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養老孟司先生が寄せた亡き猫 まるへの想い:『まる ありがとう』読了

養老孟司先生が、亡き猫 まるへの想いを一冊にまとめた『まる  ありがとう』を読了。

サイン本販売情報に反応し

「あるかな〜?」と売場に足を踏み入れ、意図した通りに確保!という展開

入手していた経緯。

養老孟司先生を熱心にフォローしておらずとも、養老家の一員に猫がいて、その名が「まる」であることを承知していましたが、

冒頭の「まえがき」で、

” まるの死について、あちこちから感想を聞かれることがあった。”(p1)

との前段を受けて、

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鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元代表取締役会長に学ぶ商売の本質:『商売の創造』読了

鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス元取締役会長が、セブン・イレブン会長、イトーヨーカ堂会長時代に上梓された『商売の創造』を読了。

今月(2022年3月)、「もしかして、鈴木敏文さんにお会い出来るかも・・」と、鞄の中にかつて購入した覚えのあった本書を探し出し仕込んでいたところ

念願叶いサインに写真撮影にも応諾頂けことに気分高揚し、購入からしばしの時を経て読んでみようと本を開いた経緯。

2003年から2022年へ 時の経過を経ながら

本書は、編者 緒方知行さんの「編者解説」によると

“セブン – イレブン・ジャパンの毎週一回行われる「FC会議」で、鈴木敏文氏が社員や幹部たちを前にして話した内容の速記録を題材に私がまとめたものである。”(p202)

というもので、出版されたのが2003年10月に遡るため本書冒頭の「まえがき」に書かれてある

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鈴木忠平さんが肉薄した落合博満監督の現場舞台裏:『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』読了

週初め、中間記↓

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をアップロードしていたライター鈴木忠平さんの『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』を読了。

著者の日刊スポーツでの中日ドラゴンズ番記者時代(2004〜2011年)の落合博満監督をはじめとした密着模様が描かれており

読み進むほど、

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鈴木忠平さんが肉薄した落合博満監督の現場舞台裏:『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』中間記

ライター鈴木忠平さんの『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』を読み始めて

 第1章 川崎憲次郎  スポットライト

 第2章 森野将彦  奪うか、奪われるか

 第3章 福留孝介  二つの涙

 第4章 宇野勝  ロマンか勝利か

 第5章 岡本真也  味方なき決断

 第6章     中田宗男  時代の逆風

 第7章 吉見一起  エースの条件

 第8章 和田和浩  逃げ場のない地獄

 第9章 小林正人 「2」というカード

 第10章 井出峻  グラウンド外での戦い

 第11章 トニ・ブランコ  真の渇望

 第12章 荒木雅博  内面に生まれたもの

等(別途、プロローグ、エピローグ、あとがき)に章立てされているうち 第5章 岡本真也 味方なき決断 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。

奥付を確認すると、本書が出版されたのは2021年9月。その後の評判については承知していたものの

購入に至っていなかった状況で、百田尚樹さんの呟きを目撃して

出典:百田尚樹さんTwitter(画像はTweetにリンク)

決断(購入)に至っていた経緯。

読み始める前は全476ページに及ぶ厚みに腰が引け気味でしたが、

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春最中、お馴染みの著者に流れ感じさせられる作品楽しみな 2022年2月入手(その弐)積読6冊

(2022年)3月上旬に積み上がっていた↓

<< 2022年3月6日投稿:画像は記事にリンク >> 花粉飛び始め、春の陽気を感じつつ向き合いし 2022年2月入手(その壱)積読5冊

5冊を読み終え、新たに積み上がりし↓

l to r:(上段)平成ノブシコブシ徳井健太『敗北からの芸人論』, chika『北欧こじらせ日記』, 泉麻人『銀ぶら百年』(下段)養老孟司『自分を知りたい君たちへ』, 養老孟司『まる ありがとう』, 鈴木忠平『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』

続2022年2月入手6冊。

お馴染みにして、流れ感じるラインアップ

(上掲画像)右下角(『嫌われた監督  落合博満は中日をどう変えたのか』)を除きサイン本。

著者は養老孟司先生 x2に、泉麻人さんに、(昨秋の)↙️

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筒井康隆先生が小説のお約束を排して挑んだ長編:『虚人たち』読了

筒井康隆先生の長編『虚人たち』を読了。

タイトルは長く承知していて、

サイン本入手機会、最後の一冊に滑り込み購入

サイン本入手機会に遭遇し、手元に引き寄せていた経緯。

お約束無しで繰り広げられるストーリー

購入前にチェックしたamanonでの本書の紹介で

>同時に、しかも別々に誘拐された美貌の妻と娘の悲鳴がはる >かに聞こえる。自らが小説の登場人物であることを意識し  >つつ、主人公は必死の捜索に出るが…。小説形式からのその >恐ろしいまでの“自由”に、現実の制約は蒼ざめ、読者さえも >立ちすくむ前人未踏の話題作。泉鏡花賞受賞。

とあり、作品への興味を深めていましたが、実験的であるがゆえ頭の中でストーリーの中の情景を描いてくことが「難しかったなぁ」と。

” 妻と娘が誘拐されました。今電話をしているこのわたしは彼女たちの夫であり父である人間です。念の為に言いますと妻の夫であり娘の父です。

彼女たちがわたしの眼の前で誘拐されたのではないにかかわらず二人が誘拐されたのではないにかかわらず二人が誘拐されたことは疑いのない事実であり別べつの犯人によって誘拐されたこともまた確かなのです。”(p39)

という事件を端緒として

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またしても岸田奈美さんの100文字ですむことが2000文字で伝えられる日常に惹き込まれた:『傘のさし方がわからない』読了

作家 岸田奈美さんの『傘のさし方がわからない』を読了。

昨年(2021年)企画されたサイン企画に合わせ、年末に購入/送付した本が

出典:岸田奈美のnote(画像は記事にリンク)

2月に返送されてきていた経緯。

岸田奈美さんの著書は、昨秋以来 ↓

<< 2021年9月21日投稿:画像は記事にリンク >> 岸田奈美さんが綴った愛ある日常が心に沁みた:『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』読了

通算3冊目で、巧みな文章表現に魅了、期待しての購入。

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福岡堅樹さんの夢と野心を引き寄せた出逢いと限界を突破する経験:『自分を信じる力』読了

ラグビー日本代表などで主力選手として活躍するも、医学の道を志すべく2021年5月に惜しまれつつも現役引退をされた福岡堅樹さんの『自分を信じる力』を読了。

サイン本販売情報に

てくてく長めの徒歩により入手叶えていた一冊。

即反応して入手していた経緯。

ラグビー x 医学部受験 の両立

本書は、

” ラグビーで世界と戦いながら医師を志して学んだ経験をもとに、僕が何を大事にし、どんな考え方をしてきたか。具体的にどんな鍛え方、学び方をしてきたかを包み隠さずに書いていきたい。”(p5)

という意図に沿い、

 第1章 成長の限界を決めない

 第2章 自分を客観視する

 第3章 割り切る勇気を手に入れる

 第4章 目標はいつ変わってもいい

 第5章 「ONE TEAM」で学んだこと

 第6章 自分に合った勉強法を見つける

 第7章 社会の中で輝く歯車になる

 第8章 信じた道をまっすぐ走る

との章立てで、

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