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ジム・キャリーがスピーチで語った、本当に欲しいものを追い求め実現した人生

先日、ロバート・デニーロのニューヨーク大学ティッシュ芸術学部でのスピーチ(下記)について取り上げましたが

>> ロバート・デニーロが誰もが人生で直面する「拒絶される事」について語ったスピーチが素晴らしかった <<

「そういえば、ジム・キャリーでも良いのがあったな」と検索してみれば・・「あった、あった」という具合で今回(の記事)。

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Jim Carrey at Maharishi University of Management

人生で本当に手に入れたいもの、とは?

こちらは、アイオワ州マハリシ経営大学から美術の名誉博士号を授与されたジム・キャリーが卒業式に対して行ったスピーチ。

リンク元:TABI LABO –「1分で人生が変わる」映画俳優・ジムキャリーの大学スピーチが、心に刺さる」(スピーチ全編のリンク有)

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ジム・キャリー 自己の指針に沿って生きる(画像をクリックすると動画にリンクします)

の和訳部分から要旨を引用すると・・

安全な道ばかり選んではいないか?

“人は何かを判断する際に、愛情もしくは恐怖心を基準にして判断を行う。

現実的で、実用的な、無難で安全のように見える道を恐怖心から選択してしまう。

当然、本当に欲しいものは手に入れられない。不可能だと決めつけ、求めることもしないのだから。”

というもの。

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Jim Carrey at Maharishi University of Management

これは、ジム・キャリーのお父さんの

” 父には世界一面白いコメディアンになれる可能性があった。

しかし彼は求めなかった。安定を欲して、会計士という保守的な仕事についた。僕が12歳の時、父は解雇された。”

という人生経験に基づいたもの。このスピーチを聴衆に輝かしいものとしているのは、

ジム・キャリーが、しっかりこの教訓から学んで、ジム・キャリー自身が世界を代表するコメディアンとなった事。

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Jim Carrey at Maharishi University of Management

表面は氷山の一角に如かず

ロバート・デニーロにしろ、ジム・キャリーにしろ、与えられた役割を演じ切る見事さは言うに及びませんが

そこに至るプロセスが見事で、そういったプロセス、思考経路が役柄にリアリティを投影させているのだと実感。

両者、俳優として持って生まれた才能もあると思いますが、そこには一流、超一流たらしめる決断なり、覚悟があっての事と、両スピーチを見終えて感じた事です。

ロバート・デニーロが誰もが人生で直面する「拒絶される事」について語ったスピーチが素晴らしかった

先日、Facebookのタイムラインを漫然と眺めていれば、Robert DeNiro:ロバート・デニーロがスピーチしたとの記事がシェアされていて

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画像をクリックすると記事にリンクします

プライベートが公にされる事を嫌い、新作のプロモーション以外では普段、殆ど表舞台に出てこない印象のある人だけに

「おっ、珍しいな」なんて、リンク先をスクロールダウンしていけば・・「さすが!デニーロ」と唸らされるもので、内容のシェアを。

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チリで国を二分した国民投票で権力に挑んでいった広告ディレクターの生き様を描いた映画「NO」鑑賞記

レンタル店に立ち寄り、良さ気な作品を物色・・ 手に取ったのは「NO」なる

▪️「NO」予告編

何ともシンプルなタイトルの映画。

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ウディ・アレン監督が描くマジシャンを巡る小悪魔的な駆け引きの行方:『マジック・イン・ムーンライト』鑑賞記

家でのDVD鑑賞は活発であったものの、久方ぶりに映画館へ。

ゴールデン・ウィークの名付け親は映画業界であったと記憶していますが、

その経緯を踏襲したというよりは、毎回(毎年!?)新作を楽しみにしているウディ・アレン監督作品がロードショー中であるため。

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マジックが掛けられる先のストーリー展開

タイトルは「マジック・イン・ザ・ムーンライト」。原題がそのまま邦訳されていますが

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ジョン・タトゥーロが演じる普通の男が見せる執念と悲哀:「フィアー・エックス」鑑賞記

レンタル店の新作コーナーで見掛けて、気になっていた「フィアー・エックス」を視聴。

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唯一無二の存在感を放つジョン・タトゥーロの演技に対する興味も高し

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気になったのは先週行った時の貸出率の高さ(5本中5本)でしたが、

今週行ったら楽に借りれる状態でしたので、内容というより話題性にあったのかもしれません。 続きを読む ジョン・タトゥーロが演じる普通の男が見せる執念と悲哀:「フィアー・エックス」鑑賞記

ヤン・オーレ・ゲルスター監督が描くドイツ青年の冴えない日常:「コーヒーをめぐる冒険」鑑賞記

DVDレンタルで「コーヒーをめぐる冒険」を視聴。

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新作から準新作に移行しても7〜8本在庫の貸出率は好調な様子

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先月ころから気になっていた作品で、見ようと思っていたものの「24  リブ・アナザー・デイ」が挟まり、このタイミングでの鑑賞。

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ロバート・デニーロがバッグの中に込めた闇に絡み合う魑魅魍魎:「ザ・バッグマン 闇を運ぶ男」鑑賞記

3週連続の週末の主役に君臨した「24  リブ・アナザー・デイ」を見終わり、ほのかに 24 ロストな状態で

ふらっと立ち寄ったレンタル店の新作のコーナーにロバート・デニーロ出演作を発見。

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ジョン・キューザックとロバート・デニーロが対峙する構図にレベッカ・ダ・コスタが絡んでいくメイン・キャスト

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30本近く仕入れられていながら、殆ど貸し出されていない状況に一抹の不安を覚えながらも(笑)・・

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貸出率約10%。ちょっと不安な感じ・・(単に作品の認知度が低いだけ?)

ロバート・デニーロ出演作鑑賞をライフワークとする身としては、即レジスターへ・・

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ブラッド・ピットが戦場での苦悩と覚悟を熱演した「フューリー」鑑賞記

年明け、時間の空いたところで仲間内で評判の良かった映画「フューリー」を観ようかと思いきや

金券屋、プレイガイドとも前売り券は姿を消し、上映時間も夜間枠しかなく鑑賞を見送っていたところ

ふら〜っと、TSUTAYAに立ち寄れば数日前にリリース開始され空きがあったので、さっそく視聴。

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3/11リリース。年始にまだロードショー公開されていた事を考えるとDVD化の早さにビックリですね。

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よく見ていた設定ではあるものの・・

アメリカ軍のドイツ国内での戦闘を描いた作品で、「この手の設定で何本見ただろう・・」ってな具合、

すぐ借りてきたのは「ブラッド・ピット(Brad Pitt)主演最高作」とのコピーに既述の好評が刷り込まれたいたものと思います。

「フューリー」予告編

ブラッド・ピット主演作でマスターピースが、すぐに思い浮かばない自分にとっては、見事その期待に応えてくれました。

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戦車 “FURY” の内外で繰り広げられる人間ドラマ

問われる覚悟

物量共に苦戦を強いられている状況で、地政上の要所を確保すべく孤立無縁の状態で

多勢のドイツ軍を迎撃するシーンがハイライトとなりますが、戦士の覚悟、隊の中での人間ドラマがよく描かれていたと思います。

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引くか、挑むか、指揮官の苦悩・・

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当初はパッケージの上映時間135分を確認して、「うわーっ」なんて引き気味であった長尺も一旦見始める後は、それを感じる事なく。

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気骨ある主人公の陰陽を上手く演じたBrad Pitt.-

スティーブン・スピルバーグ監督作「プライベート・ライアン」あたりからの潮流になったと思わしき生々しい描写が

本作では拍車が掛けられたかの印象で、作品を一筋縄で終わらせらない重みを持たせていたと思います。

参考までに、wikipediaで本作:フューリー(2014年の映画)について調べてみたところ実話ではないようですが、脚本がしっかりしていたんだと思います。

鑑賞後、トム・クルーズの「ワルキューレ」が頭に浮かびましたが

自分がトム・クルーズの戦争映画で同作を思い浮かべるが如く、ブラッド・ピットについては「フューリー良かったな」という後味。