東部広域を襲う歴史的な大干ばつ
” オーストラリア東部がここ50年あまりで最悪の大干ばつに襲われ、牧畜産業が大打撃を受けている。
雨が降る見通しは当面なく、経済的・精神的に追い詰められた農場経営者らは絶望の淵に立たされている。
過去にも大干ばつに見舞われてきたオーストラリアは、国民の干ばつへの対処能力の高さでも知られているが、
今回の異常気象は東部一帯に壊滅的な影響を及ぼしている。
今週初めにはわずかに雨が降ったが、記録的な大干ばつの前には焼け石に水で、牧草地や農耕地の大部分が枯れ果てている。
農家は飼料や牧草を他地域から仕入れざるを得ず、羊や牛を生き永らえさせるためだけに毎週、何千ドルもの費用負担がかさむ。
干上がった大地に草が育たないため、毎日何時間もかけて手作業で家畜に餌をやり疲れ切った農家や、飢えた牛を殺処分するほかなくなった農家もある。
多くの農場経営者たちが、先祖代々住み続けてきた家を放棄しなくてはならない未来に直面している。
ニューサウスウェールズ州当局は8日、州全域が干ばつ被害に見舞われていると公式に宣言した。
北隣のクイーンズランド州政府も、6割近くの土地が干ばつの影響を受けていると発表している。
豪政府は先週末、苦境にある農家への緊急救済措置として1億9,000万豪ドル(約157億円)の拠出を表明した。
農家への資金援助に加え、カウンセリングなど精神的な健康を支える各種サービスへの支援も含まれている。
市街地から遠く離れた農場で暮らす孤独感と相まって、干ばつに由来するストレスや自殺の懸念が高まっているためだ。
農場の人々を物資で支える市街地も苦しんでいる。シドニーから北に300キロほど離れた町マラルンディでは、今年の降雨量が170ミリ未満にとどまり、飲料水が数か月中に底をつく恐れがある。
地元当局が給水車の投入を検討する中、住民はシャワーを3分以内に済ませ、衣類の洗濯は週2回までといった厳しい制限の中で暮らしている。”(出典:AFPBB News)
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ドローンを動植物保護に活用
” 富士通オーストラリアは、ニューサウスウェールズ(NSW)州で絶滅の恐れがある植物の生息を、自社製AI(人工知能)技術を活用して特定するプロジェクトが成功したと発表した。
同社によると、NSW州によるデジタル・オウル・プロジェクトの一環で、シドニーから北西に約250キロ離れたゴールバーン国立公園内の低木林地において、
絶滅危惧種の植物の生息をドローン技術や富士通の高性能サーバー、AIによるビデオ分析技術を活用して分析。生息地の特定に成功したという。
同社は、これまでヘリコプターから人が目視で確認していた既存データと、同プロジェクトの分析結果が一致したことで、同社の手法が絶滅危惧種の生息の特定に有効であることが検証できたとしている。
同社はまた、ヘリコプターで探索する場合より、チャーターや燃料にかかるコストや排気量の削減に貢献できるとしている。”(出典:NNA ASIA)
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人口2,500万人 突破
” オーストラリアの人口が7日、2,500万人に達した。
「多文化主義」を掲げる豪州は外国から移民を受け入れ、人口が押し上げられている。
これにより、豪州の人口は推計2,549万人の北朝鮮と同じ規模になった。
統計局によると、英国から事実上独立した1901年当時と比べ6倍以上となり、現在は「83秒に1人」の割合で増えている。
移民の流入が自然増加のペースを上回っているのも豪州の特徴だ。
豪公共放送ABCによると、専門家は「21世紀に入り、主要な移民グループは中国人とインド人だ」と解説している。”(出典:時事通信社)
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ワラビーズで活躍が期待される18歳 ジョーダン・ペタイア
” ワールドカップ前年に、オーストラリア代表“ワラビーズ”に新星が現れた。
ラグビーチャンピオンシップ(南半球4か国対抗戦/8月18日~10月6日)に向けたトライアルマッチが8月3日におこなわれ、
そこで輝きを放った18歳のユーティリティBKジョーダン・ペタイア(レッズ)が、36人からなるトレーニングスコッドのひとりに選ばれた。
ペタイアは4月7日にキャンベラでおこなわれたブランビーズ戦で、レッズ史上最も若い18歳と24日でスーパーラグビーデビュー。
CTB、WTB、FBでプレーできる、身長190センチ、体重98キロの大型選手だ。歴代5番目に若いワラビーになる可能性がある。
そのほか、HOフォラウ・ファインガア(ブランビーズ)、PRジャーメイン・アインスリー(レベルズ)、CTBビリー・ミークス(レベルズ)、WTB/FBトム・バンクス(ブランビーズ)、WTB/FBジャック・マドックス(レベルズ)も代表デビューを目指す。
CTBはテヴィタ・クリンドラニ(ブランビーズ)とサム・ケレヴィ(レッズ)が負傷リハビリ中のため、ペタイアやミークスは初キャップ獲得のチャンスあり。バンクスはトライアルマッチではFBとして活躍した。
イングランドのレスター・タイガースに所属し、6月のテストマッチを休んだ82キャップのベテランHOタタフ・ポロタナウは、ラグビーチャンピオンシップで存在感を示したいところ。
ポロタナウとチームメイトで、来年はレベルズの一員となるSO/CTBマット・トゥームアもトレーニングスコッドに入り、2年ぶりのテストマッチ出場を目指す。
6月のアイルランドとのテストシリーズ最終戦でハムストリングを痛めた主将のマイケル・フーパーは回復間近。”(出典:RUGBY REPUBLIC)
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プロゴルファー ジャロッド・ライルさん、36歳の生涯の最期に伝えたかったこと
” 白血病との闘いを長く続けた後、前週に緩和医療へ移行していた男子ゴルフのジャロッド・ライル(オーストラリア)が36歳で死去した。夫人が8日に公表した。
米ツアーの参戦経験を持ち、6歳と2歳の子供の父親でもあるライルは、8日夕に家族と友人に見守られながら息を引き取った。
夫人は「胸が引き裂かれる思いですが、ジャロッドがもう私たちのそばにいないことをお伝えしなくてはなりません」と発表し、
「娘たちも私も悲しみに暮れていますが、これからは世界最高の夫にして父親がいない中で、人生に立ち向かわなくてはなりません」と続けた。
ライルは3回目の急性骨髄性白血病が再発した後、「もうこれ以上」体が耐えられないと話して緩和ケアに移行し、最後の数日間を過ごした。
ライルの闘いは世界中のファンや選手の胸を打ち、彼の元には数多くの温かいメッセージが届いていた。
夫人は「ジャロッドは最後の数日間、信じられないほど優しく温かい行動と言葉を受け取り、あふれる感情に浸ることができました」と話している。
「夫からは、こんなシンプルなメッセージを届けるようお願いされました。『サポートをありがとう。僕にとっては世界そのものだった。
僕の時間は短かったが、みなさんががんに苦しむ家族の身になって考え、行動するきっかけになったならうれしい』」
ライルは17歳のときに白血病を克服したが、2012年に再発。治療に成功し、2013年11月にはオーストラリアン・マスターズで復帰を果たしたが、数か月前から健康状態が悪化していた。
米ツアーには2007年に参戦し、トップ10フィニッシュも何度か経験した。”(出典:JIJI.COM)
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ウサイン・ボルト、セントラルコースト・マリナーズと契約
” セントラルコースト・マリナーズと「無期限のトレーニング期間」という珍しい形態で契約
元日本代表MF本田圭佑がメルボルン・ビクトリーに加入したことで話題を呼んだオーストラリアのAリーグだが、他にも動向が注目される世界的なスターがいる。
セントラルコースト・マリナーズのトライアルを受けることが決まっている陸上競技の元短距離王者ウサイン・ボルトだ。
陸上競技の100メートルと200メートルで世界記録を保持し、世界選手権や五輪で金メダルを量産した31歳のボルトは、10月に開幕するAリーグでプロサッカー選手としてのキャリアをスタートするため、
マリナーズのトレーニングに参加する。すでにマリナーズは「無期限のトレーニング期間」という珍しい形態での契約を発表しているが、これはプロ契約を保証するものではないとした。
AP通信は、クラブのミック・マルヴェイ監督による「ボルトを特別扱いしない」というコメントを報じている。
「今回は、偶然にもその選手の名前がウサイン・ボルトだったというだけだ。それは彼にも伝えている。
普通なら何も騒がれないようなことだが、彼である限りは不可能だ。
我々には30人のトライアル選手がいる。全員のビデオを見る時間がなく、ピッチで判断することになる。もし彼がプレーするのに値する選手なら契約を結ぶ。それだけのことだ」
一方でクラブの最高経営責任者(CEO)であるショーン・ミーレカンプ氏は、開幕前のプレシーズンマッチでボルトがプレーする可能性があるとしている。
今後、ボルトがピッチで見せるパフォーマンス次第では、本田とボルトが対戦する機会も訪れるかもしれない。”(出典:Football ZONE)
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家計のやり繰りに苦慮する世帯増
” 電気料金や食費を始めとする生活費は上昇を続けるが、オーストラリア国内の賃金は停滞を続けており、収入を上回る支出で蓄えに手をつけなければやっていけない国民世帯が増えているとの報告が発表された。
オーストラリアのスーパー・ファンドの所有するME Bankの最新の「経済的余裕」報告書の重要な結論はそれだった。
この報告書は、1,500人を対象に、2018年上半期の経済的福利について各自の考えを調べたもので、
それぞれの短期的な現金貯蓄についてどの程度自信があるかとの質問に回答が一気に否定的になっている。
端的な回答は「not very(あまり自信がない)」で、この2年で自信が3%下がって「10段階の4.93」にまで3%下がって、最低水準になっている。
この数字は、統計局(ABS)の公式統計数字と一致しており、ABSの統計数字では、2018年第一四半期には国民世帯の貯蓄率が2.1%にまで下がっており、2007年12月以来の最低の数字になっている。
ME Bankのコンサルティング・エコノミスト、ジェフ・オウトン氏は、「明らかに現在が転回点になる可能性が高い。
現在、一般的に国民世帯が生活をやりくりするために貯蓄に手をつけることができる状態だが、世帯の中にはもう手をつける貯蓄もない世帯が現れてきている。
現金貯蓄が1,000ドルを下回る国民世帯は全体の26%にものぼっている」と述べている。
また、経済的な緊急の際に金を集めることができるかどうかの自信についての質問でも自信が消えつつあり、月々の貯蓄額が2018年上半期には10%以上も減っていた。”(出典:NICHIGO PRESS)
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本田圭佑選手、メルボルン・ヴィクトリー入団決定
” オーストラリア・Aリーグのメルボルン・ヴィクトリーは、日本代表MF本田圭佑の加入を発表した。
ロシア・ワールドカップでは、途中出場がメインながらセネガル戦で同点弾を挙げるなど、勝負強さを見せて2大会ぶりのベスト16進出に貢献した本田。
昨季限りでパチューカを退団して以降、所属クラブが決まっていない状況だったが、31日に自身のツイッターで現役続行を宣言し、去就が注目されていた。
そして6日、噂されていたとおり、メルボルンへの加入が決定。本田は、『FOX スポーツ』で加入の喜びを以下のように語っている。
「加入できて本当にうれしいです。メルボルンはオーストラリア最高のクラブだと考えています。光栄です。クラブに勝利をもたらし、できるだけチームを助けたい」
かつて三浦知良(現横浜FC)や小野伸二(現コンサドーレ札幌)、アレッサンドロ・デル・ピエロ氏などがプレーしてきたAリーグ。日本のスターは、どのような活躍を見せてくれるのだろうか。”(出典:GOAL)
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる