森繁和さんが、NPBでの現役選手引退後、コーチ、監督、シニアディレクター(一部、評論家時代を含む)として中日ドラゴンズの日々を振り返った『回想』を読了。
(2025年)9月下旬に開催された
<< 2025年10月1日投稿:画像は記事にリンク >> 森繁和さんの生々しい中日ドラゴンズ話しに引き込まれた:森繁和さん 永松欣也さん『回想』発売記念イベント 参加記録
発売記念イベントで入手していた著書。
本書は、
” 落合さんに誘われて、「ちょっと名古屋の方に行くよ」なんてカミさんに言って出てきた名古屋での生活が、こんなにも長くなるとは正直思ってもいなかった。
中日での14年間は良いときも悪いときもあったけれど、名古屋の皆さんは変わらずに暖かった。”(p285)
という14年間に焦点を当てられた著書。既述の発売記念イベントで
>「書けることと書けないことがあり、書けることは相手方に迷> 惑のかからない範囲で書きました」
といった発言を森繁和さんが仰られていましたが、実際本を読み始めると
続きを読む 森繁和さんが振り返った中日ドラゴンズでの14年間:『回想』読了 →
栗山英樹 元北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』を読了。
(2025年)1月に開催された開催された ↓
『監督の思考』と同時開催された発売記念イベント参加で入手 << 2025年1月16日投稿:画像は投稿にリンク >> 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記
出版記念イベントで入手していた著書。
本書は
1983 – 2012 ドラフト外入団、現役引退、ファイターズ監督就任へ
第一章 [栗山英樹語録]勝利への原動力
第二章 [栗山英樹語録]夢を信じる
第三章 [栗山英樹語録]諦めない、やり尽くす
第四章 [栗山英樹語録]侍ジャパン、世界一へ
2021-2024 WBC世界王座奪還、そして日本野球の未来へ
栗山英樹の本棚
なる章立てで、1983年のプロ入りから記憶に新しい2023年に開催されたWBCで侍ジャパンを率いて世界一を勝ち取った軌跡に、記載の通り多数の栗山英樹さんの監督時代を語録を収録。
印象に残ったのは
続きを読む 栗山英樹さんの「監督」としての実績を支えた礎:『栗山英樹の思考 若者たちを世界一に導いた名監督の言葉』読了 →
現役選手は西武ライオンズ(現 埼玉西武ライオンズ)を振出しに四球団、監督として福岡ソフトバンクホークスで幾度も日本一を含め数々の記録を残された工藤公康さんの『数字じゃ、野球はわからない』を読了。
書店にふら〜っと立ち寄った際、サイン本を見つけ
タイミング良くサイン本に遭遇〜
即反応していた経緯。
この本は
” 当たり前の話だが、野球の主役はあくまでも「今、ここでプレーしている人間」だ。そうである以上、野球のことは「数字」だけではわからない。だからこそ野球は面白い。
もちろん、チームが試合に勝つために、選手が成長するためにデータは重要である。しかし、より重要なのは「そのデータをどう活用するか」という、やはり人間の思考と行動のほうだろう。
本書では、そんな数字には表れない野球の面白さ、あるいは奥深さについて、今と昔の野球を比較しながら、思いつくままに私の野球観を記した。また、「今の科学的な野球が正しくて、昔の根性論的な野球は間違っていた」と思われがちな風潮、ある意味、短絡的な野球の見方に対する違和感も執筆の動機の一つになっている。”(p6)
といった思いから上梓された著書。
続きを読む 工藤公康さんが説くデータを超越する野球の醍醐味:『数字じゃ、野球はわからない』読了 →
栗山英樹 元北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』を読了。
先週(2025/3/7)アップロードした中間記 ② から
<< 2025年3月7日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ②
読み進めたのは、
6 稚心を去る 第3章:監督としての1000試合 7年目の備忘録とともに(p709〜)
7 集大成(2019〜2021)
8 考察 野球論
9 光るべきもの
の計140ページ弱。7 集大成(2019〜2021) 以降は本書刊行に当たっての新原稿で、一昨年(2023年9月)読んだ ↙︎
<< 2023年9月14日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹前監督が記した書を通じ学び遂げたWBC制覇への軌跡:『栗山ノート2 世界一への軌跡』読了
『栗山ノート2 世界一への軌跡 』が、侍ジャパンに焦点を当てられたのに対して、『監督の財産』は主に北海道日本ハムファイターズ監督在任中の軌跡について。
根底にあるのは
” 私が本を書く理由はここにある。三原さんには遠く及ばない存在ではあるけれど、私の言葉でいつか誰かが救われるかもしれない。何より、プロ野球に携わった人間として、これだけ野球をさせてもらったから、そこで学んだこと、失敗したこと、感じた事を残す責任があると思っている。”(p832)
と面識はないながら多大な影響を受け学ばされたとの三原脩さんが遺されたメモに相当するものとして10年間の試行錯誤、苦闘がつぶさに記されています。
総括的なところで
続きを読む 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読了 →
10日ほど前(2025/2/25)に中間記 ① ↓
<< 2025年2月25日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』中間記 ①
をアップロードした栗山英樹 元北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパン前監督の『監督の財産』をその後
5 最高のチームの作り方(p493〜)
6 稚心を去る(p657〜)
と読み進め、 6 稚心を去る は中途で 第2章:「四番」の責任 中田翔と清宮幸太郎 (〜p708)まで読み終えたので、その部分のおさらい。
日本一に上り詰めた2016年、最大11.5ゲーム差をつけられた中での
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9日前(2025/2/16)に
<< 2025年2月16日投稿:画像は記事にリンク >> 栗山英樹さんが12年の監督経験を通じて獲得した経験知:『監督の財産』読み始め
読み始め記をアップロードした栗山英樹北海道日本ハムファイターズ前監督及び 侍ジャパン前監督の『監督の財産』、その後
“『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)”(p13-14)
に相当する
3 伝える。(p221〜)
4 未徹在 (p359〜)
を読み終えたので、その部分の振り返り。印象に残った箇所を以下に抜粋すると、
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世の中的には「二八(にっぱち)」ってな物言いが的確に当てはまり動き抑制気味の今月折り返しの先週末(2025/2/16)
会場は昨年10月宮本慎也さんイベント以来の紀尾井町サロンホール。即反応が奏功し最前列中央付近(の座席)を確保。運営は野球、プロレスに長けるシャイニング。
年明けの告知から楽しみにしていた立浪和義さんのトークイベントへ。
待望の中日ドラゴンズ監督就任も成績不振から3年目の昨シーズンを以ての退任が発表され、ご自身「殆ど何もしていない」と言われていた通り近況が殆ど伝えられることもなかった中、イベントのイメージなかったところファンの前にお姿表わされると知り、即申込みをしてから楽しみに迎えた当日。
開演時間を迎え現役時代のヒッティングマーチが流れ
登場後のご挨拶
立浪和義前監督登壇。
宮本慎也さんに、福留孝介さんら一流選手の憧れ、目標の対象となり、打撃(NPB歴代最多二塁打487他)に守備(二塁手、三塁手、遊撃手でゴールデングラブ賞受賞)に数々の大記録を打ち立てられたのとは裏腹に感じられる華奢な体格に、これはイメージに沿った柔和な感じを漂わされて登場。
MCを務められた長谷川晶一さんから監督時代からの表情等の変化について言及されていましたが、ファンの声援に応えられなかったお詫びのひと言から始まった約1時間に及ぶトークイベント、
時折、席から立ち上がられての実演も交えてのトーク
ステージと近接した参加者間とで醸されたアットホームな感じが印象的で、
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北海道日本ハムファイターズ及び侍ジャパンで監督を務められた『監督の財産』を読み始めて
1 監督のカタチ
2 覚悟
3 伝える。
4 未徹在
5 最高のチームの作り方
6 稚心を去る
7 集大成(2019〜2021)
8 考察 野球論
9 光るべきもの
と章立てされているうち、 2 覚悟 まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
年初のイベント参加で入手した二冊のうちの一冊 << 2025年1月16日投稿:画像は投稿にリンク >> 『栗山英樹の思考』『監督の財産』出版記念 栗山英樹トークショー&サイン会 参加記
『監督の財産』は
” 本書は、私がファイターズ時代に出した『覚悟』(監督1年目、2012年)、『伝える。』(監督2年目のシーズン前、2013年)、『未徹在』(監督4年目、2015年)、『最高のチームの作り方』(監督5年目、2016年)、『稚心を去る』(監督の7年目のシーズン後、2019年)を収録しつつ、その後に経験した監督生活で学んだことをまとめた。私にとっては、ファイターズの監督として1年目のシーズン後を皮切りに現在に至るまでの「監督・栗山英樹」としての集大成となる。”(p13-14)
というもの、実に5冊+αで計845ページに及ぶ著書。
読み進めた中で刺さってきた箇所の一部を以下に抜粋すると
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「冒険」に出たものだけが、大きな果実を手にすることができる