万城目学さんデヴュー作の映像化から漂ってきた独特の世界観が心地良かった:映画『鴨川ホルモー』鑑賞記

『バベル九朔』読了後、

<< 2021年10月10日投稿:画像は投稿にリンク >> 万城目学さんが管理人を担った雑居ビルで膨らませた妄想の果て:『バベル九朔』読了

「映像ってPrime Videoにあるのかなぁ」と検索すれば・・

出典:Prime Video

期待に沿う結果にあらずも、万城目学さんのデヴュー作『鴨川ホルモー』がストックされていたので、週末の締め括りに選択。

京都の大学生と住まう神々が織りなす・・

二浪して京都大学に進学した主人公が、当初は合格の満足感等に浸るも次第に精神的な張りが失われていく日々、

とあるサークルの新歓コンパに声掛け、参加後も乗り気でなかったものの

一目惚れした女性とのその後に期待を寄せる形で入部。

学生時代に抱きがちな高揚感から、その後の・・

直後は活動が一般的な範疇であったものが、次第に特異性が露見し始め、もつれていく恋愛感情に・・ 特異なサークル活動に・・

万城目学さん作品らしく、中途から日常にファンタジーがふんだんに入り混じって展開されていくストーリー。

親しみやすい世界観 x ファンタジー の心地良さ

出だしは、70〜80年代の青春ドラマを彷彿とさせられる雰囲気で、す〜っと感覚的に馴染み、

中途から非日常が首をもたげてきてもその辺の良さは失われず、貫かれているコミカルな感じも

青春の儚さに、神々が降臨する非日常に・・

視聴していて楽しく、初めて浸る映像での万城目学さんワールド「あの感じが、映像化されるとこういう感じになるのかぁ」と、

大学生の日常にファンタジーが折り混ざってくる世界観、週末の開放感との相性絶妙。

Base Ball Bear – 神々 LOOKS YOU

また、エンディング曲↑から導かれる感覚も👍で、感じ良く週を締め括ることが出来ました〜


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