ウディ・アレン監督が描くマジシャンを巡る小悪魔的な駆け引きの行方:『マジック・イン・ムーンライト』鑑賞記

家でのDVD鑑賞は活発であったものの、久方ぶりに映画館へ。

ゴールデン・ウィークの名付け親は映画業界であったと記憶していますが、

その経緯を踏襲したというよりは、毎回(毎年!?)新作を楽しみにしているウディ・アレン監督作品がロードショー中であるため。

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マジックが掛けられる先のストーリー展開

タイトルは「マジック・イン・ザ・ムーンライト」。原題がそのまま邦訳されていますが

話の方は(ネタバレしない程度)・・ 人気マジシャンの元に生業を同じくする幼馴染が現れ、トリックを見破れない女性が現れ

懇意にしている資産家を虜にしており、化けの皮を剥がしてとの依頼。

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中央のウディ・アレン(監督)を挟んで、メイン・キャストのEmma Stone:エマ・ストーン & Colin Firth:コリン・ファース

皮肉たっぷりの主人公であったり、マジシャンが主役の作品も本作が初めてではなく

設定からしてウディ・アレンらしさが漂っていて、その部分、安心してストーリーに入り込む事が出来、

上映時間もウディ・アレンらしく90分前後(=98分)と、一気に見させれくれる尺の長さ。

▪️「マジック・イン・ザ・ムーンライト」予告編

何と言っても魅力にファンタジーがかった日常の描き方は、私自身が映画を観る動機の大きな要因となる

「非日常」を存分に味わせてくれ、快心作、傑作といった域ではないものの

Seance
序盤の降霊会シーン。仕掛けか、真実か・・

ゴールデン・ウィークだからこその開放感が相俟って、贅沢な時間を過ごさせてくれました。


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