「Rock’n Roll」カテゴリーアーカイブ

追悼 John Sykes

2025年を迎えまだ20日余りながら驚かされた訃報に、医師の診断次第では・・ といった状況に直面し、そういったことに考えを及ばされていましたが、3週間が経過しようかというタイミングで飛び込んできたJohn Sykesの訃報。

朝、一連の流れに沿って出掛ける前にパソコンを立ち上げ、Facebookにアクセスしたところ最上部に久々John Sykes オフィシャルページからの投稿が表示。

出典:John Sykes Facebookページ(画像は投稿にリンク)

最初てっきりLos Angelesの山火事に絡んでの無事報告といった先入観から内容を確認せず Facebookページ John Sykesっていいね!倶楽部に反射的にシェアした後、文面に目をやれば・・

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人間椅子 和嶋慎治さんが創ってこられた世界観初体感:『無情のスキャット  人間椅子・和嶋慎治自選詩集』読了

日本にとどまらず海外でもファンを獲得しているスリーピースロックバンド人間椅子を率いる和嶋慎治さんの『無情のスキャット  人間椅子・和嶋慎治自選詩集』を先週末(2025/1/18)読了。

サイン本入手機会を捉えて手元に引き寄せた著書。本書は先日アーカイブ視聴した刊行記念イベントでのご説明によると、

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出版社の百年舎からオファーを受け人間椅子デビュー35周年という節目と絡め出版に至ったという経緯であったかと承知。

 第一章 デビュー前

 第二章 1990 ー1993年

 第三章     1995 ー 1998年

 第四章 1999 ー 2003年

 第五章 2004 ー 2007年

 第六章 2009 ー 2011年

 第七章 2013 ー 2017年

と年代によって章で区切られ、期間内に発表された曲の歌詞が掲載される前に各2ページで

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:AC/DCヤング兄弟の子供の頃の家が取り壊された件で開発業者が謝罪

AC/DCヤング兄弟の子供の頃の家が取り壊された件で開発業者が謝罪

” AC/DCのアンガス、マルコムのヤング兄弟が子供の頃に住んでいた家が突如取り壊された件で、開発業者が声明で謝罪しました。

この建物が文化的に重要なものであることを知らなかったと主張。彼らは解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが集まるバーやカフェのような特別な場所を建設する計画を発表しています。

取り壊されたことはオーストラリアのニュース・サイトnews.com.auが最初に報じました。

ヤング兄弟はスコットランドのグラスゴー生まれですが、ヤング一家は1963年にオーストラリアのシドニーに移住しました。

いくつかの家を転々とした後、1965年にシドニー西部の町バーウッドのバーレイ・ストリート4番地にあるこの家に引っ越し、兄弟は幼少期をこの家で過ごしました。兄弟はこの家から学校に通い、その制服はバンドのステージ衣装のインスピレーションともなりました。

news.com.auによると、この家は2023年2月に580万ドルで売却され、ここ数週間の間で取り壊されました。

この建物は2013年にオーストラリアのナショナルトラスト(※歴史的建築物の保護を目的として設立されたボランティア団体)の歴史的建造物登録簿に登録されていましたが、開発業者のバーウッド・スクエア社は取り壊す前に、その文化的な重要性について知らされていなかったと主張しています。

バーウッド・スクエア社のゼネラルマネージャー、レオン・キミタは公式声明で謝罪しました。

「バーウッド・スクエアのチームを代表して、心からの遺憾の意をお伝えしたいと思います。私たちは今、この場所が世界中のAC/DCのコミュニティやファンにとって、どれだけ深い意味を持つかを認識しています。

このスペースの計画を立てる際、私たちは遺産登録を調べたり、その分野の専門家と協力したりするなど、適切なデューデリジェンス(適正評価手続き)を行いました。

残念ながら、AC/DCとの歴史的なつながりは、その段階では特定されていませんでした。以前の長期にわたる所有者が、この物件の背景における重要な部分を私たちと共有していなかったことを残念に思います。

計画がすでに進行中であった後に、このつながりを知ったことは私たちにとって衝撃的な出来事でした。この見落としについて、心よりお詫び申し上げます。

AC/DCのレガシーを称え、このバンドを非常に高く評価しているすべてのファンに償いをすることが、私たちの強い責任だと感じています。

過去を変えることはできませんが、私たちは彼らの物語のこの重要な部分を祝うことに専念しています。AC/DCの世界中なファンの皆さん、私たちは皆さんの声に耳を傾けており、この伝説的なバンドへの深い敬意に感謝しています。私たちは、この問題の解決に全力を尽くします」

声明では、解体現場から資材を回収し、AC/DCのファンが「バンドの不朽のレガシーを祝うために集まる」バーやカフェのような「特別な場所」を建設することで、その歴史的な重要性を尊重する計画を立てているとも述べています。

また、地元の市議会は、今回の取り壊しとファンの反発を受けて声明を発表。この建物がナショナル・トラストの歴史的建造物登録簿に記載されていたにもかかわらず、地方や州の法律では保護されていないことを強調しています。

「この建物は文化遺産として登録されておらず、地元や州法で保護されていません。また、ナショナルトラストは地域に根ざした非政府組織であり、法的権限を持たないため、この建物には強制力のある保護がありませんでした。バーウッド市議会は、ヤング家とこの地域の豊かな音楽遺産を祝う新しい方法を見つけることに引き続き尽力していきます」”(出典:amass

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和嶋慎治 x 志村つくね 「僕の作詞作法 ー バンド生活三十五年によせて」『無情のスキャット 人間椅子 和嶋慎治自選詩集』刊行記念 視聴記

先週末(2024/1/5)は、年末年始の振り返りでもちらっと言及しましたが、人間椅子 和嶋慎治さんの詩集刊行記念イベントをオンライン視聴。

人間椅子は長く承知していながらも曲は把握出来ていない状況が長く続いていたところ、本イベント参加でサイン本を入手出来ることから、この機会と一歩踏み出していた経緯。

イベントでは人間椅子のライヴレビュー等で10年以上の付き合いという志村つくねさんを進行役に、詩集が出版されるに至った経緯(35年という節目に、親交ある方からオファーを受けた)に、

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FEAR FACTORY LIVE IN JAPAN 12 NOVEMBER 2024 AKABANE ReNY Alpha 観覧記(2/2)

インダストリアルにムチがしなるが如く身体に響く近未来性を抱くサウンド、

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オーディエンスの縦ノリ、暫時モッシュピットにステージダイヴも繰り広げられ、後日の筋肉痛も予感させられる熱狂の80分弱が過ぎ去り、場内ではピックやセットリストをお土産に出来たラッキーなファンに、

ステージからファンに手渡されたセットリスト

恩恵に与った方から記念撮影させて頂いたり、ライヴ特有の高揚感に浸りながら

出典:Hayato ImanishiさんX(画像は post にリンク)

会場のAKABANE ReNY alpha 場外へ。

しばしその場に居合わせた方々と公演内容の共有にHM/HR談義などで余韻に浸るひと時♪

やがてFear Factoryのメンバーが楽屋を後にする瞬間と遭遇、自然発生的に即席のファンとの交流会 。先ずは・・

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FEAR FACTORY LIVE IN JAPAN 12 NOVEMBER 2024 AKABANE RENY ALPHA 観覧記(1/2)

「今年(2024年)は2回かなぁ」と6月の Cory Wong 以来の来日公演で、陽がすっかり落ち切った頃に目指したのは赤羽。

公演の主は Fear Factory で、これまでの接点は「映画『Saw

 Fear Factory – Bite The Hand that Bleeds[Official Video]

でエンディングテーマを歌っていたなぁ」という程度。

しかも頭に入っていたメンバーBurton Bell は脱退済みであったという・・ その程度ながら今回の来日をSNSで知った際、

出典:amass(画像は記事にリンク)

「行ってみよっかなぁ」と直感的に感じさせられたのは、インダストリアル系なサウンドに、(音楽に限らず)近未来性を感じさせられるツボを刺激されてのことであったものと。

これはいつもの流れで、いざ行くと決めると心持ちが切り替わり、空き時間の選曲だったり、セットリスト等、アーティスト情報にアクセスするなど、本番(=11/12)へ向け気持ちが右肩上がりになっていくというのはイベントを仕込んだ恩恵ですね♪

公演日前にプリオーダー出来たので珍しくTシャツを購入(引取りは公演日当日)

2024.11.12に受けたインパクト

開場時間に間に合わないことは折り込み済みで20分+遅れで初往訪となる Akabane-ReNY alpha に到着。

赤羽駅前地区に立地するAKABANE ReNY alpha

最初は前方不安定な場所に立ち位置を据えるも、やがて近くの柱脇に移動叶いこれでひと安心。ふぅ〜

場内のヒートアップ度合い予測出来ぬ中、安定的な場所を確保し、ひと安心 ^^

開演時間(19:00)を迎え、第1部は今回 Fear Factoryを個人招聘(とはとても思えぬ寸分違わぬ進行、当日の混乱を排除した物販の捌きetc)した Hayato Inamishiさん率いるCyclamen(シクラメン)。

Fear Factory登場前、オーディエンスの導火線に🔥を灯したCyclamen

プログレッシブでテクニカルな演奏にデスボイスに絶叫を交えた歌唱からFear Factoryとの親和性を漂い場内のボルテージを↗️🧨

40分弱で終演し、Fear Factory登場へセットチェンジ >>>  円滑に進んだ様子で、予定時間20:00となりFear Factory 降臨.-

満を持してFear Factoryのメンバーステージへ

konnichiwa Japan !  We’re Fear Factory〜」との(Vo.)Milo Silvestro の一声から解き放たれた轟音且つソリッドな演奏で

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Alex Van Halenは所有物をオークションへ、Sammy Hagar & Michael Anthonyは9月来日、そしてDavid Lee Roth・・

今週(2024/6/3-9)はVAN HALEN界隈での話題が散見。まず寂しいものでは

出典:BACKSTAGE AUCTIONS INC.(画像はサイトにリンク)

Alex Van Halenは、秋に回顧録『Brothers』出版が明らかとなった一方、

出典:amass(画像は記事にリンク)

自身の大量の私物をオークションに放出。表舞台から姿を消すことが決定的な事態に、

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マーティ・フリードマンさんが振り返った、ギターライフ、Megadeth、そして日本:『マーティ・フリードマン自叙伝  音旅のキセキ』読了

ギターリスト Marty Friedman:マーティ・フリードマンの『マーティ・フリードマン自叙伝  音旅のキセキ』を読了。

(2024年)3月下旬に開催された

<< 2024年3月24日投稿:画像は記事にリンク >> マーティ・フリードマン イベントに約10年ぶりで参加:『マーティ・フリードマン自叙伝 音旅のキセキ』発売記念イベント 参加記

発売記念で入手していた経緯。

本書について、マーティ(・フリードマン)さんは

” この本を作ろうと思った理由についてシンプルに言えば、「僕がどれほどおもしろい人生を送ってきたかを知ってもらいたかったから」ということになると思う。”(p19)

と冒頭の「旅路に向けて」で述べられ、

 TOUR-01  少年マーティの形成

 TOUR-02  本格的バンド活動の始まり

 TOUR-03  ジェイソン・ベッカーとカコフォニーとソロ・アルバム

 TOUR-04  90年代とメガデス時代

  TOUR-05  メガデスで感じた達成感・・・そして脱退

 TOUR-06  ソロ・アーティストとしてのアイデンティティ

  TOUR-07  TOKYO LIFE!

 TOUR-08   音楽がつないだ日本でのキセキ

 TOUR-09  ソロ・アルバムへの情熱 ー すべては音楽のために

 TOUR-10  まだまだ音旅の途中

という章立てに沿い、マーティさんが語った内容が300ページに迫るボリュームで文章化されています。

・・Megadeth、そして日本 〜

本編では、

”  ヘンな話、よく自殺せずに済んだと思うくらいだよ。自殺とまで言うとちょっと話が大袈裟になってしまうけど、僕の心は松浦亜弥とかに夢中なのに、実際に仕事としてやってるのはスラッシュ・メタル。その両極端な状況によく耐えられたものだな、と今でも思う。”(p173)

に、

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