寺島実郎さんに学ぶオーストラリア史 ①
“「黒いオーストラリア」という言い方があるが、オーストラリアは英国支配以前は先住民(アボリジニ)の住む地だった。
ヨーロッパの人々にとってオーストラリアの存在は一六世紀後半には知られていたが、一七世紀半ばにオランダ人のアベル・タスマンが現在の北部と西部の湾岸地域を巡る程度に留まっていた。
一七七〇年に英国人のジェームス・クックがシドニー南方のボタニー湾に到着して領有を宣言し、英国の関心が高まっていく。
英国からアメリカが独立した後、英国内で増えていた囚人をオーストラリアに送ることにしたのである。
オーストラリアが正式に英国の植民地となったのは、流刑囚七八〇名を含む一五〇〇名の乗組員からなるアーサー・フィリップの船団が到着した一七八八年のことだった。
日本の北海道開拓でも流刑囚を開拓民として使うことがあったが、以後「白いオーストラリア」として、流刑囚を中心にした入植者が続々と送り込まれることになる。
一八三〇年までは白人人口の七割が流刑者だったという。流刑囚の輸送は一八六八年まで続き、実に一六万人以上の囚人がこの地に入植したのである。”(出典『ユニオンジャックの矢』p93)
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世の中、シルバーウィーク前半?最後日は、先日見始めた ↙︎
<< 2017年9月9日投稿:画像は記事にリンク >> マイケル・スコフィールドよもやの復活!で、評判も上々な『プリズン・ブレイク シーズン5』鑑賞記 ①
『プリズン・ブレイク シーズン5』の続きを視聴。
1週間と2日のインターバルを経ての(第2巻)3、4話。
当初は一気に4話(2巻)見ようかと思えば・・
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英連邦を支えるオーストラリアの発展
” オーストラリアは英連邦を支える大きな国の一つで、元首は今日もエリザベス女王である。
・・中略・・ オーストラリアは資源大国化してきており、石炭、天然ガス、鉄鉱石、ウラン、金などの輸出を軸に大きな繁栄を実現している(次頁・図7参照)。
最近の資源価格の下落によって苦闘しているようにも見えるが、コンスタントに二%の実質成長を維持している。”(出典:『ユニオンジャックの矢』p92-93)
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「また、つまらぬ物を斬ってしまった」とは人気アニメ『ルパン三世』の主要キャラクター 石川五右衛門のお馴染みのセリフですが、
シーズン2戦目にして「また、つまらない試合を見せられてしまった」と、
このところの低迷ぶりを思い起こされたChicago Bears:シカゴ・ベアーズが、敵地 Raymond James Stadium に乗り込んでの一戦。
Week 2 : vs Tampa Bay Buccaneers
対戦相手のTampa Bay Buccaneers:タンパベイ・バッカニアーズは北米大陸を襲ったハリケーン・イルマの影響から先週(第1週)にゲームを行えず、迎えた開幕戦。
シカゴ・ベアーズ、先週敗れたはしたもののルーキー Tarik Cohen:タリク・コーエンのビッグプレーが
NFL.comが選出するベストランプレーに輝くなど、期待感を高めて迎えた一戦であったものの
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養老孟司先生が紐解いた「オーストラリア英語の壁
” オーストラリアの英語にふれたとき、人間はどこでも同じだと思ったことがあります。
オーストラリア英語は発音が違うでしょう。とても変わった発音です。英語だけれど、「A」を「ア」ではなく、「アイ」と発音する。
またそれを頑なに直さないのです。I come here today が、 アイ・カム・ヒア・トゥダイ に聞こえるので、「今日、ここに来ました」が、I come here to die つまり、「死ぬためにここに来ました」になってしまいます(笑)。
それではラジオはどうかといえば、クイーンズ・イングリッシュ。米語ではなく、きちんとした英語です。
・・中略・・
なぜかと言うと、オーストラリアはもともと流刑地だったところです。刑務所と同じで、先に入っている人が偉い。牢名主っているでしょう?(笑)。
後から来た人を差別するのです。その典型が言葉です。後になるほど言葉は通じなくなってきますから。”(出典『京都の壁』p35-36)
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7月に続いて、青山繁晴(参議院)議員登壇の独立講演会に参加。
<< 2017年7月24日投稿:画像は記事にリンク >> 青山繁晴議員登壇の「第67回独立講演会」に行き、日本の現状を憂い、熱い祖国愛を感じてきた
「あれ、前回はこんな厳しかったっかなぁ」と、取り上げられた内容は全てオフレコとのお達しが冒頭に示されたのは、
国内外の各問題がデリケートになってきているからでしょうか。といった事情から限られた範囲での振り返りとなりますが、
開演の15:00から閉幕の19:30過ぎまで、
場所は週末で静けさに包まれた大手町の日経ホール。
途中、15分程度の休憩を挟んで、前半は青山繁晴議員の講演に、
後半は事前に参加者から募った質問をもとにしての質疑応答に、何より疲れ知らず、しゃべり続ける青山繁晴議員のバイタリティが印象に残りました。
参加者の方も、日本列島台風直撃/通過といった警告交じりの気象条件ながら
物ともせずの遠征の方を含め(抽選に当選した)約600名が集う熱気で
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ワラビーズ、キャンベラでアルゼンチン代表を下す
” ラグビーの南半球4カ国対抗は16日、ニュージーランド(NZ)のオークランドなどで行われ、NZが南アフリカに57―0で大勝し、開幕4連勝とした。南アフリカは2勝1分け1敗。
オーストラリアはアルゼンチンを45―20で破って初勝利を挙げ、1勝1分け2敗とした。アルゼンチンは4連敗。”(出典:AFP時事)
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日本ハムファイターズが北海道へフランチャイズ移転後に黄金期を築いた森本稀哲さんの『気にしない。』を読了。
本を読んでまず意外であったのは、ご本人が
” 選手としての成績は、日本プロ野球名球会に入るための条件「2000安打」にほど遠い904安打、「記録よりも記憶に残る選手」と言われれば悪い気はしませんが、今もみなさんから忘れられずにいるのが不思議でありません。”(p3)
と仰られており、自分もしっかり記憶に残されているアスリートですが、
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる