作家・ジャーナリスト 門田隆将さんが
” 「ルーズベルトに与ふる書」ー
死の直前、日本の司令官が、戦争をしている相手国であるアメリカの大統領に対して「一通の手紙をしたためた」のである。”(p4)
という史実を関係者の証言等を丹念に紡いで終戦八十年にあたる二〇二五年に上梓した『大統領に告ぐ 硫黄島からルーズベルトに与ふる書』を昨年(2025年)大晦日に読了。
昨年10月(20日)に開催された『高市早苗総裁就任記念国民の集い』に門田隆将さんが登壇された後、サインを頂いていた著書。

本書は
” 日米の太平洋戦線での最大の激戦となった硫黄島の戦いで生まれたこの「奇跡の物語」は、日本では残念ながら知る人が少ない。むしろアメリカでのほうが有名だ。
今も、アメリカのメリーランド州の州都・アナポリスの海軍士官学校の資料庫に大切に保管されているこの手紙は、歴史家たちの貴重な研究課題となり、学術論文はもちろん、 YouTubeその他でも、数多く取り上げられている。
それは、手紙の内容が、日本と日本人の「真意」と「立場」を毅然と説明しただけではなく、洋の東西を越えて「示唆」に富み、さらには、第二次世界大戦の勝利を目前にしたアングロ・サクソンの「欺瞞」を突く歴史的に極めて価値の高いものだったからにほかならない。”(p4-5)
という市丸利之助海軍少将が時のフランクリン・ルーズベルト大統領にあてた一通の手紙を巡り、
市丸海軍少将が壮絶な最期に至るまで辿った軌跡、
” 筆で書かれた難解な墨字の原文を読み解いたこの二等兵曹は、のちに判明するように、アメリカ人が読んでことさら反発し、その先を読まなくなるような部分は巧みに省き、一気に読み通すことができる見事な英文にしていた。”(p11)
ルーズベルトに与ふる書 の原文を巧みに英訳した三上弘文二等兵曹が遂げた役割に、
” ルーズベルトに与ふる書を腹に巻いて突撃し、「通信参謀としての責務」を全うした村上治重。”(p200)
命と引き換えに使命を完遂した村上治重通信参謀の人となりなどについて、私を含む多くの日本人が知らざる知っておくべき史実が本を読み進めるに従い克明に紐解かれています。

同年11月に開催された出版記念講演会では

戦後八十年に間に合わせたいとの門田隆将さんの強い思いに相反して、取材が思ったように進まなかった中、雲を掴む思いで投函した手紙への返信から突破口が拓け、一気に骨格が固まった舞台裏をお聞きしましたが、
【門田隆将】特別配信!出版記念講演会「大統領に告ぐ 硫黄島からルーズベルトに与ふる書」2025/11/23 星稜会館
門田隆将さんらしい日本人が誇るべき生きざまを遂げた先人の
” 「百年後の日本民族のために殉じることを希望する」”(p311)
なる思いが、重く突き刺さった年末の読書となりました。











