「ALBRI 2022」カテゴリーアーカイブ

オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:今後2、3週間分の店頭商品補充滞る見通し

今後2、3週間分の店頭商品補充滞る見通し

” 生産業者の従業員、流通のトラック運転手らがコロナウイルスに感染したり、濃厚接触で休業したりが起きていることと、消費者の買いだめ意識の高まりでシドニー都市圏のスーパーマーケットで空っぽの商品棚が出始めている。1月10日付ABC放送(電子版)が伝えた。

ウールワースのブラッド・バンドゥッチCEOは、「供給チェーンが崩壊しており、ウールワースも他のスーパーマーケット・チェーンも今後2週間は商品補充が滞る見通しが大きい」と語っている。

バンドゥッチCEOは、「一部商品の不足は物によっては3週間程度入荷不足になる物もあると思う。

最大の問題は、生鮮商品や食品雑貨を流通センターを通し、店頭に並べるまでのところにある。

流通センターがボトルネックになっており、現在、20%から40%の社員が欠勤している。この欠勤はほとんどがオミクロン株の影響だ」と語っている。

コールズでは、流通センターの労働力の約3分の1が欠勤しており、また、店舗の社員の10%程度が欠勤していると語っている。

先週末には、「いくつかのトラック・ロジスティックス企業が、運転手の3分の1から半数までがコロナウイルス隔離のために欠勤している」と語っている。

スーパーマーケットにとっては流通への影響が大きいが、バンドゥッチCEOは、「メーカーや供給業者もコロナウイルスで業務に支障が出ている。

特に国内メーカーの場合、企業内でコロナウイルスによる社員の欠勤が増えており、業務に支障が出ている」と語っている。

また、精肉の棚も空きが目立っており、「一つのサプライヤーというのではなく、ほとんどすべてのサプライヤーで起きており、生産が半分程度にまで落ちている。

ただし、ウールワースの場合、商品供給は危機的にはなっていない。供給チェーンに十分な商品はある」と語っている。

2020年と2021年には消費者が商品がなくなるのではないかとあせって買い占めに走ったために商品棚が空になることがあったが、今回は問題が変わった。それでも対策はほぼ同じといえる。

バンドゥッチCEOは、店頭が正常に戻るのは1月末くらいになるかも知れないと語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:初の女子プロ野球選手がジェネビーブ・ビーコム投手が示す道標

初の女子プロ野球選手がジェネビーブ・ビーコム投手が示す道標

” 野球少女の未来に新たな可能性を示す歴史的な登板だった。豪州球界の頂点・オーストラリアン・ベースボール・リーグ(ABL)のメルボルン・エイシズに所属するジェネビーブ・ビーコム投手が8日、男性選手に混じってのプロデビューを飾った。

同リーグ史上初の女性投手となったビーコムは試合後「やりたいことをやってください。

懸命に努力を続ければ、必ずどこかにたどり着きます」と、野球という夢を追う少女たちにメッセージを送った。

17歳の左腕・ビーコムは1月上旬にチームと育成契約を締結。8日のアデレード・ジャイアンツ戦の6回、4点を追う場面で初登板を果たすと、1回を無安打無失点に抑えた。

さらに歴史的登板を終えると、野球をプレーしたいと願う少女たちに向け「もし誰かが、ソフトボールなどあなたが “したくない” スポーツをやらせようとしてきたら、無視してください。やりたいことをやってください」と熱いメッセージを送った。

ビーコムの軌跡を特集した米紙「ワシントン・ポスト」によると、彼女はエイシズと契約する前は、100球団以上が所属するビクトリアン・サマーベースボールリーグの1部でプレー。

2018年にはビクトリア州のU-16代表に、女性として初めて選出された。男性のものだったリーグに挑戦を続けてきた。

エイシズでヘッドコーチを務めるピーター・モイラン氏(元ブレーブスなど)はジュニア時代からビーコムの成長を見守り続け、実力を高く評価している。

「国内外のトップクラスの選手に引けを取らないどころではありません。彼女の選出が “名ばかり” だと思っている人がいれば、考え直すべきです。100%実力で勝ち取ったものなのですから」とコメントしている。

周囲の雑音に惑わされず、自分の信じた道を突き進んだからこそ開けた世界。「懸命に努力を続ければ、必ずどこかに辿り着きます。不可能ではありません。ご覧の通り、実現できるのです」とビーコムは言い切った。

今後は野球の本場・米国の大学野球に挑む意向も示している。彼女の挑戦は、多くの野球少女に勇気を与えたはずだ。”(出典:Full-Count via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ノバク・ジョコビッチ選手の入国を裁判所認め解放命令。全豪オープン出場は不透明

ノバク・ジョコビッチ選手の入国を裁判所認め解放命令。全豪オープン出場は不透明

” オーストラリアの裁判所は10日、テニスのジョコビッチ選手の同国入国を認める判断を示し、連邦政府に対して選手を収容先から即時に解放するよう命じた。

入国を拒否し、査証(ビザ)を取り消した政府の決定は「合理性がない」とした。ジョコビッチ選手が主張した新型コロナワクチンの接種免除の特例を事実上認めた形。現地メディアは「ジョコビッチ選手の勝利」と伝えた。

政府側の弁護士は言い渡し後、政府の裁量で査証を再び取り消すことができると主張。

17日に開幕する全豪オープンに出場できるかどうかは依然不透明だ。豪メディアは、ジョコビッチ選手が解放されたと報じた。”(出典:KYODO via Yahoo! JAPAN)

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:自然の楽園「ワイルドライフ・ワンダー」

自然の楽園「ワイルドライフ・ワンダー」

” 世界のナショナル ジオグラフィックの編集スタッフが厳選した「2022年、最もエキサイティングな25の旅先」を、自然、冒険、サステナビリティ、文化と歴史、家族という5つのカテゴリに分けて紹介。決して忘れることのできない発見の旅が待っているだろう。

2022年は、ユネスコが世界遺産条約を採択してから50年。貴重な文化や自然を守り続けてきたことに敬意を表して、今回のリストには多くの世界遺産を含めている。

2019年から2020年にかけての山火事で18万6,000平方キロメートルという広大な面積が焼失したオーストラリア。じつに30人近くの人間と10億頭以上の動物が犠牲になった。

そのオーストラリアで、再生の芽が膨らみつつある。ビクトリア州のオトウェイ地区にある観光アトラクション「ワイルドライフ・ワンダー」は、独自のやり方で再生に一役買っている。

太古の森や滝に囲まれたこの自然の楽園は、絶景のドライブルート「グレート・オーシャン・ロード」に位置しており、ツアーで楽しむことができる。

デザインを手がけたのは、ブライアン・マシー氏だ。氏はニュージーランドのホビット村(映画『ロード・オブ・ザ・リング』や『ザ・ホビット』で使われた撮影セット。

マシ―氏はいずれの映画にもアートディレクターなどで参加)を巡るツアーの景観デザイナーも務めている。

ワイルドライフ・ワンダーにおいて、マシー氏は植物学者、科学者、動物学者、環境専門家らと力を合わせ、自然に溶け込んだ木製の遊歩道を作った。

観光客は、75分間のガイドツアーでユーカリの森の中を歩きながら、そこに暮らすコアラ、ワラビー、バンディクートといった動物たちを見ることができる。

途中、研究用の拠点に立ち寄って、キツネやネコなどの侵略的捕食者に狙われやすいハナナガネズミカンガルーなどの在来種を守る取り組みについて学ぶことができる。

ワイルドライフ・ワンダーの収益はすべて環境保護センターに寄付され、ネズミカンガルーたちの行動をさぐる研究など、オトウェイでの重要な保護活動に役立てられている。”(出典:NATIONAL GEOGRAPHIC via Yahoo! JAPAN)

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:レナタ・ボラコバ選手もビザ問題で収容施設に拘束

レナタ・ボラコバ選手もビザ問題で収容施設に拘束

” オーストラリア国境警備隊(ABF)が女子テニスのレナタ・ボラコバ選手(チェコ)をビザ(査証)の問題で拘束したことがわかった。

全豪オープンを控えたオーストラリアでは男子のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)の入国ビザが取り消される騒動があり、議論が収まっていない。

チェコ外務省はCNNに寄せた声明で、ボラコバ選手がジョコビッチ選手と同じメルボルン市内の収容施設にいることを確認。他のテニス選手数人も収容されていると明らかにした。

現在シドニーのチェコ総領事館が対応に当たり、ボラコバ選手に接触しているという。

ボラコバ選手は過去にウィンブルドン選手権のダブルスで準決勝に進出した実績を持つ。

地元紙エイジによると、オーストラリアには過去6カ月の間に新型コロナウイルスに感染したとの理由で医学的免除を得て入国した。

ボラコバ選手はすでに全豪オープンの前哨戦となるメルボルン・サマー・セットに出場し、女子ダブルスで1回戦敗退を喫している。

ABFは7日のCNNの取材に対し、ボラコバ選手の名前は出さずに、大会に関係する人物のビザの状況に関する捜査が完了したと説明。この人物は国外退去となるまで入国管理施設に収容されると述べた。

チェコ外務省によると、ボラコバ選手は大会参加の条件となる新型コロナ非感染の証明を有しており、オーストラリア当局に抗議して説明を求めている。

ただ、トレーニングの時間が限られることから、大会を棄権して出国することを決めたという。

全豪オープンをめぐっては、オーストラリアのモリソン首相が今週、ジョコビッチ選手は入国時のワクチン接種要件に対する「正当な医学的免除を有していなかった」と明らかにしていた。ジョコビッチ選手本人はワクチン接種状況を公表していない。”(出典:CNN.co.jp via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:コンセッション・カード所持者には無料RATキット配布

コンセッション・カード所持者には無料RATキット配布

” 1月5日付ABC放送(電子版)は、同日の全国閣僚会議で、「迅速抗原検査(RAT)キットをコンセッション・カード所持者に無料で配布する」ことを決めたと伝えている。

また、これまでRATで陽性判定が出た場合にはPCR検査を受けなければならなかったが、今後はRATで陽性だった場合にもPCR検査を受けずに自己隔離すればいいことになる。

また、トラック運転手に定期検査を義務づけていた規則も廃止された他、海外からの入国者も複数回の検査を受けないようになる。

年金受給者その他のコンセッション・カード所持者は向こう3か月の間に10回まで無料RATキットを受けられるようになる。また、今後2週間以内に無料RATキットが用意される。

コロナウイルス感染者の爆発的な増加と検査基準の変更で自宅で検査できるRATキットがどこの薬局でも品切状態になっている。

これまで無料RATキットの対象は、濃厚接触者、コロナウイルス様の症状のある人、ヘルスケア従事者、高齢者介護従事者に限られていた。

ただし、スコット・モリソン連邦首相は、「RATキットは誰にでも無料で配布するわけにはいかない。そんなことをしている国はイギリスくらいだが、イギリスはオーストラリアとは状況が違う」と発言している。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ノバク・ジョコビッチのビザを取り消し、入国拒否

ノバク・ジョコビッチのビザを取り消し、入国拒否

” オーストラリア当局は6日、男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が入国のため取得していたビザ(査証)を取り消した。

ジョコビッチは医療上の理由による新型コロナウイルスワクチンの接種免除が認められたとして、5日夜に全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)出場のため豪メルボルンに到着していた。

ジョコビッチは事前に接種免除の申請を出し、二つの医療専門家委員会による審査を経て大会主催者も認可していたが、一転して入国管理当局を通過できなかった。

ジョコビッチのワクチン接種が免除されたことについては、2年にわたり新型コロナのロックダウン(都市封鎖)や規制に耐えてきたオーストラリア国民から怒りの声も上がっていた。

豪国境警備隊(ABF)は「ジョコビッチ氏は、オーストラリアへの入国要件を満たす適切な証拠を提出しなかったため、ビザが取り消された」と発表し、「入国時に有効なビザを保持していなかったり、ビザが取り消されたりした非市民は、拘束され、オーストラリアから退去させられる」と説明した。

今後は送還をめぐり法的に争う可能性もあり、ジョコビッチが同日中にオーストラリアを退去するか、隔離ホテルや政府指定の施設に滞在するかは不明となっている。

豪紙エイジ(Age)やシドニー・モーニング・ヘラルド(Sydney Morning Herald)は、ジョコビッチの担当弁護士が決定の撤回を求める見通しだと伝えている。

セルビアのアレクサンダル・ブチッチ(Aleksandar Vucic)大統領は、ジョコビッチと電話したことをインスタグラム(Instagram)で明かし、「セルビアの全国民が味方であり、世界最高のテニス選手に対する不当な扱いを一刻も早く終わらせるため、関係当局があらゆる手段を使って対応している」と本人に伝えたとしている。

「国際法の原則にのっとり、セルビアはノバク・ジョコビッチ、そして正義と真実のために闘う」”(出典:JIJI.com AFPBB News via Yahoo! JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:日豪首脳、円滑化協定を(2022年1月)6日署名へ 

日豪首脳、円滑化協定を(2022年1月)6日署名へ

” 岸田文雄首相とオーストラリアのモリソン首相は6日、オンラインの首脳協議を開いて自衛隊と豪軍が互いの国で共同訓練をしやすくする「円滑化協定」に署名する。日豪両政府が5日に発表した。日本が同様の協定を結ぶのは日米地位協定に次ぐ2例目となる。

松野博一官房長官は5日の記者会見で「日豪関係を一層強化し、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向け連携を深めていくと確認する予定だ」と述べた。

日本にとって豪州は「準同盟国」に当たる。両国は東・南シナ海への海洋進出を強める中国を念頭に安全保障での協力を深めている。

今回の円滑化協定により日豪の部隊が共同訓練で相手国に入国する際の審査が不要となる。訓練で使う兵器といった装備品を持ち込む手続きも簡素になる。”(出典:日本経済新聞

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