オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:失業率 − 2025年4月

失業率 − 2025年4月

” オーストラリア統計局が15日発表した4月の就業者数は前月比8万9,000人増加した。市場予想の2万人増を大きく上回り、約1年ぶりの大幅な伸びとなった。女性のフルタイム就業が増えた。

豪ドルは0.3%上昇し、豪3年債先物は下げ幅を拡大した。 それでも投資家は、国内のインフレ鈍化や米関税政策による世界的な不透明感を背景に、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が20日の会合で政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げると確信している。 4月の失業率は予想通り4.1%で横ばい。労働参加率は上昇し、過去最高に近い67.1%となった。

3月の就業者数は3万6,400人増に上方修正された。 AMPのエコノミスト、マイ・ブイ氏は「今回の好調な雇用指標は追加利下げの妨げにはならないだろう。とはいえ、今回の利下げサイクルは浅いものになるだろう」とし「オーストラリアの労働市場は過去1年間を通じて非常に堅調だ。失業率は4%をわずかに上回る水準で推移し、雇用は堅調に伸びている」と述べた。

市場は20日の中銀会合以降については、年内の利下げ幅を75bp前後と予想。数週間前は100bpを超えていた。関税を巡る米中の緊張が和らいだことなどが背景。

4月はフルタイム雇用が拡大した。女性の就業者は6万5,000人急増。労働時間は横ばい。前月までは2カ月連続で減少していた。

TDセキュリティーズのアナリストは、中銀が5月と8月に25bpの利下げを実施するとの見方を示した。”(出典:Reuters

ポイントは金融政策との絡みで、労働市場そのものは記事にある通り堅調とのことで、推移とも順調と評価出来るものと。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2025年5月17日分の掲載記事です。

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