オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:キャロライン・ケネディ大使、シドニー空港に到着

キャロライン・ケネディ大使、シドニー空港に到着

” 米国の新しい駐オーストラリア大使、キャロライン・ケネディ氏が22日午前、シドニー空港に到着した。首都キャンベラに移動した後、大使としての本格的な活動を開始する。

空港で記者会見した同氏は日米豪印が経済安全保障などで連携する枠組み「Quad(クアッド)」に言及、「太平洋地域で豪州と共に仕事をすることを皆がとても楽しみにしている」と米豪の関係深化に意欲をみせた。

ケネディ氏は1963年に暗殺されたケネディ元大統領(民主党)の長女。バイデン米大統領がオバマ政権で副大統領だった2013~17年に駐日大使を務めた。

ケネディ氏は会見で第2次世界大戦中、父が乗船していた魚雷艇がソロモン諸島近海で旧日本軍の攻撃を受け、豪州の沿岸監視員らに救助されたことに触れ「この地で働く機会を得て幸運だ」と述べた。36年前に自身の新婚旅行で豪州を訪れたことも明かした。

インド太平洋地域で台頭する中国について問われると「確かに中国は地域で強い存在感を示しているが、米豪の連携も同様だ」と答えた。親中姿勢を強めるソロモン諸島などの島しょ国について「重要な地域だ」と指摘し「米国はより多くのことを行う必要がある」との姿勢を示した。

会見では地元テレビ局の女性記者と男性記者がほぼ同時に質問を始め、女性記者が途中で質問をやめる一場面があった。ケネディ氏は男性記者に冗談めかしつつ「女性を遮るのですか」とたしなめた。これを受けて女性記者が豪州と島しょ国の関係について先に質問し、男性記者がその後に続いた。

男性記者は記者会見が終わった後、会見のビデオを検証したと自身のツイッターに投稿。「自分が最初に話し始めた」と主張した。「記者会見というのは、時にセンチメートル(といったわずかな差)の勝負になる」と結び、最後まで納得いかない様子だった。”(出典:日本経済新聞

昨年(2021年)末の指名から

<< 2021年12月17日投稿分:画像は投稿にリンク >> ジョー・バイデン大統領、駐豪大使にキャロライン・ケネディ氏指名

この日の到着まで時間を要し、記事のトーンに準拠するとスタートは噛み合わぬ感じとなりましたが、これから真価のほどが見定められる期間となりますね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年7月24日分の掲載記事です。

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