ノンフィクション作家 田崎健太さんの『ザ・芸能界 首領たちの告白』を昨日読了。
本書発売について承知していた後、YouTubeの推奨で
【取材、顔出しNG…芸能界のドンたちの告白】取材に9年かかった l バーニング、ホリプロ、吉本、ライジング…支配者たちが取材を受けた理由 l 今後芸能界はどうなる【田崎健太】
↑が上がってきて視聴。「確かに読んでみたいなぁ」と、「でもサイン本・・」なんて思っていた折、昨秋(2025年11月)

取材対象のお一人である(吉本興業)大﨑洋さん登壇イベントの開催を知り、「これは、いい機会」と流れに沿って購入していた経緯。
本書は、
” この単行本の元となったのは、2016年9月に始まった『週刊現代』の「ザ・芸能界 テレビが映さない真実」という不定期連載である。”(p1)
で、連載の下地となったのは
” ザ・芸能界を仕切る首領たちが取材を受けることはめったにない。自分たちは裏方であり、目立つべきではないと彼らは考えていた。それが神秘性を高めている面もあった。その膜を打ち破りたいと思った。”(p3)
との思い。登場されるのは
第1章 周防郁雄 バーニングプロダクション
第2章 本間憲 レプロエンタテインメント
第3章 堀威夫 ホリプロ 田邉昭知 田辺エージェンシー
第4章 平哲夫 ライジングプロダクション マキノ正幸 沖縄アクターズスクール
第5章 長戸大幸 ビーイング
第6章 大﨑洋 吉本興業
と芸能界に精通しておらずとも感じられる錚々たる顔ぶれ。読み始め前に、注目したのは
” < 各テレビ局の中枢を押さえると同時に、各プロダクションにも、金を貸す代わりに、出版権・興行権をいただく商法で勢力を拡大していった。”(p19)
との一文に凄みの一端を感じさせられた周防郁雄さんに、
” すると彼は、最近の吉本興業は北朝鮮みたいなんだよと冷たく笑った。
「自分で判断して叱られたくないから、上にあげる。最終的に(社長である)大﨑さんが判断することになる。大﨑さんの機嫌のいい時に出そうとするから、時間がかかる。”(p252)
と2回お会いした際の印象とは裏腹な大﨑洋さんといったところでしたが、読後の余韻では

“「ぼくは15から22〜23(歳)まで6つか7つのバンドを作りました。全部、バンドリーダー、なんでそんなに沢山のバンドを作ったかというと、メンバーがみんな引き抜かれる。当たり前ですよね。ぼくがいいなと思うメンバーを入れているから。そして、ぼくだけは引き抜かれなかった。それだけの力がなかったんですよ」”(p247)
なる境遇から
” ZARDの他、B’z、TUBE、DEEN、あるいはBOØWY、ラウドネス、はたまた B.B.クィーンズ、倉木麻衣 ー 。ある年の日本の音楽産業の売り上げの7パーセントを長戸を率いるビーインググループが占めていたこともある。”(p220)
と業界の天井まで駆け上がったと思わしき長戸大幸さんの章は、予期せぬLOUDNESSの登場もあり引力強く印象的でした。
意外と刺激的な記述は少なくも丁寧に時系列が辿られ、冒頭に記載された通り殆ど表に出てこない芸能界の顔役として君臨してこられた方々が田崎健太さんの意図を汲み、初めて明かしたであろう数々の真相が載せられている重みは十二分に実感出来ました。











