「京都」カテゴリーアーカイブ

万城目学さんの京都舞台に胸をキュッとさせられる短編二篇:『八月の御所グラウンド』読了

小説家 万城目学さんの『八月の御所グラウンド』を先月(2023年10月)末読了。

サイン本販売情報に

出典:紀伊國屋書店 新宿本店 X(画像は Post にリンク)*画像は一部加工

反応して夏に入手してした新刊。

『あの子とQ』↓以来、約1年ぶりの

履歴を辿ると・・『バベル九朔』から3年連続しての10月に万城目学さん本でした << 2022年10月12日投稿:画像は記事にリンク >> 万城目学さんが描いた見た目普通の女子高生吸血鬼と監視役Qのほろっとさせられるストーリー:『あの子とQ』読了

万城目学さん本で通算5作目。(万城目学さんとの)出会いが

<< 2021年8月22日投稿分:画像は記事にリンク >> 万城目学さんが描いた特殊能力を持つ三つ子の大冒険劇:『ヒトコブラクダ層ぜっと(下)』読了

と超大作であったため、(買ってはいたものの)読み始め前は弩級のボリュームを覚悟していましたが、本書は

 十二月の都大路上下ル

 八月の御所グラウンド

の二篇を収録。計204ページと軽量?で

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万城目学さんデヴュー作の映像化から漂ってきた独特の世界観が心地良かった:映画『鴨川ホルモー』鑑賞記

『バベル九朔』読了後、

<< 2021年10月10日投稿:画像は投稿にリンク >> 万城目学さんが管理人を担った雑居ビルで膨らませた妄想の果て:『バベル九朔』読了

「映像ってPrime Videoにあるのかなぁ」と検索すれば・・

出典:Prime Video

期待に沿う結果にあらずも、万城目学さんのデヴュー作『鴨川ホルモー』がストックされていたので、週末の締め括りに選択。

京都の大学生と住まう神々が織りなす・・

二浪して京都大学に進学した主人公が、当初は合格の満足感等に浸るも次第に精神的な張りが失われていく日々、

とあるサークルの新歓コンパに声掛け、参加後も乗り気でなかったものの

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伏見稲荷大社、先斗町、銀閣寺もろもろ、久々に京都の魅力を体感してきた

今週末は久方ぶりの京都へ。

一般的には東京→京都は新幹線なのですが、私は空路、大阪空港経由で ✈️

友人の出版記念パーティにお声がけ頂いてのことで、せっかくの機会と、

前回の京都行き⬇︎直後、

<< 2017年10月22日投稿:画像は記事にリンク>> 養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力とたのしみ方:「京都の壁」養老流 京都の楽しみ方 講演会 参加記

京都在勤の友人が不慮の事故で命を落としてしまったことから、

その友人が好んでFacebookに投稿していた伏見稲荷大社を真っ先に訪れ、

まずは友人が足繁く訪れた伏見稲荷大社へ

友人が撮影していたアングルと同じ場所に立ち、撮影時の心情に思いを寄せたり、

友人が愛したアングル

軽いノリで「山頂まで!」と思いきや、汗かきかきしながら到達して、

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雨降る京都日帰り旅行で、音羽山 清水寺を感じてきた

先日の養老孟司先生の講演会↓に参加すべくの京都旅行、

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本来なら新幹線を選択すべきところ、貯まっていたマイレージを消化すべく空路を選択。

雲の上の晴天なれども、、(神戸空港へ向かう道中)

選択出来たフライトの関係で、行きは6時台の神戸空港行き、帰りは21時台の関空発と、移動距離に時間に非エコな旅路となり(苦笑)・・

養老孟司先生の講演は14:30頃に終了し、その後、サインを頂くなどして、自由になったのが15:30頃。

養老先生と云えば!の『バカの壁』に頂戴したサイン

京都には主に出張で来ていた機会が多いですが、夜であったり、プライベートの時は現地の方に良くして頂く事が多く、

観光名所的なところは出張の合間に、金閣寺を拝んた程度。そんなんで今回は一人旅としましたが、

「どこがいいだろう?」と地図が頭に入っていないながら、直感で思い浮かんでいた(音羽山)清水寺 をGoogle Mapsで検索すれば・・

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養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力とたのしみ方:「京都の壁」養老流 京都の楽しみ方 講演会 参加記

養老孟司講演会「京都の壁」養老流 京都のたのしみ方、と題された講演を拝聴しに、一路京都へ

会場は京都ホテルオークラの宴会場(4F 暁雲)
講演会のフライヤーと入場券

夏に参加した養老孟司先生のトークショーが面白く、その時、1時間くらいであったと思いますが、

<< 2017年9月7日投稿:画像は投稿にリンク >> 養老孟司先生に学ぶ、地域(地方)を大切にすることの意義:養老孟司先生『地域人』創刊2周年記念 トーク&サイン会 参加記

「もっと聞きたい」との余韻を引きずり、ネット検索で本講演にたどり着いていたという経緯。

講演前の昼食会のシーン。250名程度の開催規模であった様子

養老孟司先生が2,400時間超の滞在で感じた京都

今回の講演時間は90分。京都まで足を運んでいる分、俄然、期待値高まる状態で臨んだ講演・・

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養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力:『京都の壁』読了

養老孟司先生の『京都の壁』を読了。

先日参加したトークイベントに参加する際、

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トーク後に開催されるサイン会用に購入した一冊でしたが、

京都から帰ってきて程なくという巡り合わせで、読むにいいタイミングでした。

「京都の壁」とは

内容は、鎌倉生まれの鎌倉育ちでいらっしゃる養老孟司先生が、

” 京都以外の出身者から見た京都論というのは、視点が変わっておもしろいかもしれない。そんなわけでこの本の執筆をお引き受けすることにしました。”(p3)

という視点から、

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佐藤優先生が読み解いた『失敗の本質 〜日本軍の組織論的研究』:京都合宿企画 「危機研究の名著『失敗の本質』を読む」 受講記 ②

やや間隔が空きましたが、先週末参加の佐藤優先生による京都合宿企画 「危機研究の名著『失敗の本質』を読む」のおさらい。

<< 2017年9月4日投稿:画像は投稿にリンク >> 佐藤優先生が読み解いた『失敗の本質 〜日本軍の組織論的研究』:京都合宿企画 「危機研究の名著『失敗の本質』を読む」 受講記 ①

金曜夜(18:00)に始まり、日曜昼(12:20)に終了した講座につき、大枠程度の振り返りとなります。

開講前の受付時にワークブックを手渡され、そこには・・

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恵文社一乗寺店を訪れ、ガーディアン紙「世界で一番美しい本屋」10店の中に選出された世界観に浸ってきた

前回↓アップロードの

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佐藤優先生による二泊三日の合宿を終えた帰路、帰京する前、

世界に名を馳せるイギリス新聞紙ガーディアンの「世界で一番美しい本屋」との企画で

出典:the guardian(画像は記事にリンク)

世界9位の評価を得た 恵文社 一乗寺店へ。

出典:Kyotopi(画像はサイトにリンク)

合宿中に開催されたレセプションパーティの場で新潮社の方から仕入れた情報で、関西セミナーハウスの最寄り駅、叡山電鉄「修学院」駅の

叡山鉄道@「修学院」駅

隣駅「一乗寺」駅からまっすぐ進む一本道で徒歩3分程度。

出典:恵文社一乗寺店 ウェブサイト(地図はサイトにリンク)

商店連なる立地ではあるものの、日中の歩行量が目立つ状況ではなく、

「ここが、世界的な評価を受けた場所(店舗)かぁ」と、まずギャップを感じましたが、

住宅の下層階(1F)に創られた創出された世界観の正体は?!

センス漂う外装から、店内で創出されている世界観に興味津々とさせられます。

レジ裏に掲載されているポスター(イラスト?)

さっそく店内に足を踏み入れると・・

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