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泉房穂さんが明石市長として取り組んだ冷たい社会を優しくする12年:『政治はケンカだ! 明石市長の12年』読了

明石市前市長泉房穂さんの『政治はケンカだ!   明石市長の12年』を読了。

遡ること約2ヶ月前に開催されたイベントの対象書籍として購入

(2023年)5月下旬に開催された本書出版に合わせ企画されたサイン会で購入していたもの。

政治家 泉房穂の原体験

本書はジャーナリストの鮫島浩さんが聞き手となり、泉房穂さんが、4月末で退任された明石市長として取り組んだことに主として焦点が当てられています。内容は

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安倍晋三元首相が自身の言葉で振り返った安倍政権3188日:『安倍晋三回顧録』読了

安倍晋三元首相が自身の言葉で在任中の日々を振り返った『安倍晋三回顧録』を読了。

本書出版について承知していましたが、不幸にもお亡くなりになられた後で、「?」と思っていましたが・・

” 私たちが安倍さんに「回顧録」出版のためのインタビューを申し入れたのは、首相辞任を表明される1か月半前の20年7月10日でした。

お願いした一番の理由は、なぜ通算の首相在任期間で戦前の桂太郎を抜いて133年の憲政史上最長の政権になり得たのか、その理由と政策決定の舞台裏、煩悶と孤独の日々をご自身に語ってもらいたいと思ったからです。

・・中略・・

安倍さんにとっても政治的疾風怒濤の時代をきちんと残しておきたいという気持ちがあったのでしょう。こうして20年10月から1回2時間のインタビューが始まり、21年10月まで18回、計36時間にわたって行われました。”(p2/p4)

というきっかけ/経緯を辿り、2023年2月出版に至った回顧録(聞き手 橋本五郎さん、尾山宏さん/兼 構成、監修 北村滋さん)。

 第1章 コロナ蔓延  ダイヤモンド・プリンセスから辞任まで

 第2章 総理大臣へ!  第1次内閣発足から退陣、再登板まで

 第3章 第2次内閣発足  TPP、アベノミクス、靖国参拝

 第4章 官邸一強  集団的自衛権行使容認へ、国家安全保障局、内閣人事局発足

第5章 歴史認識  戦後70年談話と安全保障関連法

 第6章 海外首脳たちのこと  オバマ、トランプ、メルケル、習近平、プーチン

 第7章 戦後外交の総決算  北方領土交渉、天皇退位

 第8章 ゆらぐ一強  トランプ大統領誕生、森友・加計問題、小池新党の脅威

 第9章 揺れる外交  米朝首脳会談、中国「一帯一路」構想、北方領土交渉

 第10章 新元号「令和」へ  トランプ来日、ハメネイ師との会談、韓国、GSOMIA破棄へ

 終章 憲政史上最長の長期政権が実現できた理由

という目次立てで396ページ+資料(安倍政権の歩み 等)という構成。

再起、そして目指したこと

本編で特に印象に残った箇所を下記に3つ引用すると・・

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泉房穂市長が明石で果たした見事なる復讐:『社会の変え方』読了

泉房穂明石市長が上梓された『社会の変え方』を読了。

先月(2023年2 月)初めに開催された ↓

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サイン本お渡し会で入手していた著書。

泉房穂市長のことは、

” 2019年の市長選が行われる3ヶ月前のこと。市職員への2年前の暴言音声が突如マスコミで流されました。”(p339)

と一躍全国区になった?暴言がきっかけでしたが、その全体像が明らかになるにつれベクトルが反転し、関心が深まった次第。

泉房穂市長の功績なり、お人柄について知る好機と思っての今回でしたが、

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明石市長・泉房穂『社会の変え方』刊行記念サイン本お渡し会 〜日本の政治をあきらめていたすべての人へ〜 参加記

(2023年)2月を迎え早々、紀伊國屋書店新宿本店で開催された

2022年12月に開催された落合陽一さん以来の紀伊國屋書店新宿本店イベント

「『社会の変え方』刊行記念 明石市長・泉房穂氏お渡し会 〜日本の政治をあきらめていたすべての人へ〜」に参加。

イベント対象書籍『社会の変え方』を出版された泉房穂市長については最初(2017年6月)職員への暴言が報じられその存在を知り、次第に背景が明らかとなり、取り組まれている改革に目が行くようになったことに、15年ほど前、明石市内に計2週間弱滞在してフィールドワークを行なっていた過去もあり、足を運ぼうと思った次第。

積み上げた実績と、注目されるこれから

集合時間に間に合わず、開演後お一人目の方と対応されている時に会場入り。

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佐藤正久参議院議員が警鐘を鳴らす日本が直面している知られざる危機:『知らないと後悔する日本が侵攻される日』読了

先週末、読み始め記を↓

<< 2022年10月16日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤正久参議院議員が警鐘を鳴らす日本が直面している知られざる危機:『知らないと後悔する日本が侵攻される日』読了

アップロードした佐藤正久参議院議員の『知らないと後悔する日本が侵攻される日』を読了。

その後、読んだのは

 第二章 ロシアは北方領土を返すつもりはない

 第三章 北朝鮮のミサイルは東京を焦土にするか?

 第四章 中国は台湾の次に尖閣を狙う。その時、日本は!

 第五章 まったく新しい戦争と人間

 第六章 世界平和実現を絵空事にしないために

の五章に、あとがき。

ロシア、北朝鮮、そして中国

” 日本の「宗谷岬」から「サハリン」(樺太)の南端までは、わずか43キロ。ロシアは実は、日本に一番近い国なのです。”(p64)

なる知性条件から

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佐藤正久参議院議員が警鐘を鳴らす日本が直面している知られざる危機:『知らないと後悔する日本が侵攻される日』読み始め

佐藤正久参議院議員の『知らないと後悔する日本が侵攻される日』が、

 プロローグ すでに戦争は始まった。日本侵攻は2027年か

 第一章 ロシアはなぜあれほどウクライナに苦戦しているのか

 第二章 ロシアは北方領土を返すつもりはない

 第三章 北朝鮮のミサイルは東京を焦土にするか?

 第四章 中国は台湾の次に尖閣を狙う。その時、日本は!

 第五章 まったく新しい戦争と人間

 第六章 世界平和実現を絵空事にしないために

と章立てされているうち「第一章  ロシアはなぜあれほどウクライナに苦戦しているのか」まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

サイン本販売情報に

反応スピード速かったわりに、サイン本は最後の一冊であったという綱渡り ^^;

即応して入手していた経緯。

ウクライナから学ぶべきこと

冒頭、

” 2027年、日本がウクライナのようになる ー 。

これは決して、脅しではありません。私が本気で心配している「迫りつつある危機」です。総理や国会議員、周囲の人々にも必死にそれを伝えています。”(p16)

というガツーンと打ち込まれる一文に始まる本書では、

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アメリカの地方選挙舞台に風刺が効いた政治コメディ:映画『スイング・ステート』鑑賞記

日曜日の夜、時間のあったところで「何かあるかな〜」と、amazon Prime Video内を検索し・・

「これかなー」と、コメディのカテゴライズも決め手となり、『スイング・ステート』を選択。

原題 IRRESISTIBLE

アメリカ合衆国の大統領選挙で、大抵の州は共和党か民主党で毎回結果が変わらぬ中、

選挙時の情勢により結果が動き、全体の結果を左右しうるスイングステートと称されるうちの州の一つウィスコンシン州舞台に

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『ぼくらの選択』雄志篇、虎穴篇、天命篇 刊行記念 青山繁晴議員サイン会 参加記

今週は八重洲ブックセンターで開催された、青山繁晴議員のサイン会に参加。

2時間半とたっぷり設けられた開催時間の前半は50名の参加者から発せられた質問に青山繁晴議員が応える質疑応答で約50分。

内容についてはオフレコとのお達しもありましたので控えますが、もっかの国内外の関心事に、それらで目を向けるべき視点に明瞭なご説明頂きました。

つい先日終わったばかりの18日間に及んだ参議院議員選挙の最中と比較すると

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