オリバー・ストーン監督が描いたエドワード・スノーデンの半生と苦悩:映画『スノーデン』鑑賞記

中央情報局(CIA、国家安全保障局(NSA)などに勤務し、知り得た機密情報を暴き、

アメリカによる監視社会の実態を世に問うたEdward Snowden:エドワード・スノーデンを描いた映画『スノーデン』を鑑賞.-

みゆき座内に展示されているオリバー・ストーン監督サイン入りポスター

数週間前までは本作の存在は頭になく、先日レンタル店をさまよっていた際の流れから手に取った『シチズンフォー  スノーデンの暴露』を鑑賞したことをきっかけに興味をかき立てられ、

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本作のOliver Stone:オリバー・ストーン監督の来日時の取材映像を見るなどして、気になって仕方ない状態となり ^^

平日夜間に急遽といった感じで時間を作り、映画館へ・・

『ダーティ・グランパ』に続いて、有楽町にあるみゆき座で鑑賞.-

エドワード・スノーデンが告発に踏み切るまで

『シチズンフォー  スノーデンの暴露』は、本人出演の絶対的な迫力があり、

方や『スノーデン』は、エドワード・スノーデン役をはじめ、すべて俳優による演技で、

実話をもとにしているといえリアリティの伝わりようが、気になっていましたが・・

 映画『スノーデン』予告編

上映開始後、懸念は程なく払拭され、スクリーン向こう側で展開されている世界に引き込まれ、

『シチズンフォー スノーデンの暴露』で描かれていなかったエドワード・スノーデンが、

日本での勤務時代を含め人生を賭けた告発に踏み切るまでの日々、プロセスが、よく分かる形で映像化されています。

社会を動かした男の生きざま

間髪置かずして舞台設定を同じくする『スノーデン』と『シチズンフォー  スノーデンの暴露』を鑑賞する事になりました。

両作品を見るとエドワード・スノーデンの半生に、ドキュメンタリーだからこその迫力にと、

突きつけられた現実の重みを、複数の視点から問い質された思いを抱きましたが、

『スノーデン』では、告発後のアメリカ国内での反応、変化なども触れられており、

もはやエドワード・スノーデンのアメリカで復権の日は訪れそうにないものの、報われた面も浮き彫りとなり、

国際社会に衝撃を与えた男の生きざま、人間ドラマを見せつけられる一本です。

 


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