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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:イズラエル・フォラウがトンガ代表で国際舞台復帰 

イズラエル・フォラウがトンガ代表で国際舞台復帰

” オーストラリア代表として73キャップを重ね、スーパーラグビーで歴代最多トライ記録を樹立するなど、世界最高峰のラグビーフットボーラーのひとりと呼ばれながら、SNSでの過激な投稿が原因でオーストラリアラグビー界から追放されていたイズラエル・フォラウが、約3年7か月ぶりに国際舞台に復帰した。

しかし、袖を通したのはワラビーズ(オーストラリア代表)のゴールドではなく、赤いジャージー。

両親の出身地であるトンガの代表“イカレ・タヒ”の一員として、7月2日にフィジーのスバでおこなわれたパシフィック・ネーションズカップ(PNC)の開幕節でデビューを果たした。

トンガ代表となったフォラウは、シャイニングアークス東京ベイ浦安でも着慣れた15番(FB)ではなく、14番(WTB)をつけて先発出場。

ブレイクダウンでも献身的にプレーし、前半22分にはゴール前でボールを手にして会場を沸かせたが、見せ場は少なかった。

26分、フォラウはリスタートのキックオフでボールをチェイスに行った際、足を痛め、負傷交代となってしまった。

トンガ代表は、フォラウと同じく資格変更した元ニュージーランド代表のCTBマラカイ・フェキトアとFBチャールズ・ピウタウが奮闘してチームを引っ張ったが、この試合は対戦相手のフィジー代表が圧倒。

得意のランニングラグビーでファンを魅了しただけでなく、セットピースも安定して、計5トライを挙げ、堅い守りも光り、36-0と快勝した。

なお、後半18分には東芝ブレイブルーパス東京に所属する元ニュージーランド代表のCTBセタ・タマニバルが白いジャージーの22番をつけて出場し、母国フィジーの代表としてデビューを飾っている。

PNCのもう1試合は、サモア代表がオーストラリアAに31-26で勝利。同点で迎えた試合終了間近の後半38分、かつて日本でもプレーしたことがあるWTBナイジェル・アーウォンがインターセプトからゴールに持ち込み、これが決勝点となった。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラビーズ前半に退場者を出すも、ホームでイングランド戦連敗を8で止める

ワラビーズ前半に退場者を出すも、ホームでイングランド戦連敗を8で止める

” エディー・ジョーンズ率いるイングランドに8連敗を喫していたオーストラリアが、前半に退場者を出しながらも30-28で勝ち切った(7月2日/パース)。

ラグビーに限らず多くのスポーツでイングランドを宿敵と見るオーストラリアは、クウェイド・クーパー(SO・花園近鉄ライナーズ)、サム・ケレビ(CTB・東京サントリーサンゴリアス)、 マリカ・コロインベテ(WTB・埼玉パナソニックワイルドナイツ)と、日本でプレーする海外組を招集した。

対するイングランドは、ダニー・ケア(SH)、ヴニポラ兄弟(ビリー・NO8、マコ・PR)など長く代表から外れていた選手を呼び戻し、試合前から大きな話題を呼んだ。

実力が拮抗していると見られていた両チームの戦いは、堅い前半戦で始まった。6分、20分とイングランドのオーウェン・ファレル(CTB)がPGを決めて先行。追うオーストラリアは、22分にノア・ロレシオ(SO)が応戦して3−6とした。

この日SOとしてスタメン出場予定だったクーパーは、試合前のウォームアップで足首を痛めるというアクシデントに見舞われ、急遽ロレシオが出場した。

オーストラリアはこの日、予想外の出来事に見舞われた。トム・バンクス(FB)、アラン・アラアラトア(PR)が早い時間に負傷退場したことに加え(それぞれ22分、26分)、ダーシー・スウェイン(LO)がレッドカードで退場となった(前半31分)。

スウェインはイングランドのジョニー・ヒル(LO)に頭突き。その直前の密集で、ヒルから髪を引っ張られたことへの意図的な報復行為の罪は重い(ヒルはイエローカード)。

両チームとも14人で戦った前半の終盤。オーストラリアのSOロレシオがPGを決めて6−6。同点でハーフタイムを迎えた。

「とにかく、規律だ。テストマッチの僅差の戦いは、ペナルティで勝負が決まる。後半は、規律面をしっかりして戦おう」とは、ハーフタイムにイングランドのコートニー・ロウズ(FL)主将がチームに語りかけた言葉だ。

後半、先手を取ったのはオーストラリアだ。開始早々にイングランドがオフサイド。ロレシオがPGを決めた(9-6)。

しかしイングランドはLOヒルがシンビンから戻ってくると勢いを得る。相手陣ゴール前のラインアウトからモールを押し込み、エリス・ゲンジ(PR)のトライで逆転に成功。

ゴールキックは外れたが、その後のPGをファレルが決めてリードを広げた(オーストラリア=9、イングランド=14)。

流れが変わったのは後半20分を過ぎてからだった。24分、オーストラリアはBKが巧みに攻め、ジョーダン・ぺタイア(FB)がトライ。ゴールも決めて逆転した(16-14)。

試合前の予想通り、イングランドは攻守ともに真っ向から肉弾戦を挑み、コリジョンに勝つことによって試合をコントロールしようとした。

しかし、それが結果に結びつかない。67分、ビリー・ヴニポラ(NO8)がマイケル・フーパー(FL)に放ったタックルが頭部に当たってイエローカードを受ける。試合は再び14人同士の戦いとなった。

後半28分、オーストラリアはそのPKからラインアウト→モールを形成し、隙を突いて密集から抜け出したフォラウ・ファインガア(HO)がインゴールに入った。

37分にはイングランド陣でラックを連取した後にピート・サム(FL)がディフェンスの綻びを突いてトライ。両トライともゴールが決まり、オーストラリアがあっという間に30-14とリードを広げた。

現実的に勝負が決まった時点で、イングランドは若手にテストマッチデビューの機会を与えた。

19歳のWTBヘンリー・アランダルがファーストタッチで2人のタックルを弾き飛ばし、3人目をステップでかわしてトライ。

21歳のSHジャック・ヴァン・ポートヴリートがゴール前のラックからトライを取るが、時すでに遅し。オーストラリアは30-28で対イングランド戦の連敗を8で止めた。

試合後、オーストラリアキャプテンのフーパーは「何かと予想外の出来事が多い試合だったが、これもゲームの一部。まだまだ改善すべき点はあるし、来週に向けて準備に挑むだけだ。イングランドも生まれ変わって勝負を挑んでくるだろう」と冷静に試合を振り返った。

デイヴ・レニー監督は、「正直言って、いろいろな意味でゲームプランから外れた試合でした。しかし、経験豊富な選手たちがグランウド内で上手く修正してくれました。今日はイングランドに肉弾戦でやられた感があるので、ここが来週へ向けた課題です」

対するジョーンズ監督は、「勝てるチャンスは何度かありましたが、数少ないチャンスを逃していては、テストマッチには勝てません。我々はチャンスをモノにする術を磨く必要があります。

才能溢れる若手のテストマッチデビューはポジティブでしたが、彼らのキャリアはまだ始まったばかり。これからまだまだ学ばなければなりません。この遠征は3戦全勝を狙っていましたが、2勝1敗を目標に切り替えます」

2016年にイングランド代表監督として祖国オーストラリアを訪れたジョーンズ監督は、3戦全勝という快挙を成し遂げた。6年の歳月の流れとともに、名将は何を思うか。この夏の対決は、まだ始まったばかりだ。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:原子力潜水艦配備を7割が支持、ロウイー研究所調べ

原子力潜水艦配備を7割が支持、ロウイー研究所調べ

” オーストラリアが米英との安全保障協力の枠組み「AUKUS(オーカス)」のもとで進めている原子力潜水艦の配備を、豪州人の7割が支持していることが分かった。

豪シンクタンクのロウイー研究所が28日、調査結果を発表した。同調査では、ロシアや中国の外交方針を脅威と考える人が大幅に増加した。

調査は同研究所が国際情勢を巡る質問を中心に毎年実施している。2022年版は主に3月、豪国内の成人約2000人に対しオンラインと電話で実施した。

21年9月に豪政府が発表した原潜配備計画について「強く賛成」と答えた人は33%、「どちらかといえば賛成」が37%で、賛成が計70%となった。「強く反対」が11%、「どちらかといえば反対」は17%だった。

原潜は動力に原子力を利用する。一方で豪州は核兵器を保有しない方針を明確にしている。「豪州の核兵器保有」に関しては回答者の63%が反対姿勢を示し、「強く賛成」(11%)「どちらかといえば賛成」(25%)の合計を上回った。

今後10年間で豪州の国益に何が重大な脅威になるかを尋ねたところウクライナ侵攻を続ける「ロシアの外交政策」が68%で首位だった。「中国の外交政策」(65%)「台湾を巡る米中の争い」(64%)「気候変動」(62%)が続いた。[

ロシアと中国の外交政策を脅威と感じる人は、17年はそれぞれ32%と36%で5年間で大幅に増加した。一方で「国際テロ」と答えた人は17年の68%から48%に減少した。

「世界の中で責任を持ってふるまう国」を尋ねたところ、英国と日本が87%で首位となり、フランス(82%)、米国(65%)が続いた。中国は21年から4ポイント落として12%、ロシアは同21ポイント減の5%だった。”(出典:日本経済新聞

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2022年5月小売売上高増加続く、物価上昇の影響も

2022年5月小売売上高増加続く、物価上昇の影響も

” 豪政府統計局(ABS)は29日、今年5月の小売売上高(季節調整値)が342億2,920万豪ドル(約3兆2,100億円)と、前月比0.9%増加したと発表した。

今年に入って5カ月連続での増加となり、前月に引き続き過去最高を更新した。5月の小売売上高の伸びには、物価の上昇が影響している。前年同月比では10.4%増加だった。

項目別(季節調整値)では、◇デパート:18億7,340万豪ドル(前月比5.1%増)◇カフェ・レストラン・持ち帰り食品サービス:47億8,660万豪ドル(1.8%増)◇その他:53億9,630万豪ドル(1.5%増)◇食品:132億5,590万豪ドル(0.6%増)◇家庭用品:60億4,600万豪ドル(0.4%増)――と増加した。減少したのは、衣服・靴・アクセサリーで28億7,100万豪ドル(1.4%減)だった。

地域別では、◇ニューサウスウェールズ州:107億8,400万豪ドル(1.6%増)◇ビクトリア州:88億560万豪ドル(1.3%増)◇クイーンズランド州:71億970万豪ドル(0.4%減)◇南オーストラリア州:21億6,640万豪ドル(1.9%増)◇西オーストラリア州:37億5,400万豪ドル(0.2%増)◇タスマニア州:6億8,620万豪ドル(1.1%増)◇北部準州(NT):3億450万豪ドル(0.6%増)◇首都圏特別区(ACT):6億1,880万豪ドル(0.3%減)――だった。

ABSは「5月の小売売上高は6項目中5項目が増加となり、消費の底堅さが維持された。物価の上昇に影響を受けた小売売上高の上昇は、カフェ・レストラン・持ち帰り食品サービスと食品で最も顕著にみられた」と説明した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アンソニー・アルバニージー政権1カ月。気候変動対策に力、中国と対話再開

アンソニー・アルバニージー政権1カ月。気候変動対策に力、中国と対話再開

” オーストラリアのアルバニージー労働党政権が発足して1カ月を迎えた。

新政権は、気候変動対策や、中国の影響力が強まる近隣の南太平洋の島しょ国との関係強化をアピールする一方、関係が冷え込んでいた中国と約2年半ぶりの閣僚級会合を実現。

前政権との違いを押し出し、順調な滑り出しをみせている。 豪選挙管理委員会の集計結果によると、労働党政権は下院(定数151)の過半数となる77議席を得て、単独過半数を占める。

下院と同時に約半数の改選が行われた上院(同76)では緑の党と合わせて半数に達する。

今回の選挙では、気候変動対策に力を入れる緑の党や独立系候補が多く当選した。

新政権は、選挙結果が世論を反映しているととらえ、積極的な気候変動対策への転換を強調する。

16日には、2030年までに温室効果ガスを05年比で43%削減する目標を正式に発表した。

自由党と国民党が連立したモリソン前政権は、化石燃料業界とつながりが深いことなどから、目標を同比26~28%削減としていた。

アルバニージー氏は記者会見で、「過去約10年間の連立政権による対応の遅れと不作為が顕著に分かるエネルギー市場を変える」と力を込めた。

気候変動に対する本気度は南太平洋の島しょ国との外交関係に連動する。気候変動による海面上昇などによって大きな影響を受ける島しょ国は、モリソン前政権が気候変動対策に消極的であることに不満を募らせてきた。

さらにモリソン氏は、豪、ニュージーランドや太平洋の島しょ国など18カ国・地域で作る地域協力機構「太平洋諸島フォーラム(PIF)」のオンライン会議中に食事をしたり、島しょ国を「(豪州の)裏庭だ」と発言したりして、島しょ国側の反感を買ってきた。

専門家からは「モリソン氏の態度が、中国につけいる隙(すき)を与えている」との指摘も上がっていた。

新政権は5月23日の発足直後、ペニー・ウォング外相が初の単独外遊先としてフィジーなどの島しょ国を訪問。

中国の王毅国務委員兼外相の同地域の歴訪と時期が重なる中、ウォング氏はツイッターで「太平洋の家族」との表現を用い「豪州は耳を傾け、あなたがたと肩を並べている」と述べ、中国をけん制した。

豪中関係は、新型コロナウイルスの発生源の調査を巡って急速に冷え込み、首脳・閣僚級の対話は19年11月以降、行われてこなかった。

アルバニージー氏は、就任直後に東京で開かれた日米印との枠組み「クアッド」の首脳会議で連携を確認するなど、対中姿勢の足場を固める。

一方で6月にシンガポールで開かれたアジア安全保障会議の期間中に豪中国防相会談を実施し、中国との対話を再開。

マールス豪国防相は「豪中関係は複雑で、複雑であるが故に、今対話が必要だ」として「重要な第一歩だ」と説明した。

地元メディアは「外交凍結に終止符が打たれた」などと報じている。  豪メディア・ガーディアンと民間の調査会社が選挙後に実施した世論調査によると、アルバニージー氏の支持率は59%、不支持は18%だった。選挙直前のアルバーニー氏の支持は42%で、大きく上昇した。”(出典:毎日新聞 via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:インフルエンザ患者急増でツインデミックの懸念

インフルエンザ患者急増でツインデミックの懸念

” 南半球のオーストラリアでインフルエンザ患者が急増している。過去2年間に流行せず免疫を持つ人が減ったことや、新型コロナウイルス対策が緩和されたことが要因とみられる。

両者が同時流行する「ツインデミック」と言える状況で、専門家は「日本でも同様のことが起きる恐れがある。特に今季はインフルエンザのワクチン接種を受けてほしい」と訴える。

豪州は北半球の日本と季節が逆で、間もなく本格的な冬を迎える。豪州のインフル患者数は日本の流行を予測する重要な指標とされる。

豪州保健省によると、同国の患者数は例年6~9月ごろにピークを迎える。2020、21年は流行しなかったが、今年は4月末から患者報告数が急増。既に過去5年間で最も流行した17年8月を超えた。

世界保健機関(WHO)によると、同じ南半球の南米チリやウルグアイでも患者が増えている。”(出典:JIJI.com via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:シドニーの住宅競売が冷却化、28%取り下げ

シドニーの住宅競売が冷却化、28%取り下げ

” オーストラリア・シドニーで、26日までの1週間に予定されていた住宅競売件数のうち、28%が取り下げられたことが分かった。

競売前に購入希望者の関心が薄く、入札登録が行われない事例もあったという。

住宅市場が冷却化する中、向こう数カ月は競売が避けられ、売り手と買い手が直接交渉する当事者売買契約が増加するとみられる。27日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

調査会社コアロジックの調べによると、シドニーの競売物件の取り下げ率は、20年4月以来の高水準となった。

一方シドニーの成約率は55.9%となり、5週間ぶりに回復した。メルボルンは全国的に見るとまだ活気があり、成約率は60%だった。

不動産仲介業者レイ・ホワイトのチーフ・オークショナー、パタロ氏は、向こう数週間の競売物件数は例年と比べ少なくなると予想。一方、優良物件は引き続き買い手の関心が強く、売値も好調だとしている。

■大都市の投資家、小規模市場に食指

シドニーとメルボルンを拠点とする不動産投資家が、高リターンを求め、価格が手頃な小規模の都市での住宅投資に目を向けているようだ。オーストラリアンが伝えた。

不動産情報会社REAグループ傘下の調査会社プロップトラックの調べによると、ニューサウスウェールズ州の買い手のうちクイーンズランド州の物件への投資を検討している投資家の割合は、5月までの1年間で3.3ポイント増加した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:国民食ミートパイに迫る危機

国民食ミートパイに迫る危機

” オーストラリア人に気軽な軽食として親しまれているミートパイに、食糧やエネルギーの高騰を受けた値上げの圧力が忍び寄っている。25日付の公共放送ABC(電子版)が報じている。

ミートパイをはじめとする小麦を使った食品は、今後数カ月以内に大幅な値上げが避けられない見通しだ。

コロナ禍からの経済再開に伴うインフレで、電気・ガス料金や輸送費、人件費が上昇していることに加えて、ロシアのウクライナ侵攻で原料となる小麦が高騰しているからだ。

あらゆる仕入れ価格が上昇している

ミートパイを焼いて店頭で売る各地のベーカリーは、食材仕入れ価格の上昇を販売価格に転化せざるを得ない状況だという。

「1個当たり20セント値上げした。今のところはできる限り追加の値上げをしないで済むように努めている。サプライヤーは卸売価格を引き上げているが、(値上げすると)お客さんにとっては辛い。(仕入れ価格が上がると)私たちも苦しい」(クイーンズランド州トゥウーンバのベーカリー経営者)

「小麦粉からひき肉まですべての食材が上昇しているので、近く値上げに踏み切る。

過去5年間値上げしていないけれど、コロナ禍と干ばつで値上げせざるを得ない状況になった」(クイーンズランド州ロングリーチのベーカリー経営者)

小麦価格は1年で75%高くなった

小麦価格が高騰しているのは、ロシアによるウクライナ侵攻の影響だ。ロシアとウクライナは合計で世界の小麦貿易の約30%のシェアを占めるが、戦争で黒海の主な輸出港が封鎖され、供給が止まった。

小麦の需給はひっ迫しており、小麦の指標価格は昨年6月の1トン当たり320ドルから今年6月には561ドルまで上昇した。

高騰しているのは小麦だけではない。ひまわり油の約50%、大麦の約20%の世界貿易量をウクライナ産が占めており、影響は食糧全体に波及している。”(出典:NICHIGO PRESS

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