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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:中国の投資家がオーストラリアの不動産に惹かれる理由 ②

中国の投資家がオーストラリアの不動産に惹かれる理由 ②

” ◆中国国内で生まれる要因

中国の経済状況や規制環境もまた、中国人投資家の目が海外へと向かう要因だ。

中国通貨の価値下落は非常に大きな影響力を持つ。人民元の価値が下がるにつれ、中国の投資家は何を、どこで購入できるのか再考するようになる。

オーストラリア主要都市の賃貸利回りは2〜3%で、中国の2倍だ。

また、中国では居住用不動産投資の法律が改訂されたことにより、オーストラリアがより魅力的に映るようになったのだ。

中国では農村部と都市部でまったく異なる不動産所有制度が敷かれている。

農村部の土地は、地区ごとの農村集団が所有している。土地の売買は、同じ農村集団のメンバー間でのみ認められている。

このシステムによって農村部の土地競争が制限され、価格も抑えられる。その分、投資先としての魅力に乏しいため、中国人投資家には背を向けられてしまう。

一方、都市部の土地は、いまだに国家が所有しており、それを住宅所有者に対して70年間貸与するというシステムになっている。

このシステムでは都市部の住宅所有を、都市戸籍を持つ者、もしくは同じ都市に5年連続して居住、納税している住民に限定している。

この状況が多くの中国人を都市の居住用不動産から遠ざけてしまっているのだ。

2011年から2015年の間、適切な戸籍を持った者の都市部不動産取得が、居住用と投資用の計2軒までと制限された。北京ではいまだにこの規制が敷かれたままだ。

これは、住宅市場から締め出される人が増える中で、住宅価格不安が高まったことを受けて策定されたものだ。

そして、居住用不動産購入時の頭金を価格の30%に設定したことから、問題はさらに深刻化する。

これらの複合的な要因により、多くの中国人投資家が不動産購入のため、所有権が不明瞭な中国の非合法市場や国外の投資機会に手を伸ばすことになった。

中国国家外貨管理局は、2016年11月に中国からの資本流出を制限するため、新たな規制を導入した。

中国から500万米ドル(約5億5,500万円)以上の海外送金を行う場合には、中国国家外貨管理局の承認が必要となった。

ただ、オーストラリアで住宅購入する場合、この限度額を下回るケースがほとんどだ。

2017年には個人投資家の年間外貨保有額を5万米ドル(約555万円)に制限する新たなルールも導入された。

オーストラリアにある中国の大手開発会社は、個人向けの住宅ユニットを「オフ・ザ・プラン(予約販売形式)」で中国の不動産投資家に直接販売することで知られている。

この場合、デベロッパーは契約締結のため、新たな外貨保有規制をくぐりぬける方法を懸命に模索することになる。

ただし、デベロッパーが各々メソッドを構築するには時間がかかるだろう。

一般的に、住宅価格が上昇するにしたがって賃貸利回りは低下する。投資家が不動産取得のために借りる金額がその後の賃貸収入に比べて大きくなるからだ。

メルボルンとシドニーでは家賃が大幅に上昇しているものの、住宅価格の上昇ペースには追いついていない。主要都市の賃貸利回りは低下している。

賃貸利回りが1〜1.5%の中国では、労力に見合う価値があるのか、と不動産の賃貸を再考する投資家もいる。

賃貸物件を空室のままにして傷みを防ぎ、資産売却益を得ることで利益を創出しようとしている。この行動が中国国内の賃貸物件供給不足と密接にかかわっているのだ。

オーストラリアが住宅価格高騰と賃貸利回りの低下に苦しむ中、それに伴って現地の居住用不動産投資が中国人投資家の長期投資先としての魅力を失ってしまう。

資産売却益への依存度が高まれば、FIRBの意図に反してオーストラリアの空き物件が増えることになりかねない。

中国当局が規制を敷いたことで、短期的には中国からの資金流出を抑えられるかもしれない。

しかし、中国の投資家は、このような制限を回避する方法を見つけることになるだろう。

中国の居住用不動産所有権の制限が解除されれば、中国国内への投資が再注目されることになるかもしれない。”(出典:BLOGOS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:中国の投資家がオーストラリアの不動産に惹かれる理由 ①

中国の投資家がオーストラリアの不動産に惹かれる理由 ①

” オーストラリアの住宅価格が上昇している。その原因としてしばしば挙げられるのが、中国の投資家の存在だ。

ただ、今後数年間でその需要も減少していくことになるかもしれない。そこにはいくつかの要因が絡んでいる。

2016年に発表された報告書によると、中国人よる居住用不動産投資は減速傾向にあるという。

両国間の賃貸利回りの差が縮まり、また住宅価格の上昇に伴って、オーストラリア不動産の魅力が減退しているのだ。

中国都市部での居住用不動産所有制度や個人投資の金融規制が解除されたことも一因だと考えられる。

中国には、個人資産が134万豪ドル(約1億1100万円)を超える富裕層も数多く、またビリオネアも568名を数える。その資産を合算すると、オーストラリアのGDPに匹敵するほどだ。

多くの中国人投資家は合法的な収益の他に、公にならない収入や財産を所持しているため、その両者の投資先として海外不動産に注目が集まっている。背景にあるのが中国国内の住宅バブルだ。

◆なぜオーストラリアが魅力的なのか

2015年、中国の投資家がオーストラリアの商業用および居住用不動産に投資した額は全体で約68億豪ドル(約564億4千万円)だ。

現在、オーストラリア外資審査委員会(FIRB)は、流入する不動産投資資金を新築住宅に向けることで建設業界に新たな雇用を創出し、経済成長を支えていくという姿勢を見せている。

オーストラリアに一時滞在する場合、出国時には中古の住居を売却しなければならないにしろ外国人にも現地で新築住宅を保持、賃貸、販売さらに居住することが認められることが多い。

これが新築住宅に投資する中国人を呼び込む主要ポイントになる。

他にも、オーストラリアには投資家にとって魅力的な要素がある。金融機関が中国よりも安定していること、不動産市場が活発であること、土地所有権制度の規制が整備されていること、主要都市の資産売却益率が高いこと、そして頭金の額が少ないことなどだ。

オーストラリアのFIRBも国内住宅市場に流入する海外からの投資金には注視しており、これらの要因にも警戒しているのかもしれない。

しかし、それでも中国の不動産規制法や投資家ニーズといった海外投資への追い風と苦闘しているのが現状だ。”(出典:BLOGOS)”

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由

ベン&ジェリーズがオーストラリアで「ダブル」を禁止する理由

” 米バーモント州を拠点に世界各国でアイスクリーム店をチェーン展開するベン&ジェリーズは、オーストラリアの店舗では当面、同じフレーバーを2スクープ(=ダブル)という注文は受け付けない方針としたことを明らかにした。

オーストラリアにある26店舗では、例えば「生焼けの」を意味する「Half Baked」や、創業者らと地元のバンド「フィッシュ」との出会いを記念して作られた「Phish Food」などを1つのカップやコーンに乗せることができなくなった。

これは、同国政府が同性婚を合法化するまでの措置だという。同社は5月24日、ウェブサイト上で「Love comes in all flavors!(全てのフレーバーに愛がある!)」と題した文書を公表。

「私たちのアイスクリームのファンの皆さんに、その時が来たことをオーストラリアの国会議員たちに伝えてほしいのです。

結婚を全てに人にとって平等で、合法なものにすべき時です」と訴えた。同国の1961年連邦婚姻法は、同性婚を認めていない。

「国民の72%が同性婚を支持」

オーストラリアでは国民の72%が婚姻の平等を支持している。同社は来店客らの行動を促すため、国内の全店舗にポストボックスを設置。

自分たちの考えを書き、同性婚支持の理由を議員らに伝えようと呼び掛けている。店舗で投函された手紙は、連邦議会の今会期の最終日である6月13日に、議員らの元に届けるという。

同国の議会上院では今年2月、結婚の平等の合法化に向けての報告書がまとめられた。

同性婚を支持する団体はこれを受け、「オーストラリアにある100以上のLGBTI団体とリーダーたちが一丸となり…連邦議会に対し、全ての国民の結婚の平等実現のために行動することを求める」との考えを明らかにしている。

「米英でも支持表明」

ベン&ジェリーはこれまでにも、結婚の平等を支持する考えを明確に示してきた。

米国で連邦最高裁が同性結婚を認める判断を示したときには(結婚式の誓いの言葉「I do」にかけて)、「チョコレートチップ・クッキー・ドウ(Chocolate Chip Cookie Dough)」のフレーバー名を「I Dough, I Dough」に変えた。

英国でも議会が同性婚に関する審議を開始した際、支持を表明するために「オー・マイ!アップルパイ(Oh My! Apple Pie)」を(末永くお幸せに、を意味する「Happily ever after」にかけて)「Apple-Y Ever After」」に変更した。

ベン&ジェリーは発表文の中で、「オーストラリアではこれまで以上に多くの人たちが、全ての人に愛する人を愛し、結婚する権利が認められるべきだと考えるようになっている」と指摘。

「実現しましょう! 地元のベン&ジェリーの店へ行き、地元を代表する議員らに向けたにメッセージを送り、あなたが結婚の平等を支持していることを伝えましょう!」と呼び掛けている。”(出典:Forbes JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラタス、サンゴリアス戦の来日メンバー決定

ワラタス、サンゴリアス戦の来日メンバー決定

” 6月11日に開催される『秩父宮みなとラグビーまつり2017』でサントリーサンゴリアスと戦うワラターズの来日メンバーが発表された。

FLマイケル・フーパー主将やSOバーナード・フォーリー、FBイズラエル・フォラウら9名がワラビーズに選出されたため、来日予定の24名に含まれるインターナショナルプレーヤーは僅かしかいない。

しかし、6月3日に予定されているスーパーラグビー、チーフス戦のメンバーである23人のうちの12人がサンゴリアスと戦うスコッドに含まれている。

他のメンバーも今季のスーパーラグビーの舞台で活躍している選手がほとんどだ。

誰もがウインドウマンス明けのシーズンにプレー時間を確保するため、この試合でアピールしたいところだろう。

来日選手の中でもっとも代表キャップ数が多いのが豪州代表として18テストに出場経験のあるLOウィル・スケルトンだ。

203センチ、140キロの巨漢はシューズのサイズが36センチ。桁外れの巨体を利してパワー満点のプレーを見せる。

同2キャップのWTBタンゲレ・ナイヤラヴォロ(昨季までパナソニックに所属)もパワフルなランニングでスタンドを沸かす存在だ(今季4トライ)。

また、元セブンズ代表のスター(2016年までワールドシリーズ30大会で計632得点)で今季からスーパーラグビーの舞台で活躍するキャメロン・クラークも、キレのいい走りでチームの大きな戦力になっている(全12試合中9試合出場)。

インサイドCTBとして活躍するデイヴィッド・ホーウィッツは今季11試合(全12戦)のうち8試合で先発するレギュラー格の選手だ。

高いスキルでSOフォーリーと決定力あるFBフォラウをつなぐ存在。2年連続高校代表、U20代表にも選ばれた22歳のプレーはサンゴリアスを苦しめるだろう。

PRバディー・ライアンは今季は途中出場が多いものの、全12戦に出場している。

スーパーラグビーの出場数は80を超え、豪州代表キャップも3つ持つスクラメイジャー。

HOダミアン・フィッツパトリックは元U20代表主将で、仏・リヨンでのプレー経験もある。

昨年、秩父宮でサンウルブズと戦ったときにFBを務めたアンドリュー・ケラウェイにとって、東京は思い出深い場所でもある。

幼い頃、ハンターズヒル・ジュニアラグビークラブで楕円球を追っていた。2008年の9月末から10月にかけて日本に遠征し、神奈川、埼玉、東京で全6戦。

桐蔭学園中や府中ジュニアなど、中学校チームやラグビースクールとの試合を通して交流を深めた。

ケラウェイはその後、トライゲッターとして大きく飛躍した。2014年のU20世界選手権では10トライをマークして大会個人記録を更新。

昨年スーパーラグビーにデビューし、11戦に出場した。今季も7試合でプレーしている。

将来性豊かなスコッドで来日するワラターズとサンゴリアスのキックオフは6月11日の13時30分。

『秩父宮みなとラグビーまつり2017』は6月6日から11日まで開催され、同試合当日は周辺道路の一部を閉鎖し、様々なイベントがおこなわれることになている。

試合前も試合後も「聖地」周辺はお楽しみでいっぱいだ。”

■ワラターズ来日予定メンバー
PR パディー・ライアン、PR サム・ニーズ、PR アンガス・タアヴァオ、PR デイヴィッド・ロロヘア、HO ダミアン・フィッツパトリック、HO ヒュー・ローチ、LO ウィル・スケルトン、LO ジェド・ホローウェイ、LO デイヴ・マクダリング、LO セニオ・トレアフォア、FL パトリック・ジェームズ、FL/NO8 マイケル・ウェルズ、FL/NO8 マクリーン・ジョーンズ、

SH マット・ルーカス、SO アンドリュー・ディーガン、SO ブライス・ヘガティー、SO/CTB デイヴィッド・ホーウィッツ、SOマック・マイソン、CTB イラエ・シモネ、WTB タンゲレ・ナイヤラヴォロ、WTB/FB アンドリュー・ケラウェイ、FB/WTB リース・ロビンソン、Utility BK キャメロン・クラーク、Utility BK ハリー・ジョーンズ(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:放置される新築物件

放置される新築物件

” 2017年5月30日、参考消息は中国の富豪がオーストラリアで新築される家屋の4分の1を購入しているとする英紙デーリー・メール電子版の22日付報道を伝えた。

現地で新築物件を購入する中国人には現地に家族で移住して生活することを想定した人もいれば、購入してそのまま放置する人も多く、中国人が購入した住宅の20%が空き家の状態だという。

住宅ローンなどを手掛ける金融会社イエロー・ブロック・ロードのマーク・ボーリス会長は「彼らは今年1軒、来年また1軒、その後もう1軒…と買い続けようとする。

本人に利益がなくても子どもや一族がそこから利益を得られればいいという考えだ」と語る。

同氏はまた、中国人が購入する物件は極端に高額なものばかりで、現地の一般家庭とはそもそもニーズがバッティングしないとも話す。

特別投資ビザを取得してシドニー東部のドーバー・ハイツに建つ海の見える650万豪ドル(約5億3700万円)の物件に目を付けた中国人女性は、「快適で美しい郊外の家を第2の住み家にしたい。物件を買うだけでなく最終的には現地で生活したい」と語る。

女性はすでに息子を現地の名門私立学校に入学させている。このような中国人は多いという。

アジアの富豪向けにパーティーを催している不動産仲介業者の女性は、「完全に『中国人のオーストラリアライフ』を売り出すためのもの。これは侵略ではなく、中国人は家を買うのが好きなんです。

オーストラリアでなければ、カナダやイギリスの家を買う。彼らは生まれながらにして家を買うのが好きなんですよ」と語っている。”(出典:livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アジア諸国からの飛行機乗客数、顕著に成長

アジア諸国からの飛行機乗客数、顕著に成長

” オーストラリアと中国を結ぶ飛行機の乗客数が昨年、248万人に達し、前年比でほぼ30%の増加となったことが分かった。

また、オーストラリアでは外国人の乗客数が8%増加の3,760万人となり、こちらも伸びを示している。

連邦政府のチェスター運輸相は、今後もこの成長率が続いていけば、10年以内に乗客数は2倍になると予想している。

さらに同相は、オーストラリアと中国の両国で航空各社がサービスを拡大していくとみられるため、とくに今後成長がみられると分析した。

また、オーストラリアとその他のアジア諸国との間にも力強い成長が見られ、とくに日本とインドネシアで顕著となっている。

乗客数を航空会社別でみると、カンタス航空が過去10年間で12.5%増、ジェットスター航空が7.6%増、エミレーツ航空が1.9%増となった一方、シンガポール航空は3.2%減だった。 “(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:今、オーストラリアで人気!フラワーゼリーケーキ

今、オーストラリアで人気!フラワーゼリーケーキ

” 日本のファッショニスタの間で大流行中の「フラワーババロア」。こちらはエディブルフラワー(食用花)をババロアのドームに閉じ込めたビジュアルスイーツでしたが、

オーストラリアではいま‟フラワードーム”なる3Dケーキが人気を集めているようです。

シドニーにあるカフェ「La Floraison」の「フラワーゼリーケーキ」は、透明なゼリードームのなかに1輪の可憐なお花を閉じ込めた3Dスイーツ。

ぷるぷるのドームは寒天でできており、中のお花ももちろん食べられるそうです。

しかもこのお花はエディブルフラワーではなく、ココナッツクリームとミルクで1枚1枚花びらを作っているというから驚きです!

スプーンを入れるのが惜しい… ちなみに1枚の花びらを作るのに約9分もかかるそうですよ。

シドニーに行ったらマストで訪れたいカフェ「La Floraison」の詳細はこちらから。La Floraison “(出典:livedoor NEWSをもとに編集
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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ジョン・トラボルタ、航空博物館にボーイング707型機を寄贈

ジョン・トラボルタ、航空博物館にボーイング707型機を寄贈

” 米俳優のジョン・トラボルタ(John Travolta)さんが、長年愛用してきた自身のボーイング(Boeing)707型機をオーストラリアの航空博物館に寄贈した。

同機は1964年に豪カンタス航空(Qantas Airways)のため製造され、30年以上運航に従事した後、トラボルタさんが手に入れた。

『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』などの映画に出演したトラボルタさんは、パイロットの資格を所持する熱心な航空ファンとしても知られている。

2002年からカンタス航空の親善大使も務めるトラボルタさんは声明で、「歴史的航空機復元協会(HARS)に私の愛するボーイング707型機を寄贈するという、この胸躍る歴史的な発表ができ、大変うれしく思う」と述べた。

航空機の保存を目的としたオーストラリアの団体であるHARSは今後、シドニー(Sydney)から約145キロ離れた同団体の施設へ向けて米国から飛行できるよう、同機の修復作業を援助するという。

飛行の日程はまだ決まっていないが、長年の航空ファンであるトラボルタさんも同乗する予定だという。

トラボルタさんは「飛行機が安全に飛べるようになるには、まだ多くの作業が必要だ」としつつ、

「HARSの皆さんの献身ぶりと情熱を目の当たりにし、この美しく歴史的な航空機が再び飛ぶことに疑いの余地はない」と期待を寄せ、

「飛行機をオーストラリアへと羽ばたかせるクルーの一員となりたい」との希望を明らかにした。

ボーイング707型機は1960年代、旅客機市場で支配的な地位を占め、それまで鉄道と船が主な手段だった長距離旅行において、新時代を先導する役割を果たした。”(出典:AFP=時事

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