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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:2018年 第2四半期(4-6月期)小売売上高 前期比1.2%増

2018年 第2四半期(4-6月期)小売売上高 前期比1.2%増

”  オーストラリア連邦統計局(ABS)が3日発表した第2・四半期の小売売上高(インフレ調整後)は前期比1.2%増加し、1年ぶりの大幅な伸びを記録した。

エコノミスト予想の0.8%増を上回り、第1・四半期の0.2%増から伸びが加速した。

小売売上高は第2・四半期の国内総生産(GDP)に0.6%ポイント寄与する可能性がある。

家計支出が引き続き「不透明感の要因」としている豪中銀にとっても、一定の安心材料となる見込みだ。

ただ、第2・四半期の小売価格は0.1%低下し、物価上昇の兆しは見られなかった。

6月単月の小売売上高は前月比0.4%増で、伸び率は5月から変わらず。予想の0.3%増は上回った。

会計年度末のセールや冬物の買い物が寄与し、衣料品や靴、アクセサリーのほか、家庭用品や食品など広い範囲で増加した。

ただアナリストの間では、賃金上昇の鈍さや住宅市場の減速を踏まえると、第2・四半期の伸びが持続可能かどうかは不透明との見方も出ている。

BISオックスフォード・エコノミクスの豪マクロ経済担当責任者サラ・ハンター氏は「統計は予想を上回ったものの、第1・四半期が非常に弱かった影響もある」と指摘。

「全体的に成長は依然として非常にまばらで、賃金やその他所得の伸びが鈍いことを踏まえると、年内はこうした状況が続く」との見方を示した。”(出典:REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アクシャイ・ベンカテシュ教授 フィールズ賞 受賞

アクシャイ・ベンカテシュ教授 フィールズ賞 受賞

” 4年ごとに、40歳未満の数学に貢献した人、2人から4人に与えられる「数学界のノーベル賞」と呼ばれるフィールズ賞の2018年の賞選考で、インド生まれのオーストラリア人、アクシャイ・ベンカテシュ教授(36)が受賞者に選ばれた。

ベンカテシュ教授は13歳の時に高校の学業を終える天才ぶりを示しており、ABC放送で、「数学者になろうかなと目指していた」と語っている。ABC放送(電子版)が伝えた。

ベンカテシュ教授は、1994年に13歳でパースの高校を卒業、16歳の時に純数学で最高の栄誉をおさめ、

WA大学を卒業しているが、パースでのティーンネージャ時代に「天才」と目されていた。

現在はアメリカのスタンフォード大学で数学教授を務め、同時に家庭生活を楽しむベンカデシュ教授は、ABC放送のインタビューに、

「若い数学者にとっては夢のような賞であり、過去の業績を表彰すると同時にこれからも優れた業績を積むよう励ますものだ。

自分はごく普通の関心の持ち主であり、毎日欠かさずランニングをしている。

また読書も好きだ。それでも正直言って子供は手がかかる。機会があれば読書かランニングに励むようにしているが、余暇のほとんどが子供とのつき合いにつぶれる」と語っている。

ベンカテシュ教授の母親、スベサ・ベンカテシュ教授はディーキン大学でコンピュータ科学教授を務めており、機械学習の分野で研究を主導している。

ベンカテシュ教授のフィールズ賞受賞は、数学の複数の分野の洞察を組み合わせた業績に対して与えられたとされているが、

WA大学で数学教授を務めるかつての同級生、マイケル・ギュウディチ氏は、「一般人に彼の業績を説明するのは難しい。

もっとも、説明が易しければきっとフィールズ賞を受けていなかっただろう」と語っている。”(出典:NICHIGO PRESS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:休日出勤手当減後も顧客支払いのサーチャージ変わらず

休日出勤手当減後も顧客支払いのサーチャージ変わらず

” オーストラリア国内における多くのレストランやテイクアウト店を含む飲食チェーン店が、

オーストラリアの労使裁定機関フェアワーク委員会(FWC)が昨年7月1日からペナルティーレート(日曜・休日勤務などに支払われる手当)の引き下げを実施した後も、

顧客へのサーチャージ料金(休日営業時の特別追加料金)を変更していないことが1日に明らかになった。ABCニュースが伝えた。

テイクアウト業界において、カジュアルワーカー(非正規社員)のこれまで平日の175%だった日曜勤務の給与は、昨年7月からの引き下げにより160%、

フルタイムワーカー(正規社員)のこれまで平日の150%だった日曜勤務の給与は、同じく135%になっている。

宅配ピザ大手ドミノ・ピザ・オーストラリアを展開するドミノ・ピザ・エンタープライズ(DPE)のセールスアシスタントによると、

FWCの決定に基づいて従業員への給与支給を減額したことにより、明らかに賃金支出は減っているという。一方で、顧客へのサーチャージ料金の変更はしていない。

DPEのニック最高経営責任者(CEO)は、顧客へのサーチャージ料金を変えていないことに対し、「顧客へのサーチャージは、従業員に支払うペナルティーレートをまかなう目的だけではない」と述べている。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:使い捨てレジ袋、使用禁止の余波 ②

使い捨てレジ袋、使用禁止の余波 ②

” 使い捨てプラスチック製品による海洋汚染が世界的な課題として認識されるなか、レジ袋の提供を続けることにした豪大手スーパーに対して批判の声がソーシャルメディアで上がっている。

オーストラリアでは7月1日、プラスチック汚染対策として、小売店での使い捨てレジ袋が禁止された。

しかし、利用客の反発が大きく、「激怒する」客もいるとして、複数の大手スーパーが、再利用できるプラスチック袋を期限付きで無料配布していた。

そうしたなかで大手スーパー「コールズ」は8月1日、再利用可能なプラスチック袋の無料配布を、無期限に続けることにした。

すると、ツイッターではコールズへの批判ツイートが相次いだ。

「ガイ・モーゼル」さんは、「おい、コールズ。弱腰で無責任なんだな、おめでとう。もう二度とおたくでは買い物しないよ。その調子で立派な仕事を続けてくれ、このうすのろが」と書いた。

「リンディ・ルー」さんは、「コールズ、しっかりして。地域のリーダーどころか、みっともない恥さらしじゃない。#袋禁止」と書いた。

豪放送協会のマシュー・ベバンさんは、「オーストラリア人は本当に子供だな。

プラスチック袋で激怒するなんて。中にはもう10年前から自主的に、プラスチック袋なしでスーパーで買い物をしてるオーストラリア人もいるんだ。何の問題もない。大人になれ」と書いた。

オーストラリアの食料品小売市場では、コールズと競合ウールズワースが圧倒的な地位を占める。

両社とも使い捨てレジ袋の禁止導入を受け、再利用可能な袋を1枚15豪セント(約12円)で提供した。

しかし、一部の客が「袋で激怒」するようになり、店員が首を締め上げられる事態にもなったという。

このため両社は、「移行期」には再利用可能な袋を無償提供すると方針を変換。コールズは今月に入り2度目の方針転換を発表し、無償提供を無期限続けると明らかにした。

「自宅から袋を持ってくるお客様の多くが、いまだに1枚や2枚、袋が足りないようです。

そこで、買い物を無事終えられるように、再利用できるベター・バッグを引き続きご奉仕させていただきます」とコールズは発表した。

環境団体グリーンピースは、コールズが「少数ながら声高な人たちに、あまりにあっさり屈してしまった」と批判し、その決定が環境に悪影響を与えると懸念をあらわにした。

ディー・マディガンさんは、「コールズの決定は良くない。人の行動を変えようとする運動には、アメとムチの両方が必要だ。ムチ(つまり代金の15セント)を取り除いたら、人の行動は変えられない」と書いた。

再利用可能なレジ袋は使い捨てのものより厚手で、分解しにくいため、むしろ環境への害は大きいと、豪放送協会は指摘している。

別の解決策を提案する人もいた。「レイチェル・ボルトン」さんは、「思いついた。店の外に、安い布袋が買える自販機を設置して、袋を戻したらお金が返ってくるというのはどう?」と書いた。

オーストラリアでは、ニューサウスウェールズを除く全ての州や地域が、使い捨てプラスチック袋を禁止している。

国連によると、これまでに60カ国が使い捨てプラスチック袋を禁止したり、有料にしたりと、使用を制限する対策を打ち出している。

国連環境計画(UNEP)は、世界全体で毎年5兆枚もの使い捨てプラスチック袋が使われていると試算しており、2022年までに全廃するよう求めている。

独ヘルムホルツ環境研究センター(UFZ)の研究によると、海に流れ込むプラスチックの約95%は、主要河川を経由して到達する。

その主要河川の8本は、アジアの川で、プラスチックの多くは中国から出ているが、インドネシア、フィリピン、ベトナムも主な排出源だという。

英米欧を含む先進国の消費者行動も、プラスチックの海洋汚染の大きな原因となっている。

昨年12月には193カ国が、プラスチックごみの海洋流入を止めるための国連計画に同意した。

しかしこの同意に法的拘束力はなく、実施期限もない。国によっての対策はまちまちだ。”(出典:BBC NEWS JAPAN

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ニューサウスウェールズ州、墓地利用で新ルール

ニューサウスウェールズ州、墓地利用で新ルール

” 25年間期限付きの遺体埋葬も可――。シドニーが州都のオーストラリア・ニューサウスウェールズ州が墓地利用にこんな新ルールを決めた。

人口増で将来、埋葬場所がなくなる心配からだ。ただ、期限が切れた後には遺体を掘り起こすことになる。

市民の抵抗感も強く、墓地不足の解消につながるか疑問の声もある。

同州の墓地・火葬場法に今年6月下旬、埋葬する区画を永代利用する従来の権利のほかに、25年間から99年間までの期限付きの権利の手続きの規則が加えられた。

期限が短いほど、使用権は安くなる見込み。遺族に確認する手続きをしたうえで、期限を更新しない場合は遺体を掘り起こし、別の遺体の埋葬の区画として使える。

掘り起こした遺体は処置後に納骨堂などに移すことになる。

同州の最大都市シドニーでは2011年に429万人だった人口が36年には642万人になる見通し。

州当局は、人口増の結果として今後は亡くなる人も増え、このままでは、50年代に市内の墓地の埋葬場所が使い尽くされると予測する。”(出典:朝日新聞 DIGITAL

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ビクトリア州、2018年第2四半期 州別経済で首位に浮上

ビクトリア州、2018年第2四半期 州別経済で首位に浮上

” オーストラリアのニューサウスウェールズ(NSW)州が今年第2四半期(4~6月)の州別経済ランキングで2位となり、

ビクトリア(VIC)州に首位の座を奪われたことが、オンライン証券コモンウェルス・セキュリティーズ(コムセック)の最新の報告書で明らかになった。

シドニーにおける住宅価格の落ち込みが背景にある。30日付シドニー・モーニング・ヘラルドが報じた。

NSW州は2014年10月以降、州別経済ランキングで首位を維持していた。

コムセックが同ランキングを開始した08年10月に同州は最下位だったが、世界的金融危機の後に見られた低金利や豪ドル安の影響で経済状況が改善したほか、12年以降は住宅ブームを背景に経済活動が大きく伸びた。

一方、今回初めてランキングの首位に立ったVIC州では、人口増加によって建設分野を中心に主要産業が活発化しているという。

ただ、NSW州の失業率は4.7%と国内で最も低く、小売り支出も良好だ。

多数のインフラプロジェクトが進められていることも、住宅市場の低迷による影響を緩和しており、2位のVIC州との差はわずかな状況という。

■原因は住宅価格の低迷

今回の州経済ランキングでNSW州が2位に転落した背景には、シドニーにおける住宅価格の落ち込みがある。

シドニーの住宅価格の中間値は過去1年間に4.5%下落し、一部の地域では10%以上の落ち込みを見せた。

不動産価格の下落は、消費者支出や投資決定など、州経済の広範囲に影響を及ぼしている。

NSW州政府が6月に発表した本年度予算案によると、住宅購入にかかる印紙税収入は20/21年度までの3年間に55億豪ドル(約4,514億円)削がれる見通しだ。

同州の経済成長率は17/18年度の3%から減速し、18/19年度と19/20年度は2.75%が見込まれている。

NSW州政府は、「経済成長の原動力が、これまでの住宅建設や消費から事業投資や輸出事業に移行していく」との見方を示している。(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:人口増加のカギを握る町

人口増加のカギを握る町

 ” オーストラリアの人口が急増するなか、政治家らは移民や留学生、外国人一時労働者について討議を広げているが、インフラの専門家は「50年後に都市になる町を決める必要がある」と話す。

インフラストラクチャー・オーストラリアのフィリップ・デイビズ責任者は、アデレード、キャンベラ、ギーロング、パースは人口増に対応できると考える。

手段として、将来的に大きくしたい町を各州が指定し、連邦政府と連携して産業や交通のリンクを築く。

日本の新幹線沿いに発展した都市に触れ、メルボルンと繋がる高速鉄道を建設中のギーロングは都市になる可能性が高いとの見方を示している。

国内の人口が2,500万人に近づくに伴い、自由党のディーン・スミス上院議員は人口政策の見直しを求めた。

ターンブル連邦首相は、「移民や人口増について常に検討しており、シドニー第二空港建設など需要に見合った新たなインフラ計画も行っている」と話した。”(出典:JAMS.TV

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ準決勝で敗退

ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ準決勝で敗退

” 南アフリカのジョハネスバーグ(エミレーツエアライン・パーク)で7月28日、スーパーラグビーの準決勝第2試合がおこなわれ、

悲願の初優勝を目指す南アのライオンズがオーストラリアのワラターズに44ー26で競り勝ち、3年連続の決勝進出を決めた。

準決勝第1試合では、ディフェンディングチャンピオンのクルセイダーズがハリケーンズとのニュージーランド勢対決を制しており、決勝は2年連続同じカードとなった。

先に主導権を握ったのは、4年ぶりの王座奪還を目指したワラターズだった。

序盤からハンドリングミスなくボールを動かし敵陣でプレーし続け、4分、ハイボールをはさんでさらに連続攻撃し、CTBカートリー・ビールの飛ばしパスから数的優位をつくってFLネド・ハニガンがゴールラインを割った。

8分にはWTBタンゲレ・ナイヤラヴォロのビッグゲインでチャンスとなり、たたみかけてFBイズラエル・フォラウがフィニッシャーとなった。

しかしライオンズは21分、チームアタックで敵陣22メートルラインまで攻め上がると、

今大会終了後にヤマハ発動機ジュビロへの新加入が決まっているFLクワッガ・スミスが力強い足腰でゴールに持ち込み、流れを変えた。

26分には、カウンターを仕掛けたWTBアピウェ・ディアンティがチップキックしたボールを自ら確保して50メートル以上走り切り、連続トライ。

35分にはラインアウトからドライビングモールで押し込み、ゲームをひっくり返した。

だが、ワラターズも食い下がり、39分、ラインアウトからのサインプレーが決まってPRトム・ロバートソンが走り抜け、同点トライ。19-19で前半を終えた。

後半先に得点したのはライオンズで、55分(後半15分)にPGで勝ち越す。

さらに、ワラターズにイエローカードが出て数的有利となった直後の58分には、得意とするラインアウトからのモールで追加点を奪い、27-19とした。

ライオンズの勢いは止まらず、63分には再びFLクワッガ・スミスがギャップを突いてゴールへ走り切り、SOエルトン・ヤンキースのブーツでも加点してリードを広げた。

76分にワラターズのSHジェイク・ゴードンがトライゲッターとなってコンバージョンも決まり、11点差となったものの、

数分後、自陣深くから攻めようとしたワラターズがパスを乱してライオンズボールとなり、SOヤンキースのクロスキックからWTBコートナル・スコーサンがダメ押しトライを決め、激闘は決着がついた。

2018年のスーパーラグビー王者を決める決勝は、8月4日にクライストチャーチ(ニュージーランド)のAMIスタジアムでおこなわれる。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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