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門田隆将さんが迫った新型コロナウイルスを巡る攻防の舞台裏:『疫病2020』読み始め

作家でありジャーナリストである門田隆将さんが、新型コロナウイルス禍の深層に迫った『疫病2020』を読み始めてから

 第一章 飛び込んできた災厄

 第二章 お粗末な厚労省

 第三章 異変はどう起こったのか

 第四章 告発者の「死」

 第五章 怒号飛び交う会議

 第六章 中国依存企業の衝撃

 第七章 迷走する「官邸」「厚労省」

 第八章 台湾の完全制御作戦

 第九章 リアリストたちの反乱

 第一〇章 「自粛」という名の奮戦

 第一一章 武漢病毒研究所

 第一二章 混沌政界へ突入

 第一三章 中国はどこへ行く

 第一四章 未来への教訓

と章立てされているうち「第五章  怒号飛び交う会議」まで読み終えたのでおさらい。

感染拡大は如何にして防げなかったのか

本作については、門田隆将さんのTwitterで時折言及されており、

出典:門田隆将さんTwitter(画像はTweetにリンク)

帯に記された

” 一〇〇年に一度と言われるウイルス禍の日本、中国、世界。再び「あのとき」を体験し、検証し、本質を抉る全く新しいノンフィクション ”

本書、帯

の文言も刺激的で、購入早々に読み始め。

悲劇の図式

本書について「はじめに」で

” 私は、新型肺炎発生からの事象を細かく追いながら、さらにSARS(重症急性呼吸器症候群)の際の教訓を徹底的に生かした台湾と、それを全く生かせなかった日本を比較しつつ、今回の新型ウイルス発生の意味を描かせてもらおうと思う。”(p5)

と記され、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ウールワースとコールズ、購買制限を再導入

ウールワースとコールズ、購買制限を再導入

” オーストラリアの小売り大手ウールワースとコールズは26日から、ビクトリア(VIC)州を中心に新型コロナウイルスの感染拡大が再び見られることで、一時中止したトイレ紙などの購入制限を全国で再び導入すると決めた。

2社は先に、VIC州で感染が再燃した地域で買いだめ行為が見られたことから、該当地域で購入制限を再開していた。

今後、ニューサウスウェールズ州などでも急増する恐れがあり、先手を打った形だ。公共放送ABCなどが伝えた。

ウールワースは全国で、トイレ紙と紙タオルの購入を、1人当たりそれぞれ2パックに制限する。

VIC州ではさらに、消毒液や小麦、コメ、砂糖、パスタ、ミンチ肉、卵、長期保存牛乳についても、購入できるのは2パックとする。

一方、コールズはVIC州を含む全国で、1人当たりの購入を、トイレ紙と紙タオルはそれぞれ1パック、小麦粉と砂糖、パスタ、コメを2パックまでとした。”(出典:NNA ASIA)

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清武英利さんが描いた巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:ドラマ『石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』鑑賞記 ②

連夜で、Prime Videoにアクセスして

出典:Prime Video

『石つぶて 〜~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~ 』を視聴.-

今回、見たのは

出典:Prime Video

第3話、第4話の2話。

敵は内にも

丹念な捜査から見出された突破口から次第に前代未聞のスケールが示唆されてきたものの

反発していた斎木見晃明警部と木崎睦人警部補も次第に連携し合う関係に。

如何せん相手は同じ霞ヶ関内の外務省。

後戻り出来ないところまで仕上げて、警視庁内でバトンタッチするも、

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ヴァージン・オーストラリア、ベインキャピタルが買収合意

ヴァージン・オーストラリア、ベインキャピタルが買収合意

” 米投資ファンドのベインキャピタルは26日、経営破綻した豪航空2位ヴァージン・オーストラリアを買収することで、管財人のデロイトと合意したと発表した。買収額は公表していない。

ベインと競合していた米サイラス・キャピタル・パートナーズは同日、買収提案の取り下げを表明した。

ベインはポール・スカラー最高経営責任者(CEO)などヴァージンの現経営陣の続投を支持し、従業員の雇用も可能な限り維持するとしている。予約システム改善などのため、デジタル分野への投資を強化する。

債務の返済方針については、8月に予定する債権者集会の前に明らかにすると説明した。

デロイトは「ベインは豪2位の航空会社の将来を担保する、力強く説得力のある提案をした」と評価した。ヴァージンのスカラー氏は「ベインの提案はヴァージンや従業員、顧客に最善の将来を提供するものだ」と歓迎する意向を示した。

ヴァージンの買収を巡っては複数のファンドが関心を示していた。デロイトは今月2日、最終的に買収提案を行う企業としてベインとサイラスを選定。

22日、両社から法的拘束力のある買収提案を受けたと発表した。

サイラスは26日に出した声明で「(買収案の提出後に)管財人は電話やメールを返さず、提案を進展させるのに十分な関与がなかった」ため提案の取り下げを余儀なくされたと説明した。

「管財人が誠意をもって建設的な協議の再開に合意するならば、買収提案を再提示する」とした。

ヴァージンは2019年6月期まで7期連続の赤字となっていた。かねての業績不振に新型コロナウイルスによる需要急減が追い打ちをかけ、4月に日本の民事再生法適用申請に当たる任意管理手続き入りを決めた。負債総額は約70億豪ドル(約5,100億円)。”(出典:日本経済新聞

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清武英利さんが描いた巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:ドラマ『石つぶて 〜外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち〜』鑑賞記 ①

一昨年(2018年)末に読んでいた

<< 2018年12月22日投稿:画像は記事にリンク >> 清武英利さんが描いた、巨悪に挑んだ名もなき刑事たちの生きざま:『石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの』読了

清武英利さんの『石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~』の実写版が

出典:Prime Video

Prime Video内でコンテンツ化されていることを知り、

出典:Prime Video

初回は8話あるうちの2話を視聴.-

もとはWOWOWで放映された第1話(全8話)

巨額汚職事件に見出された突破口

18ヶ月の時間経過から内容について忘却されていたところから、話しが進んでいくうちに

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:『目に見えぬ侵略  中国のオーストラリア支配計画』

『目に見えぬ侵略  中国のオーストラリア支配計画』

先週から今週半ばにかけて、インターネットのニュース番組「虎ノ門ニュース」を視聴していて、

番組内で強く推奨されていた『目に見えぬ侵略  中国のオーストラリア支配計画』を読了。

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梅雨真っ只中に揃いし重量感富む積読6冊

20日ほど前に並べた4冊を ⬇︎

<< 2020年6月9日投稿:画像は記事にリンク >> 梅雨入り前に揃いし積読4冊

読み終え、次なる6冊 ⬇︎

上段(l to r):『永遠の最強王者 ジャンボ鶴田』小佐野景浩、『書評の星座』吉田豪、『地上最強の男』百田尚樹、下段:『夏の迷い子』泉麻人、『疫病2020』門田隆将、『裁判官が日本を滅ぼす』門田隆昌

大作多き、このところ

最近は、『女帝 小池百合子』(440ページ)に、

<< 2020年6月13日投稿:画像は記事にリンク >> 石井妙子さんが迫った小池百合子東京都知事の半生:『女帝 小池百合子』読了

『目に見えぬ侵略  中国のオーストラリア支配計画』(428ページ)

<< 2020年6月24日投稿:画像は記事にリンク >> クライブ・ハミルトンが世界を震撼させた中国共産党の世界征服計画の一端:『目に見えぬ侵略 中国のオーストラリア支配計画』読了

など、重量感伴う作品を選択する傾向を感じていたところ

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:カンタス、6,000人の人員整理計画を追加

カンタス、6,000人の人員整理計画を追加

” 6月25日、カンタス社のアラン・ジョイス会長は、コロナウイルスによる経営への打撃を生き残るため、6,000人を人員整理し、一部の所有機をアメリカの砂漠に保存する計画を明らかにした。ABC放送(電子版)が伝えた。

オーストラリア証券取引所(ASX)への通知で、「海外渡航禁止措置が続いている間はすでに実施されている、国際線部門の15,000人の一時帰休を継続する」と述べている。

また、「当社の保有する航空機のうち100機は最長1年、一部は1年以上の間、地上に留め置かれたままになる。747型機6機は予定より半年早く退役することになる他、新しいA321neo、ボーイング787-9の納入も先に延ばした」とも述べている。

さらに、生き残りのため、株式売却などで投資家から19億ドルの資金を集める手続きを行っている。

ジョイス会長は、「現在、民間航空部門はウイルス・パンデミックのために壊滅的な打撃を受けており、その影響は何年も続くことになる。目下のところ、どの航空会社もかつてないほどの危機にあえいでいる。

また、「国際線営業再開は2021年7月までないだろう。しかし、一時帰休している15,000人のうち、半数でも2020年末までに職場復帰できるよう望んでいる。

また、一時帰休が長引く社員のために、JobKeeper制度を延長するか、あるいはその他の支援策を用意するよう連邦政府とも話し合っている」と語った。

政府は民間航空業界の破綻を防ぐため、1,300億ドルをつぎ込んで援助してきたが、すでに破綻している航空会社も多い。

カンタス社では、事業活動が低下する3年間に150億ドルのコストを削減する計画で、その後2023年度からは年間10億ドルの経常経費節約を考えている。”(出典:NICHIGO PRESS

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