クリエイティブ・ディレクター藤島淳 さんが、
” 木村九段の肉声を言葉にしたかった。長く将棋界のトップを維持し、折れても折れても立ち上がる。しかも丸い空気を身にまとっている。木村九段の言葉をどうしても伝えたくなった。”(p7)
との思いから上梓に至った『木村一基 折れない心の育て方 一流棋士に学ぶ行動指針35 』を読了。
将棋は脇目で眺めているといった距離感も、何となく木村一基 前王位のことはお名前が頭に刻まれており
昨年(2021年)末のサイン本入手機会に
三冊(種類)あったうち最も将棋に寄せられていないであろう著書で本書(サイン本)を選択
飛び付いていた経緯。
偉業を実現した不屈のメンタル
木村一基九段は、
” 羽生善治九段や藤井聡太2冠は中学生でプロ棋士になった。一方、木村九段がプロになったのは23歳の時。年間わずか4人しかプロに上がれない三段リーグを抜けるのに6年半を要している。
親しい仲間は先にプロになる。後輩にも先を越される。青春を、歯がボロボロになるほど奥歯を噛みしめながら過ごした。”(p3)
そして、プロ入り後
続きを読む 藤島淳さんが迫った木村一基九段の思考の軌跡:『木村一基 折れない心の育て方 一流棋士に学ぶ行動指針35』読了 →
ナイツ塙宣之 さんの『極私的プロ野球偏愛論 野球と漫才のしあわせな関係 』読了。
在宅時、TVで塙宣之さんが司会/編集長代行を務める「球辞苑 」が放映されていると
たいがい見入ってしまい、番組を通じて野球愛を十二分に感じていましたが、サイン販売を知り即反応し購入。
本書は
はじめに 野球と漫才のしあわせな関係
第1章 塙の「極私的ジャイアンツ論」
第2章 野球と漫才のしあわせな関係
第3章 僕と野球と、漫才と
第4章 「塙的ベストナイン」を作ってみたらこうなった!
第5章 芸人版東京ダービー 巨人・塙宣之 vs ヤクルト・出川哲郎「性格と芸風と、ひいきチームの不思議な相関関係」
あとがきのようなもの やっぱり、野球と漫才のしあわせな関係
との章立て(別途、おまけのあとがき 、特別企画1・2 )に沿って、リトルリーグに入った兄の背中を追う形で始めた野球で
” 元々、運動神経が悪かったこともあったと思うけど、そもそも近視でボールがよく見えない。だから、キャッチボールすらロクにできないんです。当然、周りの子どもたちから笑われ、からかわれました。・・中略・・
子ども心に「オレ、ちょっと間違えちゃったかな・・・」って、小学生にしてすでに人生の選択を誤ったことに気づきました。
技術的に未熟だからコーチには叱られる。同級生や先輩たちには笑われる。それで、練習も2回、いや3回かな?とにかく、その程度しか通わないうちに、リトルリーグを辞めていました。
これが、人生最初の挫折でした。”(p87)
という躓きはじめも、
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2022年最初の積読本は、2021年12年購入分
l to r:(上段)百田尚樹『[新版]日本国記<愛蔵版>』、藤島淳 木村一基『木村一基 折れない心の育て方 一流棋士に学ぶ行動指針35』、兼近大樹『むき出し』(下段)大久保嘉人『俺は主夫。職業、現役Jリーガー』、ナイツ 塙宣之『極私的プロ野球偏愛論 野球と漫才のしあわせな関係』、那須川天心『天心語録』
で、6冊。
今回もすべてサイン本きっかけで、スポーツもの中心に、歴史もの、ハウツー本、お笑い芸人による書き下ろし小説。
積読解消の日・・
1月に12月に買った本を読めている安心感に、今月も比較的軽めのタイトルが並んでいて、『[新版]日本国紀 <愛蔵版>』は出版形態から扱い保留ながら概ね2週間ほどで読み切れるであろうと。
別途、積み残しはありながらも、積読解消の日が見えてきたように ^^
まずは筋金入りのジャイアンツファンとしてもお馴染み、ナイツ塙宣之 さんに『極私的プロ野球偏愛論 野球と漫才のしあわせな関係 』から。既に読み終えたので、読了記は近々に。
2022年を迎え最初の読了本は、小説家 佐藤究 さんの『サージウスの死神 』。
巻末の書評家 吉田大助 さんの「解説」によると
” この一九七七年福岡県生まれの作家は、実は二七歳の時に純文学のフィールドでデビューしていた。
当時のペンネームは、佐藤憲胤。第四七回群像新人文学賞優秀作を受賞した、純文学作家としてのデビュー作が、このたび一五年越しに初めて文庫化されることになった『サージウスの死神』だ。佐藤究のルーツは、これだ。”(p210-211)
と後の2021年『テスカポリトカ』↓
<< 2021年12月19日投稿:画像は記事にリンク >> 佐藤究さんが描いた果てしなく深淵なる闇:『テスカポリトカ』読了
で、直木賞を受賞することなる佐藤究さんの記念碑的な作品。
鏡三部作と称されるシリーズの一作目
また、『テスカポリトカ』に至る三部作に名を連ねるとの作品で
続きを読む 佐藤究さんが描いた暗黒に堕ち疾走した男の軌跡:『サージウスの死神』読了 →
プロレスラー藤波辰爾選手のデビュー50周年を記念して上梓した『藤波辰爾自伝 プロレス50年、旅の途中で 』を読了。
サイン本販売情報に
出典:紀伊国屋書店 新宿本店(画像はTweetにリンク)
内容への興味もあり、即反応して入手していた一冊。
プロローグ・オブ・ドラゴン
1章 少年時代
2章 日本プロレス入門
3章 デビュー戦
4章 新日本プロレス旗揚げ
5章 夢の海外、プロレスの礎
6章 ドラゴンブーム
7章 ジュニア時代
8章 「名勝負数え唄」ー 好敵手・長州力
9章 「UWF」との対峙
10章 「飛竜革命」
11章 欠場、そして闇の中に見た光
12章 「ドラゴンボンバーズ」
13章 葛藤、そして無我へ
14章 苦難の社長時代
15章 WWE殿堂入り
エピローグ・オブ・ドラゴン
の章立てに沿って、
” 後からお袋に聞いた話だと、医師からは「ダメだろう」と通告されて「今晩がヤマです」とも言われたという。
実際、病院も治る見込みがないと思ったのか、手術をしないで管で酸素を送る応急措置しかしなかったことも、後年教えられた。”(p24)
とジフテリアを患い生死の間を彷徨った幼少期に、
続きを読む 藤波辰爾選手が半世紀に及ぶレスラー人生で憧れ、実現したこと:『藤波辰爾自伝 プロレス50年、旅の途中で』読了 →
内田也哉子 さんの『新装版 ペーパームービー 』を読了。
出典:朝日出版社 第二編集部 Twitter(画像はTweetにリンク)
購入の決め手はサイン本でしたが、エッセイスト、女優など、どんな肩書きよりも、内田裕也さんと樹木希林さん(過ごした時間は樹木希林さんとが圧倒的)を両親に持ったという環境への興味強く、
その部分、
母・樹木希林さんの薦めに応える形で、九歳の時にニューヨーク留学が決まった際
” いつも、どこに行くのでも私を一人で行かせていた母が(この時が最初で最後ではあったが)なんと、現地まで同行してくれるというのだ。
本当にびっくりしている私に、「だって、相手の家族の方々にあなたがお世話になるのだもの、ごあいさつしに行かなきゃならないでしょ」と母は言った。
・・中略・・
ケネディ空港の近所にあるホテルで一泊して、日本を発った二日後にやっと私の夢見た大家族の家にたどり着いた。
そして、まるで昔からそこに暮らしていたと錯覚するほどアッという間に私は周りに溶け込んで、私がエイミーという三つ年上のお姉ちゃんと近所の子供たちと思う存分遊んで帰ってきた時には、もう母は居なくなっていた。
いつでも母には驚かされていたが、この時ばかりは、そのあっけなさにガク然としてしまった。”(p21)
という何となくらしさ漂ってくる述懐に ^〜^;
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人気YouTuber ラファエル Raphael さんの『ラファエル式無敵のメンタル 心を鍛えれば人生は思いのまま! 』を読了。
先月(2021年11月)、
久々の書店イベントで楽しみに出掛けた当日 ^^
本書刊行を記念して開催されたサイン本お渡しイベント で入手していたタイトル。
豆腐から尋常なきに進化を遂げたメンタル
本書は、
” 人生はたった一度きりだ。ストレスなんてものは、できるだけ少ないほうがいいだろう。
僕自身、幼少の頃は、いつもメソメソ泣いている弱虫だった。いわゆる豆腐メンタルの持ち主で、周囲で積極的に関わろうとはしないタイプの子どもであった。
その後、成長して大人になっていくにつれ、「ラファエルさんのメンタルの強さは尋常ではないですね」などといわれるまでになった。”(はじめに)
という経緯を辿ってきたラファエルさんが、如何にして周囲から羨まれるメンタルの強度を手にしていった考え方に迫ったもの。
購入本に書かれていたサイン
印象に残った箇所を以下に抜き出すと・・
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橋下徹 弁護士の『最後に思わずYESと言わせる最強の交渉術 かけひきで絶対負けない実戦テクニック72 』を読了。
以前、本書について推奨があり、その内容から興味を持ったものの相当なプレミアが付いていて購入に踏み切れなかったところ
プレミアも落ち着き、サイン本購入機が訪れ触手が伸びていた経緯。
修羅場も経て培われた交渉力
骨子は、
” 私に持ち込まれる案件は、他の弁護士がさじを投げたような、こじれにこじれたものばかりと言ってもいいだろう。
「殺すぞ!おら!」と威嚇してくるようなヤクザや、紛争解決をウラ稼業とする「事件屋」、「示談屋」といったような、百戦錬磨の連中たちが相手となることも多い。
・・中略・・
本書は、そんなさまざまな交渉において、私自身が実践し、体得してきたノウハウをみなさんにご紹介するものだ。”(p2)
というもので、各論で
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