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ラグビー日本代表全31選手が振り返ったラグビーワールドカップ2015:『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち』中間記

先日「読み始め」ということで本序盤の模様をまとめた

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『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち』が折り返し地点を越えたので

今回、第二弾.-

新たに13選手分(計31選手中22選手)を読んで、やはり南アフリカ戦に関する言及が目立つところ

何名かの選手は、エディー・ジョーンズHC(ヘッドコーチ)が課した練習に関して言及しており、印象的なパートであったので、今回はその部分を中心に。

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:移住の理想と現実 ②

移住の理想と現実 ②

” オーストラリアの永住権取得には一定の語学力が必要とされているため、大半の日本人移住者は英語を日常レベルで使用する運用能力を有している。

しかし、フィールドワークをとおして、彼らの多くが特に移住直後の時期に言語バリアに苦悩した経験があることが分かった。

現在、日本市場向けのコールセンター勤務する三十歳代の女性は、英語をめぐる苦労について次のように語っている。

(仕事をしていて大変なことは)やっぱりコミュニケーションですね。お客さんとも会社の同僚とも大切だし、難しいなあと。

難しい点は、(日本語での)苦情の対応ですけど、やっぱり職場内の上司とかとの(英語での)コミュニケーションの方が大変かな。

同様に、旅行・留学関連の会社に勤務する男性は、同僚との英語でのコミュニケーションについて次のように語っている。

僕は英語を(日本で)ちゃんと勉強したことがなかったし、自分の人生の設計のなかに海外に住むなんて最初は考えてもなかったので、まずは英語に慣れるのには苦労しました。

ブリスベンに数年住んでだいぶ慣れてきたんですけれども、オーストラリア人のスタッフとのコミュニケーションは・・・まだまだ、苦労してばかりで・・・。”(『日本社会を「逃れる」オーストラリアへのライフスタイル移住』p186-187)

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STEEL PANTHER ” LIVE FROM LEXXI’S MOM’S GARAGE ” リリース!で全曲視聴可、ストリートパフォーマンス etc

2月26日に、バンド史上初のアコースティック・ライヴアルバムをリリースした STEEL PANTHER.-

前回、リリース前で話題が多くなっていることを取り上げましたが、

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<< 2016年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> STEEL PANTHER ” LIVE FROM LEXXI’S MOM’S GARAGE ” リリース!の前に、先行映像公開、FILM PREMIERE開催、バレンタインデーの思い出

その状態は下記の如く、今も続いています。

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:移住の理想と現実 ①

移住の理想と現実 ①

” オーストラリアの職場で働く日本人移住者の多くが、オーストラリアの職場環境や勤務形態およびワーク・ライフ・バランスに肯定的な印象を持っている一方で、

「移住者」あるいは「外国人」である立場は、日常生活やビジネスの場面で様々な苦悩をもたらす。

ウッドゥン(Wooden et al. 1994)らが指摘するように、オーストラリアに移住する移民一世は、一般的に定住過程において文化的および現実的側面において様々な問題を経験する。

この傾向は、筆者のフィールドワークにおける参与観察や聞取り調査でも観察され、日本人移住者は様々な困難を経験していたが、

その中でも言語バリア、ビジネス慣習の相違、人種差別の三点は、移住者の多くが経験する主要な要素であった。”(『日本社会を「逃れる」オーストラリアへのライフスタイル移住』p186)

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ロバート・デニーロが演じた非情と父娘の情の狭間での苦悩:映画『タイム・トゥ・ラン』鑑賞記

ここのところの週末の楽しみで、レンタル店に「何か、あるかな〜?」と立ち寄れば・・

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見付けたは良いが!全て貸出し中、、

おっ!といった感じで、Robert DeNiro:ロバート・デニーロ出演作が、新作コーナーに 。

但し、全て貸し出し、、

時間が土曜夕方で「こんな中途半端な時間に返しに来る人はいないでしょ」と、日曜の開店直後を狙い打ちすれば・・ 不発。

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デニーロ好きなら反応してしまわずにはいられないパッケージ.-

その後、しばし店内の様子を見に行けば、

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オールジャンルこなすデニーロですが、アクションのものは十八番(おはこ)ですね〜

何とか夕方に棚に戻される瞬間の一本をゲット ^^

ライフワークと位置付けるロバート・デニーロ出演作にかけた執念が実を結び(笑) 夕食後、待ちに待った感じで >> 再生

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリアの著名人 ⑫ 〜ジョージ・ミラー

オーストラリアの著名人 ⑫ :ジョージ・ミラー

先日、アカデミー賞で今回最多の6冠に輝いた『マッドマックス  怒りのデスロード』について取り上げましたが、

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<< 2016年3月2日投稿分:画像は記事にリンク >> 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』第88回アカデミー賞で最多6部門受賞

その立役者であるジョージ・ミラー監督がオーストラリアに凱旋帰国した時の模様が記事になっていたので、紹介します。

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ラグビー日本代表全31選手が振り返ったラグビーワールドカップ2015:『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち』読み始め

先日、参加した下記イベント

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<< 2016年2月21日投稿:画像は記事にリンク >> ラグビー日本代表 ホラニ龍コリニアシ選手、松島幸太朗選手参加の『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち』刊行記念サイン会 & 撮影会に行ってきた

の対象書籍である『日本ラグビーの歴史を変えた桜の戦士たち』が、

読み始めてから3分の1程度のところまで来たので、一旦まとめ。

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:市場の特殊性(2つのパラドックス)②

市場の特殊性(2つのパラドックス)②

” 第2のパラドックスは、高水準の失業に代表される経済不況にありながら、インフレに悩まされてきたという事実である。

周知の通り、インフレとは好況期の経済加熱により、需要の増加に生徒が追いつかず物価が上昇することである。

オーストラリアの状況はこれとは異なり、不況のなかで消費需要が低迷しているにも拘らず、賃金上昇に支えられて物価が騰貴してきたのであり、今日多くの先進国が直面している状況である。

こうした状況のもとで、オーストラリアの経済戦略として、短期的戦略と長期的戦略とを分けて考える必要がある。

つまり、短期的な戦略としては、いわゆる比較生産費説に従って、資源賦存状況から判断して第1次産品の輸出を振興する戦略である。

この場合の問題点としては、対外的には、主要輸入国が種々の輸入制限的措置を課していること、

さらにGATTにおいて輸出補助金の削減が合意されたとは言え、EUや米国などの競合的輸出国が依然として形を変えた輸出補助金を維持しているため、第1次産品の交易条件(相対価格)が低迷していることである。

WTO交渉の過程で、この点は徐々に改善されていくことが期待されるが、完全に実現するまでには時間を要するであろう。

また国内的には、一次産業中心では失業を吸収しがたいという雇用対策の面での問題がある。

長期的戦略としては、輸入代替的工業代替化を図っていくことである。

しかし、現実的にはこうした比較優位部門としての第1次産品輸出促進戦略か輸入代替的工業化かという両極端の二者択一の問題ではなく(いわゆる産業間貿易または垂直分業の推進ではなく)、

各産業部門をある程度は維持しつつ、経済構造に伸縮性を持たせた上で、各々の産業部門内で比較的競争力のある分野にシフトしていくという戦略、いわゆる産業内貿易(または水平分業)を推進して行くことが課題となろう。

オーストラリアは日本以上に貿易依存度の高い国であり、国際市場とのかかわりなしには経済政策を論じることができない。

その点で、上記の経済戦略は、WTOの新ラウンド合意が難航し、FTAが乱立する中で、オーストラリアの持続的発展のための国際化対応の戦略に他ならない。 “(出典『オーストラリア入門  第2版』p281-282)

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