池井戸潤さんが描いた正月箱根に賭けた者たちの群像:『俺たちの箱根駅伝 下』読了

先週(2026/3/3)、上巻を読了した

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池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝  下』を読了。

下巻は、上巻でお膳立て/組み上げられた設定をもとに、箱根駅伝の火蓋が切られ、レース展開に、走者が箱根を走ることになったバックグラウンドに中継の舞台裏等が織り交ぜられ進行。

購入本に書かれていたサイン

往路に、復路に、その間のインターバルに、大半が襷が繋がれていく経過が辿られていくので、これまでは映像で追っていた箱根駅伝を字面で追いかけていくような形に。脳裏にレース模様を再現するには上巻の設定を頭に叩き込んでおくほどリアルに浮かび上がってくることになると思いますが、

” 関東学生連合には所属大学の違う、十五人の仲間がいます。そんな彼らが初めて集まったとき、甲斐監督が掲げた目標は、本選で三位以上でした。この本選が始まるまで、いや、もしかするといまこのときまで、誰もその目標を ー 決意を、まともに取り合おうとはしていなかったかも知れません。様々な批判、否定的な意見もありました。チーム内の意見がまとまらず、バラバラになりそうになったこともあります。それでもあきらめませんでした。みんなで議論し、励まし合いながら壁を乗り越え、逆境を撥ねのけてきました。”(p308-309)

という物語から導かれる着地点、上下巻 全704頁に及ぶ起承転結、下巻になって僅かに登場する母校次第という点は変わらないでしょうが・・「来年以降見方が変わってくるだろうな〜」という読書機会になりました。


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