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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: 保安情報機構ダンカン・ルイス長官、中国の介入に警鐘

保安情報機構ダンカン・ルイス長官、中国の介入に警鐘

” オーストラリア情報機関のトップは24日夜、首都キャンベラの議会で開かれた公聴会で、外国からの介入とスパイ行為が国益に「壊滅的な悪影響」を与えかねない、「前代未聞」のレベルに達しているとして、改めて警鐘を鳴らした。

オーストラリア保安情報機構のダンカン・ルイス長官は、特定の国を名指しすることはしなかったものの、同国では国内政治への中国の介入に対する懸念が強まっている。

「外国の情報活動の現在の規模は…前代未聞だ」と述べたルイス長官は、外国人の当事者らが標的にしているのは、オーストラリアの同盟・提携関係や外交・経済・軍事問題における立場といった、特別な機密情報だと明かした。

また、エネルギー・鉱物資源・科学・技術革新に関する情報も関心の対象となっているという。

その上でルイス氏は、「スパイや介入、妨害行為や、悪意ある内通者による活動は、国益に壊滅的な悪影響を与えかねない」と警告。

「わが国の主権、わが国の安全、わが国の繁栄を損なう恐れがある…今日、冷戦期以上に外国の情報当局者が入っており、わが国を攻撃する手段もさらに多く持っているというのが厳然たる事実だ」と指摘した。”(出典:AFPBB News

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所: ウェスタン・フォース「ワールドシリーズラグビー」を主催

ウェスタン・フォース「ワールドシリーズラグビー」を主催

” パナソニック ワイルドナイツは5月24日、ウェスタン・フォース(オーストラリア)が主催するワールドシリーズラグビーに参加すると発表した。

本大会は、スーパーラグビー再編により同リーグから外されたフォースが、鉄鉱業の大富豪であるアンドリュー・フォレスト氏の支援を受けて今年新設し、

オーストラリア、ニュージーランド、フィジー、トンガ、サモア、香港、そして日本から招待した7チームとフォースが対戦するというもの。

5月4日のフィジー・ウォリアーズ戦で開幕し、テストマッチ期間でスーパーラグビーが一時中断する6月にはレベルズ、クルセイダーズとも対戦。

ワイルドナイツは最終日となる8月17日に、パースのnibスタジアムで歴史的な一戦をおこなう。

パナソニック ワイルドナイツのロビー・ディーンズ監督は、「2018年のワールドシリーズラグビーに参加できることを非常に嬉しく思います。

我々は、国内での誇れる歴史をもち、そして本年は、パナソニック株式会社としての創業100周年を迎えます。

今回の大会参加は我々の新章をスタートするにあたり、素晴らしい機会となると思います」とコメントした。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:チャドストーン・ショッピングセンター、世界5位内に入る売上を記録

チャドストーン・ショッピングセンター、世界5位内に入る売上を記録

” ビクトリア州メルボルンのチャドストーン・ショッピングセンターの過去1年間の売り上げが20億豪ドル(約1,656億円)と、前年比4億豪ドル増加し、中東や米国の有名ショッピングセンターに続き、世界でも5本の指に入ることが分かった。

売り上げの約40%はファッションと食品部門で、のべ1,700万人が同ショッピングセンターで外食をしていたと見積もられている。オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

同ショッピングセンターは、30年前の郊外の商店街から10年ごとに売り上げを倍増させ、ホテルや会議場、映画館、高級レストランを持つ国際的なファッションの中心地・観光地へと進化してきたという。

同ショッピングセンターのゼネラルマネジャーのフィオナ・マッケンジー氏によると、新式のデザインやイベントなどで活力を増進させることが、発展に寄与しているという。

最近は、6億6,000万豪ドルの開発が完了。250室のホテルや新しいフードコート、広場のリニューアル、クリスマスに向けた高級ブランド店の増加などに拠出された。

南半球最大の敷地面積には550件以上のテナントが入居し、年間のべ2,300万人以上の買い物客が集まっているという。

また、同ショッピングセンターはメルボルン中心地から南東に17キロ離れているが、観光地としても機能しており、同州フィリップ島のペンギンパレードへの観光の際に訪れる客も多いという。

同センターは、1983年に富豪のジョン・ガンデル氏が3,700万豪ドルで購入した。”(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:パースのレストランで配られる水鉄砲

パースのレストランで配られる水鉄砲

” オーストラリア西部パースのマリーナにあるレストランが、カモメによる被害対策として、来店客に水鉄砲を提供している。

店近くに集まったカモメが、残飯をあさったり客から食べ物をもらうのを当てにするなどしているという。

このレストラン「3シーツ」のオーナー、トビー・エバンズさんは、カモメ被害は異例のひどさで、客離れを防ぐため対策が必要になったと説明。

地元テレビ局に「年間の時期的なものだと思うが、(カモメは)ますますあつかましくなっている」と語った。

エバンズさんは、12日から各テーブルに水鉄砲を常備。利用客らは作戦が機能していると話す。ある客は「(カモメに)何かを投げたり、カバーを探しに走らずに済んだ」と語った。”(出典;REUTERS

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:スーパーラグビー オーストラリアチームのニュージーランドチーム相手の連敗40で止まる

スーパーラグビー オーストラリアチームのニュージーランドチーム相手の連敗40で止まる

” スーパーラグビーでニュージーランド勢になかなか勝てなかったオーストラリアのチームだが、40連敗中だった不名誉な記録をワラターズが止めた。5月19日にシドニーでハイランダーズと対戦し、41-12で勝利。

前半19分にハイランダーズのWTBテヴィタ・ナンブラが危険なプレーでレッドカード、一発退場となり、数的有利でゲームを進めたワラターズは、

WTBタンゲレ・ナイヤラヴォロとFBイズラエル・フォラウがそれぞれ2回ゴールラインを割るなどして計6トライを挙げ、2016年5月27日以来、722日ぶりに呪縛から解放された。

フィールド外では宗教的信念から同性愛者に対する差別的発言で波紋を呼んでいるフォラウだが、歴代8人目、ワラターズ選手としては初めてとなる、スーパーラグビー通算50トライを達成している。

オーストラリア・カンファレンスで首位に立つワラターズは、これで6勝1分4敗となり、同2位・レベルズとの勝点差を6ポイントに広げ、3年ぶりのプレーオフ進出へ一歩リードした。

同日、日本チームのサンウルブズは、スーパーラグビー初開催となった香港でストーマーズを26-23で破り、初の2連勝。海外で勝ったのも初めてで、歴史的な日となった。

そして、サンウルブズとともに2016年から参戦しているアルゼンチンのジャガーズも確かな成長を見せており、現地時間19日に地元でおこなわれたブルズ戦に54-24で快勝。

オーストラリア、ニュージーランド遠征から続く勢いで5連勝となり、7勝5敗(勝点29)で南アフリカ・カンファレンス2位となっている。全体では7位で、3年目にして初のプレーオフ出場が見えてきた。”(出典:RUGBY REPUBLIC

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:シドニーの人口 2036年までに600万人超えの見通し

シドニーの人口 2036年までに600万人超えの見通し

” オーストラリアの最大都市であるニューサウスウェールズ(NSW)州シドニーの人口は2036年までに600万人を超え、56年までには800万人を突破する見通し――。

法律事務所トムソン・ギアの不動産専門の弁護士であるブレット・ホーキンズ氏が指摘した。

同氏は、人口増に対応するため、向こう20年間で72万5,000戸の新たな住宅が必要になると主張している。オーストラリアンが伝えた。

ホーキンズ氏は、オーストラリアンが半年ごとに発行している法律雑誌「オーストラリアン・リーガル・レビュー」のためのパネル討論会で発言。

シドニーの不動産業界が直面している問題を解決するために合理的なアプローチが必要だとした上で、特にサプライサイド(供給側)に解決しなければならない問題が多いと述べた。

一方、シドニー・モーニング・ヘラルドによると、シドニー西部の8市議会を代表するウエスタン・シドニー・リージョナル・オーガナイゼーション・オブ・カウンシルズ(WSROC)は、ライド市議会が提案する新規住宅の建設をNSW州政府が差し止めていることを批判している。

WSROCの長を務めるバリ氏は、シドニーの中でも西部地域は最も急速に人口が増加している地域で、向こう20年内に人口が100万人を突破すると予想されていると指摘。

現在のインフラ投資では人口増に対応することができないと主張している。

不動産仲介大手の米ジョーンズ・ラング・ラサール(JLL)によれば、国内外の投資家が集合住宅の建設計画を撤回していることで、

オーストラリアの集合住宅完工件数はピークだった昨年の2万6,617件から来年は1万7,160件に減少する見通しという。

ただ、人口増と都市部への人口集中に伴い、シドニーとメルボルン、ブリスベンの減少幅は抑えられる見込み。(出典:NNA ASIA

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:米軍 フィリップ・デイヴィッドソン提督が言及した米豪関係

米軍 フィリップ・デイヴィッドソン提督が言及した米豪関係

” 米国上院軍事委員会では、4月17日に、ハリー・ハリス米太平洋軍司令官の後任として指名されたフィリップ・デイヴィッドソン提督の公聴会を行った。

その中で、デイヴィッドソン次期太平洋軍司令官が、米国とオーストラリア、米国とインドとの関係について述べた部分を、以下に紹介する。

米豪関係について

・豪州は、100年の歴史をもつ信頼のおける米国の同盟国である。シリア、イラク、アフガニスタンを含む世界中の主要な紛争において、常に米国とともにあった。

豪州は、軍事的関与や防衛装備品の購入等を通じて、米国との関係を目に見える形で深め、インド太平洋地域の安定と繁栄に寄与している。

また、豪州は、米国の同盟国である日本や韓国とも関係を強化し、インド及びインドネシアとの防衛関係も重視している。

米豪同盟は、ANZUS条約に始まり、PACOM(米太平洋軍)での二国間協議、今年3月開催の軍の代表者会議により深化している。これらは、今夏開催の米豪「2+2」を支えるものである。

・米豪軍事関係では、相互運用性が最優先課題だ。豪州は、防衛システムの輸入国として世界第5位で、米国の防衛品輸出先として2位であり、常に米国の防衛装備品購入国として10位以内に入っている。

さらに、豪州は、第5世代計画において鍵となる開発パートナーである。10年間で1,450億ドルの豪州の防錆装備品計画のうち60%は米国からのものである。

PACOMは、米豪間の相互運用性において、訓練や演習を通じ、主要な役割を果たしている。

豪州は、地域の安全保障や経済を形成するのに、米国とともに影響力のあるパートナーである。

更に、豪州のインドや日本との関係強化は、多国間協力を推進し、地域のルールに基づいた秩序の維持、発展に役立つ。

・豪州は、米国と中国を、最も重要な国と位置付けている。豪州の輸入の21%、輸出の32%は中国とのものである。

豪州軍は、中国人民解放軍とも比較的安定した関係を保っている。豪州は、国際法に反する南シナ海等での領土や海洋権益の主張には反対している。

中国に対しても、透明性、ルールに基づく秩序の維持や国際規範の遵守の重要性を訴えている。

・米海兵隊のダーウィンへの移転や米豪航空協力の強化等は、戦略上も運用上も重要である。

戦略的には、インド太平洋地域への米国の関与を示し、自由で開かれた国際秩序の維持のために米豪同盟が強化される。

運用上は、米国と豪州及び他諸国との相互運用性が高まり、危機対応能力、強靭性等も強化される。”(出典:WEDGE

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オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:数百万人の命を救ってきたジェームズ・ハリソンさん最後の献血

数百万人の命を救ってきたジェームズ・ハリソンさん最後の献血

” 希少な血漿(けっしょう)を持つオーストラリア人の男性、ジェームズ・ハリソン(James Harrison)さんは、数千回に及ぶ献血を行い、数百万人の命を救ってきた。

ドナーの制限年齢に達するジェームズさんは11日、家族や医療スタッフ、そしてジェームズさんから輸血を受けたことがある人々に囲まれ、最後の献血を行った。”(出典:AFPBB News

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