ウディ・アレン監督が描いたセレブ生活から真っ逆さまのヒロイン:『ブルージャスミン』鑑賞記

 

先日レンタルしてきた、製作されていたのを知らなかったウディ・アレン監督作『ブルージャスミン』を鑑賞しての振り返り。

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パッケージの前を通り過ぎるだけは、ウディ・アレン監督作とは分かりづらしIMG_6541

ウディ・アレン監督作の場合、自分のように足しげく通うファンが居て、

自分の知らぬ間にロードショーされていたようで、TSUTAYAの新作コーナーの陳列で、本作を知るに至った次第。

「アンテナ錆びてんなぁ、、しかも話題性のあるアカデミー受賞作だったかぁ」 ってな事はさておき、

ハイペースな製作ぶりはウディ・アレンらしかったり、ファンとしては歓迎すべく状況。

等身大のほろ苦き人間ドラマ

筋書きの方は東海岸でセレブ生活を送っていた主人公が、一転、旦那の転落により、

西海岸に渡り、新たな人生が始められるというもの。

『ブルージャスミン』予告編

もはや一時のような安直な分類(ウディ・アレン出演→コメディ)は出来ないものの

まずは気になるウディ・アレンの役者としての出演はなく、そのキャスティングから透ける感じもコメディの要素は抑えられていますが、

確か、DVDパッケージには「シニカルなコメディ」だとかのキャッチ・コピーがあったものと記憶。

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San Franciscoで始まる新生活

で、実際、ほろ苦い笑みは誘発されていたような・・。

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引き金を引くに至ったワンシーン

共感か、1つ扉の向こうの世界か、、

観終わっての感想は、わざわざ映画館で観たい内容ではなく、オススメする手合いの作品ではないですが、

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本作でアカデミー主演女優賞を受賞したケイト・ブランシェット

後味の悪さを含むエンディングの迎え方など、ウディ・アレンらしさは表現されており、ウディ・アレン作の鑑賞数を1本増やせた満足感と、

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San Francisoに興味惹かれるカットもちらほら

ちょっと考えさせられる、ファンタジー無しのリアリティが重視されたかの設定には思わずストーリーに引き込まれている感じで、

しっかり今回も、ウディ・アレンの魔法にかかってました。

 


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