失業率 − 2025年10月
” オーストラリアの失業率が10月に低下し、雇用者数も予想を上回る伸びとなった。労働市場の逼迫(ひっぱく)継続が示され、豪準備銀行(中央銀行)が政策金利を据え置いた判断がデータで正当化された。
豪統計局が13日発表した10月の失業率は4.3%と、9月の4.5%から低下。市場予想は4.4%だった。10月の雇用者数は4万2,200人増え、すべてがフルタイム職による伸び。増加幅は予想の2万人を大きく上回った。
この発表を受けて、豪ドルと政策動向に敏感な豪3年国債利回りが上昇。トレーダーは来年の利下げ観測を後退させ、短期金融市場で来年6月までの利下げ確率が低下した。株式相場は下げ幅を拡大した。
ロイヤル・バンク・オブ・カナダ(RBC)の豪部門チーフエコノミスト、スーリン・オン氏は「RBAはすでに労働市場が逼迫しており、需給ギャップがプラスで、インフレには粘着性があると示唆している。今回のデータはその見方を一層強め、当面は静観姿勢を保つだろう」と述べた。”(出典:Bloomberg)
グラフを見ると突き出た感の9月が、6〜8月の水準に戻った形ですね。失業率は事前の見込みと一致せずも、就業者数は予想を大きく上回ったとのことで前向きさが記事から滲みます。
上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2025年11月16日分の掲載記事です。
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