの監督として1年目のシーズン後を皮切りに現在に至るまでの「監督・栗山英樹」としての集大成となる。”(p13-14)

というもの、実に5冊+αで計845ページに及ぶ著書。

読み進めた中で刺さってきた箇所の一部を以下に抜粋すると

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寒々した日々から暖かな春に向かいし時期に揃いし 2025年1月購入積読4冊

(2025年)年明け落ち着いた頃に積み上がっていた2024年12月購入積読4冊を快調に1ヶ月弱で読み切り、

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新たに積み上がりし

l to r:(上段)栗山英樹『監督の財産』, 栗山英樹『栗山英樹の思考』, 工藤公康『数字じゃ。野球はわからない』(下段)佐久間良子『ふりかえれば日々良日』

2025年1月購入積読4冊。 続きを読む 寒々した日々から暖かな春に向かいし時期に揃いし 2025年1月購入積読4冊

仲野太賀さん、上出遼平さん、阿部裕介さんが目指した世界一美しい谷への軌跡:『MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st Blaze Langtang Valley』読了

俳優 仲野太賀さん、ディレクター上出遼平さん、写真家阿部裕介さんのネパールで世界一美しい谷と評されるランタン谷を目指した旅行記が綴られた『MIDNIGHT PIZZA CLUB 1st Blaze Langtang Valley』を読了。

本書出版時、X で話題になっていることにフラグが立った後に触れた

争奪戦の様相を呈していたサイン本を年末の喧騒の最中、辛うじて確保.-

サイン本入荷情報に高速で反応し、2024年最後に手に入れた本。

New Yorkの狂乱から一路Nepalへ

本書は、

” そして私たちはそれから丸三日、眠ることも忘れて遊び続けた。妙な興奮は何度布団に潜り込んでも途切れることがなかった。ダイナーで飯を食い、自転車で街を駆け巡り、クラブで踊り狂い、カラオケで喉を嗄らし、ピザ屋に駆け込んで腹を満たした。それが悪夢のように繰り返された。熱病に冒されたようで、出口のない輪に囚われたようでもあった。ニューヨークのピザ屋は朝まで営業している。というより、朝までやっている飲食店といえばピザ屋くらいしかない。だから私たちは、連日連夜ピザを食うことになった。何度目かわからない深夜の後、何軒目かわからないクラブで向かうタクシーの中で、私たちはミッドナイト・ピッツア・クラブという名を授かった。嘘じゃなく、私たちのタクシーに衝突するようにして、その名前は私たちのもとにやって来たのだった。

さて、そんな混乱の中で、私たちはネパールに行くことを決めたらしい。”(p30-31)

とニューヨークで密な時間を過ごされた著書お三方(文は上出遼平さん)がノリをきっかけに目指されたネパール旅本。

総括として

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ゆりやんレトリィバァさんに学ぶ自分が好きになる体づくり:じぶんBIG LOVE! ー ゆりやん体づくり本 ー 読了

月跨ぎとなりましたが、先月末(2025/1/30)お笑い芸人 ゆりやんレトリィバァさんの『じぶんBIG LOVE!  ー ゆりやん体づくり本 ー』を読了。

昨年12月上旬に開催された発売記念イベント

年末感出てきた12月上旬の開催。「探偵!ナイトスクープ」出演の探偵さん(ゆりやんレトリィバァさんは卒業済み)シリーズ著書第三弾.-

入手していた著書。

本書は

” 今まで自分の体を大切にせずに、不摂生、暴飲暴食、暴飲グ・マイ・ウェイだった自分を助けてくれた、フィットネス界の巨匠、体の博士、私の師匠、大親友、かわいい人、命の恩人でもあるSPICE UP FITNESSの岡部友さんからの教えもたくさん詰まっているので、きっと体づくりに役立つ本になっていることも間違いありません。”(p.07)

という背景から出版。

ゆりやんレトリィバァさんと言えば、女子プロレス界のレジェンド ダンプ松本さんに扮した「極悪女王」(未視聴)での熱演が話題になりましたが、製作に当たって

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ウマヅラビデオが斬り込んだ踏み入れてはならない禁断:『禁禁禁(タブー)』読了

都市伝説YouTuber ウマヅラビデオの『禁禁禁(タブー)』を読了。

過去出版された著書2冊を読んでいたことにサイン本入荷情報に反応し、

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 X(画像はpostにリンク)*画像は一部加工

入手していた経緯。

本書は

” この世には、「してはいけないこと」が溢れている

入ってはいけない土地

使ってはいけないテクノロジー

踏み入れてはいけないビジネス

食べてはいけない食品

飲んではいけない水

アクセスしてはいけないサイト

インストールしてはいけないアプリ

家に入れてはいけないアプリ

開発してはいけない土地

信じてはいけない世論

受け入れてはいけない常識

祈ってはいけない神

近づいてはいけない国

歴史を知ってはいけない政党

知ってはいけない秘密結社

一つでも知ったり、触れたりしたら、元の生活には戻れない。 “(プロローグ / 抜粋)

と冒頭記され、

 第1章 禁足地 ー 足を踏み入れたら最期の地

 第2章 科学・発明 ー この世から消された作ってはならなかった技術たち

 第3章 食 ー あなたの口にも入っている食べてはいけない劇物

 第4章 インターネット・AI  ー 世界中に張り巡らされている身近すぎる闇

 第5章 神道・皇室  ー 祈ってはいけない神

 第6章 政治 ー 知ってはいけない、この国とあの国を作った者たち

 第7章 秘密結社 ー  知ってはいけない時空を超越する超権力の正体

の章立てに沿って展開。

” ところが、そんな病気をある技術でことごとく治してしまう、夢の治療法があるとしたら、いつか受けてみたいと思わないないだろうか。

その治療法とは、「波動医療」である。

波動で病気を治す、アメリカの科学者ロイヤル・レイモンド・ライフによる周波数調整器の話を聞いたことはないだろうか?”(p095)

といった未知であった事がらあれば、

” ビルダーバーグ会議では、メディア界の重鎮や軍事企業の重役、貴族たちが集まって、今後の方針や目標を決定する。実際は、頂点の十三人評議会から順次、指針・議題が降りてくる。”(p307)

漠然と聞いてこと等あった中で、最も刺さってきたのは

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