長谷川博一さん著『三沢光晴外伝 完結編』を読了。
先月(2020年8月)読んだ

『2009年6月13日からの三沢光晴』が主として、三沢光晴選手のリング上で事故が起こってしまった日に焦点が当てられたのに対し、
長谷川博一さん著『三沢光晴外伝 完結編』を読了。
先月(2020年8月)読んだ
『2009年6月13日からの三沢光晴』が主として、三沢光晴選手のリング上で事故が起こってしまった日に焦点が当てられたのに対し、
” 世界とアジア太平洋地域は、辞任を表明した安倍晋三首相が国際問題をめぐり伝えてきた賢明で落ち着きのある言葉の数々に思いをはせる。
彼はオーストラリアの親友で、長年にわたり首相としてともに働き、相互の率直さと信頼に基づいて温かな友情を築いた。
シンゾーとのやりとりの中で、私は彼のユーモア、魅力、そして何よりも穏やかさに感銘を受けた。
私は2017年11月にベトナム・ダナンでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)で彼とともにいた。
指導者たちは11カ国の環太平洋経済連携協定(TPP11)を承認しようとしていた。
トランプ米大統領がTPPからの離脱を表明したとき、シンゾーを含むほぼ全ての人が協定は死んだと思った。私は残りの11カ国が米国抜きで進むべきだと主張した。
シンゾーはTPP11がトランプ大統領を怒らせうるだけでなく、日本の政治状況からしても非常に難しいと懸念していた。
米国市場へのアクセス拡大をうたって売り込んだTPPの枠組みから米国が外れたからだ。
それでも17年1月のシドニーでの会談までに、私たちは協定の存続に同意した。シンゾーもTPP諸国の説得に動き始めた。
土壇場でカナダが大筋合意を拒否した時も、彼は怒りも憤慨もしなかった。落ち着いて状況を再評価し、TPPが10カ国、9カ国になってもあきらめないと約束した。
彼は枠組みの経済的利益と戦略的利益をはっきりと見据え、その両方を獲得することを決意した。
ついに18年3月にTPP11が署名された。日本の献身なしには実現できなかったし、シンゾーという指導者がいなければなし得なかっただろう。
保護貿易主義の高まりにもかかわらず協定を達成した事実は、願わくば時とともに、米国を含む他国の参加が可能になることを意味する。
シンゾーが地域で掲げたビジョンは明確だった。法の支配の下、小国が大国に脅かされず彼らの運命を追求できる、自由で開かれたインド太平洋の実現だ。
中国の脅威が増すなか、米国の継続的な地域への関与の保証をめざした。我々は戦略対話により日米豪印の連携を強化した。
トランプ氏は日本が米軍基地の費用負担に十分に貢献していないと主張し、地域の同盟国に対する米国のコミットメントの価値に疑問を持ち始めた。
彼の不規則なリーダーシップのスタイルは、友人と敵を同様に不安にさせるものだった。同盟国の多くは米国が将来的に信頼できるかどうか疑問を持ち始めた。
これらの課題は、シンゾーの資質のすべてを要求した。トランプ氏とはこれまでの他のどの指導者とも全く違う信頼関係を築かなければならなかった。
私たち3人が一緒にいたとき、トランプが日本の歴史をめぐる挑発でシンゾーを試していることがわかった。
シンゾーは平然と穏やかで気さくだったが、必ず追い求めたい問題に立ち戻ってきていた。
首相としてのシンゾーの引退は、彼が長く尊敬のまなざしを浴びてきた国際社会に実に大きな空白をもたらすだろう。
あらゆる交渉において彼は心から礼儀正しく誠実だった。
政界ではあまりにもまれな資質だ。ひどく惜しまれるが、世界中の友人は彼の奉仕に感謝し、一刻も早い健康の回復と昭恵夫人との長く幸せな人生を願っている。”(出典:日本経済新聞)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:マルコム・ターンブル前首相、安倍首相辞任表明で「国際社会に大きな空白」
日中のBGMをJ-WAVEとしている日々に「!」とさせらえれた曲紹介第126弾.-
最初に聞こえてくる、子どもの声にどこぞ憂いを感じさせられながら、中途からラテン調に包まれる
Dr. Buzzards Original Savannah Band – Sunshowers
Dr. Buzzards Original Savannah Band
9月半ばに改めて聞くと、暑さもひと段落していく去りゆく夏に♪ズンチャ ズンチャとしたリズムがアクセントになり、余韻ひきづられます〜
続いては
続きを読む J-WAVEな日々に魅了された曲紹介 PART 126 〜 Dr.Buzzards Original Savannah Band, THE ALEXX & SuperM
” トニー・アボット元保守連合連邦首相がイギリスに渡り、イギリス政府の商務庁に無報酬ながら委員として任命されたことで、イギリス国内では野党労働党議員はもとより、与党保守党議員からも、アボット氏のこれまでの超保守的な言動を重大視して反対の声が挙がっている。
一方、オーストラリアでも野党労働党が、「オーストラリアの首相を務めた人物がイギリス政府の委員を務めることで利害の抵触がありえる。
また、オーストラリア人が外国政府のために働く場合にはオーストラリア政府にその旨を届け出なければならないという比較的新しい法律に基づいてアボット氏も登録する必要があるのではないか」と発言している。ABC放送(電子版)が伝えた。
アボット氏はもともとイギリス出身でオーストラリアに帰化したが根っからのイギリス派。
「英豪両国の利益になるよう働く」と発言しているが、イギリス政府機関で働く限りイギリスの国益が優先する。
オーストラリア労働党のクリス・ボウエン議員は、「オーストラリア政府はアボット氏を外国政府の代理人と見なすかどうかを明らかにしなければならない」と追及している。
また、「アボット氏は首相時代にオーストラリアの貿易政策に関する情報と洞察を深める機会があった。
イギリスという外国政府に雇われて、その情報と洞察を利用することについて連邦政府はどのように考えるのか説明してもらいたい」と語っている。
連邦政府のクリスチャン・ポーター法務長官は、「アボット氏がイギリスとオーストラリアの貿易取引確保に貢献することを望む。
当然ながらアボット氏は、外国政府の影響の透明化制度に基づく元連邦閣僚の義務を承知しているはず。
外国政府の代理人として登録する義務があるかどうかを決めるのは本人の問題」と答えている。
アボット氏が声明を発表し、「BrexitでEUを脱退したイギリスのために一働きできることを誇りに思う」と述べている。”(出典:NICHIGO PRESS)
経済評論家 上念司さんの『誰も書けなかった日本の経済損失』を読了。
先月(2020年8年)開催されたサイン会の ⬇︎
会場となったブックスタマ小作店でタイトルに興味を持ち、買い求めていた一冊。
本書は、
” 消費増税による国民の損失は、財務省の利益になる。この点で財務省は「利権を持つ人々」の一員と言えるだろう。
そして、極めて残念なことに「利権を持つ人々」は、全体をよくすることに関心はないのだ。
・・中略・・
実は、消費税増税に限らず、日本や世界を悩ますさまざまな損失の原因はここにある。
背景に必ず存在する「利権を持つ人々」が全体の利益を無視して自己の利益を追求することが大問題なのだ。”(p7)
と冒頭の「はじめに」で問題提起がなされ、
” オーストラリアの女性がフランスを旅行中に200万円以上もするワニ革のバッグを購入したものの、帰国時に税関で押収されてしまった。
問題はワニ革にあったが、女性は高い勉強代を支払うことになってしまったようだ。『The Sydney Morning Herald』『7NEWS.com.au』などが伝えている。
フランスを旅行していたオーストラリア在住の女性が、帰国時に到着した西オーストラリア州のパース空港でワニ革の高級バッグを税関に押収されてしまった。
今年1月に起こった出来事をここにきて豪メディアが報じて注目を集めている。
女性は旅行でフランスを訪れた際に、イヴ・サンローランの店舗で2万6313豪ドル(約203万6000円)のワニ革の高級ハンドバッグを購入していた。
しかし帰国時に、彼女の購入したハンドバッグがワニ革だったことから「ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、CITES)」の規制に触れたため、オーストラリア国境警備隊(ABF)に押収されてしまったのだ。
オーストラリアではワニそのものに由来する製品の海外からの持ち込みについては、ワシントン条約による規定のもと所定の手順を踏まなければ国内への持ち込みは許可されていない。
女性はハンドバッグを持ち帰るために、フランスからのワシントン条約輸出許可の申請は出していたものの、なぜかオーストラリア側の輸入許可の申請手続きをしていなかった。
輸入許可の申請代は70豪ドル(約5400円)程度だが、女性は今回200万円以上もの高い勉強代を支払う羽目になってしまったようだ。
オーストラリア環境省のスーザン・レイ大臣(Sussan Ley)は、所定の手続きをすることで高い代償を払うことは免れるとし、次のように述べている。
「野生生物に由来する原料を用いた製品の取引に規制をかけることは、絶滅危惧種の存続のために非常に重要なことです。
規制そのものよりも、人々が(毛皮などではなく)倫理的なファッションを選ぶということについて、考えるべきだと思っています。」
またレイ大臣は、オンラインで海外から絶滅危惧種の野生生物に由来する毛皮や革製品、漢方薬などの製品の購入などにも目を光らせなければならないとも語った。
ワニ革のハンドバッグを押収されてしまった女性はこれ以上の措置が講じられることはなかったものの、通常であれば個人が違反した場合、最長で10年の懲役、または22万豪ドル(約1700万円)の罰金を支払わなければならないという。”(出典:Techinsight via livedoor NEWS)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:200万円超のワニ革バッグ購入女性、オーストラリア帰国時に税関が押収
先月(2020年8月)の積読
計13冊の締めを飾る?!
上念司さんの『誰も書けなかった日本の経済損失』を明日には読了見込みで、
新たに積み上げられし、6冊。
” オーストラリアが舞台の日豪制作作品『ウルトラマンG(グレート)』。
30周年を記念してYouTube無料配信が決定。本日9月4日(金)より毎週金曜日18:00に日本語字幕版が配信されます。
■『ウルトラマンG(グレート)』
90年代初頭、新たなウルトラマンシリーズの模索の中、円谷プロの新たな作品展開(ビデオ販売)として企画された『ウルトラマンG(グレート)』。
海外合作(日本とオーストラリア制作)が実現し、ウルトラマンシリーズの世界観をバックボーンに持ちながら、独立した作品設定を構築。
広大なオーストラリアの土地を縦横に活かしたロケーションの魅力が全編にわたりつまっています。
画期的な、ほぼ全編屋外撮影によるウルトラマンと怪獣のバトルシーン。その圧倒的にリアルな空気感。
海外展開も強く意識されて制作されており、近年流行の「海外ドラマ」という視点でも楽んで頂ける作品です。
●第1話「銀色の巨人」
<STORY>
オーストラリアの宇宙開発公団に所属する優秀な科学者ジャック・シンドーは、同僚のスタンレー・ハガードとともに火星で鉱物資源を探査中に、邪悪生命体ゴーデスと遭遇する。未知の巨大な生物に興奮し、映像に収めようと引き際を誤ったジャックは、現れたウルトラマングレートとゴーデスの戦闘に巻き込まれ、負傷して動けなくなってしまった。
ジャックはスタンレーだけでも無事に火星から脱出させようとするが……。”(出典:amass)
続きを読む オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:オーストラリア舞台の日豪制作作品『ウルトラマンG(グレート)』30周年 期間限定配信