小説家 朝井リョウさんの作家生活十周年記念書き下ろし作品『正欲』を読了。
本作発売により朝井リョウさんの名を知ることとなり、発売となった3月下旬頃から、訪れる書店の何店舗もで「これでもか」と言わんばかりの一等地を陣取る陳列で
注目度の高さを知らしめられ、「どんな作品だろう・・」とレビューを参照するも
「後味の悪さ」といったニュアンスを感じ取り、距離を置いていたものの、一度書店から消えた
サイン本再入荷のタイミングで(「読んでみよう」の心情に)心変わり
サイン本再入荷のタイミングで「(これを機に)一回読んでみようかな」の思いに切り替わり、手が伸びていた経緯。
帯に踊る「朝井さん、やっちまったね。」高橋源一郎さんのコメントも購入を後押し
多様性が叫ばれる現実の一方で
口外出来ぬ悩み(性癖)を抱えた男女に、引きこもり児童と居を共にする検事家族に、
ストーリーはそれぞれの場所で進行してゆき、やがてその悩みが結末で舞台を一つにしていくという・・ 大雑把な流れですが、
続きを読む 朝井リョウさんが描いた心に闇を抱えたものたちの共闘、その結末・・:『正欲』読了 →
これを書いている時点、チャンネル登録者数588万人に及ぶ

大人気YouTuber東海オンエアのリーダーてつやさんのエッセイ集『天才の根源』を読了。
東海オンエアの動画は、本書購入に合わせ1本しか視聴していなかったものの、時代の支持を得るYouTuberの頭の中に興味があり、
Twitterでサイン本入荷情報に反応し入手。
サイン本購入機会を通じ入手していた一冊。
過酷な部活生活、そしてYouTube・・
本書は、
” 活発でおもしろい、魅力的な周りの友達に憧れ、圧倒され、引け目を感じるだけだった僕が、いかにしてYouTubeのチャンネル登録者数560万人を達成することができたのか。
日常を適当にさらけ出しているだけのTwitterに、なぜ200万人ものフォロワーが集まってくれたのか。
その理由と、その根源。”(p20)
が、土台となり、
続きを読む 東海オンエア てつやさんが顧りみた天才への軌跡:『天才の根源』読了 →
第69代横綱白鵬専属トレーナー 大庭大業さんの『白鵬の脳内理論 9年密着のトレーナーが明かす「超一流の流儀」』を読了。
サイン本販売現場に遭遇し、
3、4冊といったサイン本の平積みに反応
レア感もあり、即反応していた経緯。
強さとは裏腹な内面
本書は、大庭大業さんが、
“「九州にいいトレーナーがいるから」”(p249)
との薦めから、当初は1場所限りとの約束でマッサージを引き受けたところから現在に至る付き合いに発展し、
TV画面を通じて伝わる白鵬関とは裏腹に感じられる
続きを読む 大庭大業さんが明かす横綱白鵬強さの源泉:『白鵬の脳内理論 9年密着のトレーナーが明かす「超一流の流儀」』読了 →
作家 村山早紀さんの『百貨の魔法』を読了。
サイン本販売現場に遭遇し、
ラスト一冊で販売されていたサイン本きっかけで購入。
「女性的かなぁ」との先入観を抱きながら、
2018年本屋大賞ノミネート作といった話題性にTwitterでの評判、百貨店舞台に繰り広げられる設定やデザイン等に吸い寄せられ購入していた経緯。
地方百貨店、ときどきファンタジー
本書は、
” 星野百貨店は、古い商店街の中心部に建つ店だ。百貨店としての格は低くはないけれど、街のひとびとに愛され、その日常に溶け込むタイプの庶民的な店だった。”(p9)
という地方百貨店を舞台に
続きを読む 村山早紀さんが描いた地方百貨店舞台にファンタジー入り混じる物語:『百貨の魔法』読了 →
濃くもクスッとさせられる前回⬇︎の読了記
<< 2021年5月21日投稿:画像は記事にリンク >> 野田クリスタルさんが「魔法のIらんど」に綴った14年の軌跡:『野田の日記 2012-2020(あとのほう)それでも僕が書き続ける理由』読了
アップロードで、(2021年)5月頭の積読7冊⬇︎
<< 2021年5月1日投稿:画像は記事にリンク >> ゴールデンウィーク突入でステイホームのお供! 2021年3月下旬購入 積読7冊
を読み終え、新たに積み上がりし、
続きを読む たぶん梅雨入り、そんな頃合いに揃いし 2021年4月上旬購入積読6冊 →
マヂカルラブリー 野田クリスタルさんの『野田の日記 2012-2020(あとのほう)それでも僕が書き続ける理由』を読了。
対象とされた9年の中で比重としては2016 年までで、2017年の
” それ以降なんだか仕事が増えたりと、自分の想像しうるところに成功はないのだとつくづく思い知った。
2018年のM-1グランプリはどうなるかわからないがまた頑張って決勝に行きたい。決勝に行きさえすれば何かあるのだ。”(p298)
という
出典:HUFFPOST(画像は記事にリンク)
(↑での)ことの詳細について触れられていないものの
M-1グランプリ2020で雪辱が晴らされることになった前段のM-1グランプリ2017の決勝で過ごした一日に、
続きを読む 野田クリスタルさんが「魔法のIらんど」に綴った14年の軌跡:『野田の日記 2012-2020(あとのほう)それでも僕が書き続ける理由』読了 →
マヂカルラブリー 野田クリスタルさんの『野田の日記 2006-2011 (まえのほう)』を読了。
サイン本販売情報を見付け、
情報解禁後、早々に売り切れた初回販売分 出典:よしもとエンタメショップ新宿店 Twitter(画像はTweetにリンク)
反応し入手していた経緯。
初めてルミネtheよしもとを訪れ、購入したサイン本
本書は
” その昔、芸人たちの間で「魔法のiらんど」というホームページ作成サイトが大流行しました。
・・中略・・
僕はその魔法のiらんどで2006年ごろに「野田クリスタルのホームページ」を作り、その後コンビを組んで「マヂカルラブリーのホームページ」へと変わり、魔法のiらんどが小説投稿専用のサイトに変わるまでの14年間ずっと運営してきました “(まえがき)
という14年に及ぶ軌跡が、「まえのほう」「あとのほう」の2冊にまとめられたもの。
妄想に現実と
” 今日の授業は「犬、猫になりきる」というもの。
僕は昔、家でたびたび猫の鳴き声のマネをして「うちは猫を飼っている」と兄貴に3ヶ月間信じ込ませたことがある。だから自信がある。”(p53-54)
という本書購入のきっかけとなった「M-1グランプリ2020」で展開された片鱗を感じさせられる部分であったり、
続きを読む 野田クリスタルさんが「魔法のiらんど」に綴った14年の軌跡:『野田の日記 2006-2011(はじめのほう)』読了 →
古書でサイン本入手機会に遭遇し、触手を伸ばしていた
購入本に書かれていたサイン
『久米宏対話集 最後の晩餐』を読了。
昭和を彩った
本書は「ニュースステーション」内で不定期に放映されていた対談企画で、「そういえば、当時見たことあるような・・」と微かな記憶。
登場するのは
大橋巨泉
葉月里緒菜
樹木希林
ジャイアント馬場
大石静
ミヤコ蝶々
いかりや長介
内田春菊
美輪明宏
の九名(敬称略)。
題名にある通り、登場するそれぞれの方に
” もし、明日、地球が滅びるとした、今夜、最後に何をお選びになりますか? “(p29)
と、会話の核心部分で最後の晩餐について訊ね、必然、前後の話題は死生観に及び
続きを読む 久米宏さんが引き出した大御所たちの死生観:『久米宏対話集 最後の晩餐』読了 →
「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる