「養老孟司」カテゴリーアーカイブ

養老孟司先生に学ぶ 心を解くものの見方、捉え方:『ものがわかるということ』読了

東京大学名誉教授、医学博士、解剖学者 養老孟司先生の『ものがわかるということ』を読了。

サイン本入手機会を捉え

販売情報に即応してサイン本を入手

手元に引き寄せていた著書。

諸行無常を心得る

本書は

” 八十代の半ばを超えて、人生を振り返ってみると、わかろうわかろうとしながら、結局はわからなかった、という結論に至る。それで「わかるとはどういうことか」という本が生まれたわけで、結論があるはずがないのである。”(p004)

という養老孟司先生が辿った思考の軌跡を経て論が展開されています。実際、最終頁まで目を通しても結論が示されているわけではないながら

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養老孟司先生の視点で紐解かれた読書の手引き:『<自分>を知りたい君たちへ  読書の壁』読了

養老孟司先生の『<自分>を知りたい君たちへ  読書の壁』を読了。

養老先生のサイン本ということで、

サイン本という点に反応して購入

内容を確認せず購入。

てっきりタイトルから(たとえば)新社会人向けなどをターゲットにした本で、自分は対象から外れていると思いきや・・

実際は

” 私が毎日新聞に五週に一回ほどの頻度で書いていた書評を選んで本にしたいといってこられた。”(p2)

という書評集で、

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養老孟司先生が寄せた亡き猫 まるへの想い:『まる ありがとう』読了

養老孟司先生が、亡き猫 まるへの想いを一冊にまとめた『まる  ありがとう』を読了。

サイン本販売情報に反応し

「あるかな〜?」と売場に足を踏み入れ、意図した通りに確保!という展開

入手していた経緯。

養老孟司先生を熱心にフォローしておらずとも、養老家の一員に猫がいて、その名が「まる」であることを承知していましたが、

冒頭の「まえがき」で、

” まるの死について、あちこちから感想を聞かれることがあった。”(p1)

との前段を受けて、

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養老孟司先生と中川恵一先生が交わした、医療、人生、死との向き合い方:『養老先生、病院へ行く』読了

養老孟司先生と、中川恵一東京大学大学院医学系研究科特任教授の共著『養老先生、病院へ行く』を読了。

サイン本入手機会に

出典:紀伊國屋書店新宿医書センターTwitter(画像はTweetにリンク)

即応して購入。

本書は

 第1章 病気はコロナだけじゃなかった(養老孟司)

 第2章 養老先生、東大病院に入院(中川恵一)

 第3章 なぜ「医療」と距離をとるのか?(養老孟司)

 第4章 なぜ病院へ行くべきなのか?(中川恵一)

 第5章 特別鼎談 養老先生、どうして病院に行くのが嫌なの?(養老孟司 x 中川恵一  x ヤマザキマリ)

と章立てされ、

 ” ご無沙汰しています。今回は私自身のことですが、昨年から体重が70kg台から50kg台まで落ちて(以下省略)”(p45)

と医療機関の推薦、紹介を求める養老孟司先生発信メールが、中川恵一先生に届き、

当初予定されていた7月の受診が、養老孟司先生の予定が同月に立て込み、6月に前倒ししたことで

” 結果的に、養老先生は6月24日に東大病院の私の外来を受診しました。今にして思うと、7月まで待っていたら、どうなっていたかわかりません。”(p48)

と進行していた心筋梗塞が、実は緊迫の状況にあった当時の回想録に始まり、

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清武英利さんが描いた巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:ドラマ『石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』鑑賞記 ④

先々週末から見始め

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残り2話となっていた『石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』

出典:Prime Video

第7、8話を視聴。

出典:Prime Video

映像で伝わる迫力と無念

原作は一年半前に読んでいたものの、細かな部分、記憶に残されておらず ー.ー;

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その分、さらで楽しめましたが、

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養老孟司先生が語った屋久島の魅力『SAUNTER Magazine Vol.01』刊行記念「養老孟司の旅、屋久島の多様な生き物について」

養老孟司先生登壇の『SAUNTER Magazine Vol.01』刊行記念

会場は 銀座蔦屋 BOOK EVENT SPACE

トークイベント「養老孟司の旅、屋久島の多様な生き物について」に参加。

一昨年(2017年)秋の京都⬇︎以来、

<< 2017年10月22日投稿:画像は記事にリンク>> 養老孟司先生に学ぶ、京都の魅力とたのしみ方:「京都の壁」養老流 京都の楽しみ方 講演会 参加記

久々の養老孟司先生登壇イベントということで楽しみに迎えた当日。

屋久島の魅力、自然への向き合い方 ・・

屋久島は、がんがん飛行機に乗っている頃は漠然と頭にあり、すっかり地上の人になってからは頭から遠のいていましたが、

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養老孟司先生が迫る、ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか:『遺言。』読了

養老孟司先生の最新刊『遺言。』を読了。

読み始め↓の時点から

<< 2017年12月24日投稿:画像は記事にリンク >> 養老孟司先生が迫る、ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか:『遺言。』読み始め

全体的に難解と感じていながら、ペース良く読了に至ったのは1章あたり20ページ程度の長さにコンパクトに

養老孟司先生の見解、ご意見がまとめられていたからであろうと。

結論的なところは「終章」で

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養老孟司先生が迫る、ヒトとはなにか、生きるとはどういうことか:『遺言。』読み始め

養老孟司先生の新著『遺言。』を

読み始めて、

全部で9章(+終章)あるうちの第4章までを読み終えたので、そこまでのおさらい。

 1章 動物は言葉をどう聞くか

 2章 意味のないものにはどういう意味があるか

 3章 ヒトはなぜイコールを理解したのか

 4章 乱暴なものいいはなぜ増えるのか

 5章 「同じ」はどこから来たか

 6章 意識はそんなに偉いのか

 7章 ヒトはなぜアートを求めるのか

 8章 社会はなぜデジタル化するのか

 9章 変わるものと変わらないものをどう考えるか

 終章 デジタルは死なない

という章立てで、養老孟司先生の講演でもお馴染みの

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