エドワード・スノーデンが世界に問うた奪われゆく「知的自由」への警鐘:映画『シチズンフォー スノーデンの暴露』鑑賞記

CIANSA(国家安全保障局)の元職員で、国家による通信傍受告発で世界を震撼させた

1月6日レンタル開始。最後の一本を辛うじてキープ、貸出率の高さから注目度は高い様子。

シチズンフォー スノーデンの暴露』をDVD鑑賞。

レンタルした後「そういえば昔(エドワード・)スノーデンの映画見たな」と思っていたら・・

Wikileaks創設者のJulian Assangeジュリアン・アサンジをピックアップした『フィフス・エステート』との勘違いで

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この分野のアンテナ感度の悪さを実感させられましたが、、

本作は、Edward Snowden:エドワード・スノーデンが(本作)映画監督のLaura Poitras:ローラ・ポイトラスに接触してから、

取材中の様子 〜 Edward Snowden, Glenn Greenwald(The Guardian) & Ewen Macaskill(The Guardian)

取材を経て知られざる事実を明るみにし、本人が表舞台に・・といったプロセスが生々しく収められているドキュメンタリー。

映画『シチズンフォー  スノーデンの暴露』予告編

映像を通じて伝わるエドワード・スノーデンの覚悟と生きざま

事の重大さに対して映像から伝わる緊迫感は意外とないものの、展開の面白さに

再生を始めてから程なくモニターの向こう側で繰り広げられている世界に惹きこまれていきました。

それは冷静に自分がやっていることを理解し、覚悟を決めているエドワード・スノーデンの

実名、顔出しで世界に「知的自由」が奪われていくことへの警鐘を鳴らしたエドワード・スノーデン

自分自身を含め人々の「知的自由」が奪われることへの危惧があり、

自らの将来が閉ざされることがあっても、広く社会のためになるとの大義があってのことで、

ドキュメンタリーとしての貴重さに、一人の人間の生きざまが、眩しく描かれている一本でした。

 


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