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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ準決勝で敗退

ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ準決勝で敗退

” 南アフリカのジョハネスバーグ(エミレーツエアライン・パーク)で7月28日、スーパーラグビーの準決勝第2試合がおこなわれ、

悲願の初優勝を目指す南アのライオンズがオーストラリアのワラターズに44ー26で競り勝ち、3年連続の決勝進出を決めた。

準決勝第1試合では、ディフェンディングチャンピオンのクルセイダーズがハリケーンズとのニュージーランド勢対決を制しており、決勝は2年連続同じカードとなった。

先に主導権を握ったのは、4年ぶりの王座奪還を目指したワラターズだった。

序盤からハンドリングミスなくボールを動かし敵陣でプレーし続け、4分、ハイボールをはさんでさらに連続攻撃し、CTBカートリー・ビールの飛ばしパスから数的優位をつくってFLネド・ハニガンがゴールラインを割った。

8分にはWTBタンゲレ・ナイヤラヴォロのビッグゲインでチャンスとなり、たたみかけてFBイズラエル・フォラウがフィニッシャーとなった。

しかしライオンズは21分、チームアタックで敵陣22メートルラインまで攻め上がると、

今大会終了後にヤマハ発動機ジュビロへの新加入が決まっているFLクワッガ・スミスが力強い足腰でゴールに持ち込み、流れを変えた。

26分には、カウンターを仕掛けたWTBアピウェ・ディアンティがチップキックしたボールを自ら確保して50メートル以上走り切り、連続トライ。

35分にはラインアウトからドライビングモールで押し込み、ゲームをひっくり返した。

だが、ワラターズも食い下がり、39分、ラインアウトからのサインプレーが決まってPRトム・ロバートソンが走り抜け、同点トライ。19-19で前半を終えた。

後半先に得点したのはライオンズで、55分(後半15分)にPGで勝ち越す。

さらに、ワラターズにイエローカードが出て数的有利となった直後の58分には、得意とするラインアウトからのモールで追加点を奪い、27-19とした。

ライオンズの勢いは止まらず、63分には再びFLクワッガ・スミスがギャップを突いてゴールへ走り切り、SOエルトン・ヤンキースのブーツでも加点してリードを広げた。

76分にワラターズのSHジェイク・ゴードンがトライゲッターとなってコンバージョンも決まり、11点差となったものの、

数分後、自陣深くから攻めようとしたワラターズがパスを乱してライオンズボールとなり、SOヤンキースのクロスキックからWTBコートナル・スコーサンがダメ押しトライを決め、激闘は決着がついた。

2018年のスーパーラグビー王者を決める決勝は、8月4日にクライストチャーチ(ニュージーランド)のAMIスタジアムでおこなわれる。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:消費者物価、4~6月期前年比2.1%上昇

消費者物価、4~6月期前年比2.1%上昇

” オーストラリア統計局が25日発表した4~6月期の消費者物価指数(CPI)は前年同期と比べて2.1%上昇した。

伸び率は1~3月期より0.2ポイント拡大し、5四半期ぶりに豪準備銀行(RBA)が政策目標とする2~3%の範囲内に収まった。

ガソリン価格が1~3月期比で6.9%上昇し、物価全体を押し上げる方向に寄与した。

ただCPIの上昇率は市場予想(2.2%)を下回り、利上げは「2019年後半まではないだろう」(英キャピタル・エコノミクス)との見方が強い。”(出典:日本経済新聞

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:郵便公社発行 AC/DC切手シリーズが物議

郵便公社発行 AC/DC切手シリーズが物議

” オーストラリア郵便公社がAC/DCの結成45周年を記念し発行した、

彼らのアルバム・ジャケットをフィーチャーした記念切手シリーズが、同国でリリースされたジャケ写と違うと、一部で波紋を呼んでいる。

切手は20種(アートワーク)で1セットとなっているが、オーストラリアの音楽サイト『Noise 11』によると、

その中で、『High Voltage』(1975年)と『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』(1976年)は本国オーストラリアではなくアメリカでリリースされたときのアートワークが使用されている上、オーストラリアでは発表されなかったEP『’74 Jailbreak』が含まれているという。

オーストラリア以外のファンにはアメリカ・ヴァージョンのほうが馴染み深いだろうが、オーストラリアで発行されたオーストラリアを代表するバンドの切手であることから、『Noise 11』はかなりご立腹。

読者からも「大問題」とのコメントが寄せられている。

海外のファンはそれほど問題視しないであろうこの切手シリーズは、オーストラリア郵便公社のオンラインショップ(Shop.auspost.com.au)で日本からも購入可能(切手セット23豪ドル+送料9豪ドル)。”(出典:BARKS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:アメリカで再注目、9歳児ラガーマン映像

アメリカで再注目、9歳児ラガーマン映像

” ラグビー7人制のワールドカップ(W杯)米国大会が終了。男女でニュージーランドがアベック優勝を飾った。

大会に合わせて、米サイトはとんでもなくパワフルなラグビー少年の2年前の映像を公開。

まるでブルドーザーのように相手を弾き飛ばしてトライを決める姿が再び驚愕を呼んでいる。

天才ラグビー少年の2年前の衝撃映像に再び脚光が当たっている。2016年の9月にオーストラリア・キャンベラで行われた大会での一幕だった。

まわりのちびっ子とは明らかに体つきが違う。まるで大人と子供のようだ。

ボールを受けた赤いシャツ姿の少年が当時9歳で、ニュージーランド生まれのメアアロファ・テオくん。タックルを仕掛けてくる相手を次々と吹き飛ばした。

下半身にタックルにきた相手を引きずりながら倒すと、2人目は左手でハンドオフし寄せ付けない。3人、4人……迫ってくる相手をなぎ倒していく。そして最後は正面から止めに来た相手をそのまま弾き飛ばしながらトライしたのだ。

まるでブルドーザーのように次々となぎ倒していく姿を、米高校スポーツ専門サイト「マックス・プレップス」が公式インスタグラムで公開。

「7人制ラグビーワールドカップが我々にこの古いビデオを共有する言い訳を与えた。彼は9歳だ」と改めて驚きをつづっている。”(出典:THE ANSWER via Yahoo!ニュース

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:スコット・バーフォード、ギター連続演奏時間で世界記録更新

スコット・バーフォード、ギター連続演奏時間で世界記録更新

” ギターを125時間連続で演奏し続けたオーストラリアのミュージシャンが、ギター連続演奏時間の世界記録を更新しています。

ABC(オーストラリア放送協会)によれば、挑戦したのはオーストラリアのニューサウスウェールズ州ウロンゴン在住のミュージシャン、スコット・バーフォード(男性/49歳)。

スコットはシドニー南部のエンガディーンにある音楽ショップで、7月15日正午よりギターを弾き始め、7月20日の午後に世界記録を更新しています。

これまでの公式記録はダブリンのデーブ・ブラウンが2011年に記録した114時間6分。最近カナダのギタリストが124時間30分の連続演奏を行ったものの、これは証拠不十分として認められていません。

スコットの今回の記録はギネス世界記録に申請され、審査を受けて認められると正式に世界記録となります。

ギネスが定めた「ギター連続演奏時間」の規程によると、演奏者は曲の間に30秒の休憩を許されており、また1時間の演奏後5分の休憩を取れることになっています。

またルールでは、挑戦中に演奏できる楽曲は既に公開されている楽曲のみで、4時間に1回だけ繰り返して演奏することが許されています。

スコットは今回の挑戦のため、500曲のレパートリーを用意していました。

彼のチャレンジには看護師と元・救急隊員が24時間体制でサポートし、またギネス世界記録の規程から外れることのないようサポーターが交代で時間を計測し、曲を記録しています。

挑戦中には、地元のミュージシャンが時折参加して一緒に弾いたり歌ったりしてスコットを励ましたそうです。

ショップのゼネラルマネージャーによれば、スコットは睡魔に襲われた時もあったそうで、スタッフが「スコット、目を閉じないで」と言う場面もあったとのこと。

またスコットは、指の皮がはがれないよう強力瞬間接着剤(スーパーグルー)を使って挑戦を続けたそうで、終了後、スコットの指先は腫れ、水ぶくれができていました。

今回のチャレンジは、精神的虐待などを受けた若者を音楽やダンスなどを通じてサポートする慈善団体Musicians Making A Differenceの寄金集めのために行ったものです “(出典:amass

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ初戦突破し、準決勝へ

ワラタス、スーパーラグビー2018プレーオフ初戦突破し、準決勝へ

” 今季のオーストラリア(豪州)勢の救世主は、ワラターズだろう。

先週末、南半球各地で「スーパーラグビー2018プレーオフ」の準々決勝4試合が行われた。

21日(土)、シドニーのアリアンツ・スタジアムでは、豪州カンファレンス1位のワラターズと、ニュージーランド(NZ)カンファレンス4位のハイランダーズが激突。

今季のワラターズはレギュラーシーズンでハイランダーズに大勝(41-12)している。

この勝利は、豪州勢のNZ勢に対する40連敗を止める、豪州全体にとって喜ばしい勝利だった。

昨季、豪州勢はカンファレンス首位であるはずのブランビーズ(6勝9敗)が、NZで最下位のブルーズ(7勝1分け7敗)を勝ち点で上回ることができず。

そこへきて、今季は対NZ勢の連敗記録を更新(40連敗)。ファンもすっかり意気消沈していたであろう状況で、ワラターズが一矢報いて不名誉に歯止めをかけた。

そして迎えたプレーオフ準々決勝の相手は、奇しくもふたたびハイランダーズ。

因縁めく対決では、すでに試合前の時点で、シャークス(南ア)を下したクルセイダーズ、そしてチーフスとのNZ対決を制したハリケーンズの準決勝進出が決定していた。

つまりここで豪州勢唯一のプレーオフ進出チームであるワラターズが敗れれば、ベスト4のうち3つをNZチームが占める。豪州としては受け入れがたい光景だ。

しかもワラターズは豪州勢の首位チーム。相手はNZ勢とはいえカンファレンス4位。余計に負けられないであろう構図だった。

試合は前半、ハイランダーズが主導権を握った。

序盤はペナルティゴール(PG)の応酬。お互い反則により、ワラターズがPG2本で6点、ハイランダーズが3点を加えた。

ワラターズの3点リード(6-3)で迎えた前半9分だった。

ハイランダーズは左ハーフウェイ付近のラインアウトからアタック開始。

波状攻撃から逆目に振ると、ギャップを見つけたSOリマ・ソポアンガがラインブレイク。ラストパスを受けたWTBワイサケ・ナホロが、豪快に右隅に押さえた(ゴール成功)。

ハイランダーズはFLジェームズ・レンティースが2度連続でボールに絡んで反則を誘発するなど、ブレイクダウンワークなどからもペースを握った。

さらにハイランダーズは前半24分、CTBロブ・トンプソンがクリーンブレイクから中央へ独走トライ(ゴール成功)。6-20とリードを拡大した。

前半32分にはスクラムプッシュからコラプシングを奪ったハイランダーズ。ショット成功で6-23。

ワラターズはラインアウトでもミスが続いた。セットプレーが不安定で反則も多く、前半は完全にハイランダーズペース。

ビジターが17点リード(23-6)で前半を終えた。

ハイランダーズは後半の出だしも主導権を渡さなかった。

均衡は後半10分に崩れた。

ワラターズは自陣での大ピンチから一転、元パナソニックのWTBタンゲレ・ナイヤラボロがインターセプト。

そのまま敵陣へ侵入すると、ここでPRセコペ・ケプの突進に対し、ハイランダーズのWTBナホロがハイタックル。シンビン(10分間の一時退出)となった。

そしてワラターズは10分間で逆転を遂げた。

シンビンで14人となったハイランダーズをエリア外側で崩していき、後半12分にSOバーナード・フォーリーがトライ。

後半15分にはSHニック・フィップスのイーブンボールの確保から即座に左展開。CTBカートリー・ビールが疾走し、最後はFBイズラエル・フォラウが飛び込んだ。

さらに3分後、ふたたびSOフォーリーがサポートランから決めきり、相手が14人の10分間で21得点(3トライ3ゴール)。

27-23と大逆転を披露した。

後半30分にはPGで3点追加。リードを7点(30-23)としたワラターズ。

しかしハイランダーズも怒濤の攻めでゲインラインへ食い込む。ついにはインゴールに迫られTMO判定となったが、ここはトライ認定ならず。

しかしこの一連の攻防のさなか、反則を犯した途中出場のパディ・ライアンがシンビン。ワラターズは残り6分で14人となった。

しかしゴール前のスクラムでFW陣が奮闘し、さらにハイランダーズにハンドリングミスが続いたこともあり、再三ピンチを脱出。

最後はマイボールスクラムの最中に80分間のホーンが鳴り、ボールを出してノーサイド。

30-23で逃げ切り、ワラターズは3年ぶりのプレーオフ準決勝進出。

敗れたハイランダーズは3年連続で準々決勝敗退。今季終了後に英ワスプスへ移籍する司令塔ソポアンガにとっては悔しい別れとなった。

ワラターズは次戦、7月28日、敵地・南アフリカへ乗り込み、同国カンファレンス首位のライオンズと準決勝を戦う。

果たしてふたたびNZ勢を破った豪州の星、ワラターズはどんな闘いを見せるか。

トーナメントのもうひとつの山、クルセイダーズ×ハリケーンズの勝者とのファイナルを制し、2018年の王者に君臨するのはどのチームか。過酷な闘いは最終局面へ突入する。”(出典:J-SPORTS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:バイロンベイの農場レストラン「THE FARM」が提案する、これからの体験型コンテンツ ②

バイロンベイの農場レストラン「THE FARM」が提案する、これからの体験型コンテンツ ②

” The Farmが特にユニークなのは、フィロソフィーの1つである「EDUCATE=学び」の要素。

農場では連日行われているファームツアーに加え、子供たちの農体験、メディカルハーブやみつばちについて学ぶワークショップ、バイオダイナミック農法やパーマカルチャーについて学ぶ講義など、さまざまなプログラムが展開されています。

さらに「The Garden Shed!」というコーナーでは、「自分たちが食べるものは、自分たちで育てる」というコンセプトのもと、簡単に育てることができる食用植物についての知識を学べるようになっていたりします。

The Farmは、施設での体験に「学び」が加わることで、人々が食や地域のコミュニティへ積極的に関わるようになることを期待しています。

体験を日常のアクションにまで繋げていくことで、環境や健康に配慮した行動や思考が習慣化し、持続可能な好循環を社会にもたらすのではないか、と考えているのです。

このThe Farmのルーツは、「three blue ducks」というオーストラリアで4店舗を展開しているレストラン。

自分たちが提供する食のトレーサビリティやサステナビリティを追求した結果、このような体験型の農場レストランという形になったといいます。

また「three blue ducks」のコアメンバーは、社会的な活動を行うアクティビストではなく、海や自然、リアルフードを愛するサーファーたち。

自分たちが本当に良いと思える環境や循環を作り、健康的な食べ物を享受したり提供したい、という純粋な動機からThe Farmは生まれているのです。

体験型コンテンツに必要な5つのファクター

「モノからコト」に消費マインドが移行していく中、さまざまなシーンで体験型コンテンツが重要視されるようになりました。

しかし、このトレンドにのってできたものが全て成功しているかというと話は別です。そこで改めてThe Farmを見ると、コンテンツ設計のヒントがありました。

成功の要素となるのは以下の5つのファクター。中でも、体験をより深いものにする(5)エデュケートは最も重要ではないかと思います。

1. 生産から提供まですべてに透明性のある「トレーサビリティ」
2. 継続的に育まれていく「コミュニティ」
3. 質が高く心地のよい「クリエイティブ」
4. 地域との関わりを大切にする「ソーシャル」
5. 体験を日常化していくための「エデュケート」

一見、オーストラリアの片田舎のお洒落ファームかと思いきや、The Farmにはこれからのコンテンツづくりのヒントが詰まっており、多くのインスピレーションを得ることができました。

ヨーロッパやアメリカにも同じような施設が増えてきているので、旅先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。”(出典:Forbes JAPAN via livedoor NEWS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:バイロンベイの農場レストラン「The Farm」が提案する、これからの体験型コンテンツ ①

バイロンベイの農場レストラン「The Farm」が提案する、これからの体験型コンテンツ ①

” オーストラリア最東端の街、バイロンベイ。もともとヒッピーの街として栄えていたこの地は、大手のファストフード店が進出していない、オーガニックタウンとして知られています。

実際、健康や環境問題に関心の高い住民やビジターが多く、街のオーガニックレストランやフレッシュジュース店は大にぎわい。

朝のビーチでも20人ほどが集まってヨガをしていたり、スローライフを地でいく街であることがうかがえます。

そんな意識高めな街、バイロンベイの郊外にあるのが農場レストラン「The Farm」。

ここでは、「GROW」「FEED」「EDUCATE」をフィロソフィーに掲げ、野菜や動物、コミュニティを育て、レストランやストアでそれをシェアし、ゲストや子供たちに”学び”までを提供しています。

日本でも農園や牧場にレストランが併設された施設は増えてきましたが、ここまでクリエイティビティに溢れ、網羅的に体験型コンテンツを提供しているところはまだ見かけません。

今回はこのThe Farmの展開を通して、これからの体験型コンテンツに不可欠な要素とはなにか? について考察します。

1日中楽しめるエンターテインメント施設

The Farmは広大な敷地に農場やレストラン、コーヒースタンド、バー、ベーカリー、ショッピングストア、子供たちの遊び場……あらゆるものが揃っていて、週末に家族で1日中楽しめる”体験型エンターテインメント施設”といっても過言ではありません。

場内の施設や製品には理念や想いがきちんと反映されており、どれもクオリティが高いことに驚かされます。

例えば、鶏・豚・牛などの飼育環境は、畜舎に押し込めるのではなく、自由に動き回れてストレスフリー。

餌も、鶏や豚には自然由来のもの、牛は100%牧草を与え、きわめて健康的に育てられています。

野菜はなるべく自然に近い形で育てる”バイオダイナミックス農法”を用います。

「The Bread Social」と名付けられたベーカリーは、地元のパン職人とのコラボ運営。ここに、地域社会との関わりを大事にしていることもうかがえます。

ショッピングコーナーでは、農場で採れた新鮮な野菜はもちろん、オリジナルの加工品、雑貨、レシピ本まで、驚くほどお洒落でクリエイティビティ溢れるものが展開されています。

ゲストはレストランでゆっくりとすごしたり、カフェでパンとコーヒーを片手におしゃべりしたり、農場を散歩したり。

子供たち専用の広い遊び場も用意されており、多種多様な人たちが満足できる環境作りが徹底されているのを感じます。(出典:Forbes JAPAN via liivedoor NEWS

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