ロバート・デニーロとジョン・トラボルタが放つダークサイドな共演:「キリングゲーム」鑑賞

巷から若干遅い夏休み期間中ながら、特に決まった予定無し。iTunesストアで「ロバート・デニーロ」と検索すれば

「こんなの出てたのかぁ」と出てきた未鑑賞作が、「キリングゲーム」。

■「キリングゲーム」予告編

粗筋に目を通したところ「戦時中の怨念を山間部で果たす」といった内容で、気が進まぬも

Robert DeNiro/ロバート・デニーロ出演作鑑賞をライフワークと位置付ける自分としては避けて通れぬ道と(笑)ダウンロードして鑑賞。

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店舗まで行かずとも、思い付きに応じてお手軽にレンタル出来る時代に。

ロバート・デニーロ vs ジョン・トラボルタが描くダークサイドの共演

共演はジョン・トラボルタ。代表作の「サタデーナイト・フィーバー」「ステイン・アライブ」は未鑑賞。

印象に残っているのはクウェンティン・タランティーノ監督の「パルプ・フィクション」程度といった思い入れ。

ロバート・デニーロで戦争関連が素材となった映画といえば、「ディア・ハンター」が代表的で、かの高倉健さんにも強烈なメッセージを与えたそうですが、

個人の思い入れでは「ジャックナイフ」が出色の出来。

その昔、試写会で鑑賞した際、描かれている切なさに感傷的になった事。20年近く前の出来事ながら、思い出に残っています。

一般的に代表作と言われず、殆どファンの記憶に残らない作品ながら、例えばメル・ギブソン主演の「ザ・リバー」とか、不思議と感情を刺激される作品もありますね。

積年の思い、晴らされぬ過去

で、期待値低い状況で見始めた「キリングゲーム」ですが、やはり休みの開放感とパラレル(同時進行)するには、何とも重たい、、。

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設定されたテーマゆえ、終始重苦しさに包まれる展開

話しが佳境に入り、一対一で決闘となるシーンでも描写がエゲツなく、思わず視線を背けたくなるシーンも。

上映時間90分に満たない短い尺ながら、肌に突き刺さって来る重量感はそれ以上のものと。

実話との案内がなかったため、映画用に起こされたストーリーであったと思いますが、戦地で生き延びる事となっても

後世まで引き摺ってしまう残像、心に残る傷は癒える事がないのだなと。

この手の映画は今での年に数本封切りとなっている感じで、それらの中から突き抜けた感じは掴めなかったものの

男の苦悩であるとか、人は過去を背負って生きていくものだとか、人それぞれに宿命づけられた事が人生についてまわる事は強烈な映像を通じて、再認識させられました。

と、こんな感じ、2日続きのロバート・デニーロでしたが、ファンとしては、こんな過ごし方で良かった(と思おう)。

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