刀鍛冶 川﨑晶平 さんの
” 虎ノ門にあった会社を辞めた後、学生時代のバイト先に転がり込み、渋谷を根城に気楽に生きていた自分に、なぜ苦行僧のような生活ができたのかは分からない。
分からないが、あの時間があったからこそ、今の自分は好きなことを仕事にしてご飯を食べていられるし、親方にも、おかみさんにも心から感謝している。
ところが、その九年間には理由の分からない飢餓感がついてまわり、それは今も消えないまま、「足りない、何か足りない」という気持ちが湧いてきてならない。
その足りないものが何か、どうすれば満たされるのか、当時のことを思い出しながら書いていけば見つかるのではないだろうか。
有り難いことに、「そんな話を書いてもいいよ」
と言ってくださる方があったので、皆様には、刀鍛冶の手の内と胸の内にしばしお付き合いいただきたい。”(p4-5)
との思いから上梓に至った『テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること 』を読了。
刀鍛冶という職業(川﨑晶平さんの物言いでは作家)があることは長く承知していて、
明治大学卒という親近感に、サイン本販売機会 ↙️
出典:銀座 蔦屋書店 日本文化 Twitter(画像はTweetにリンク)
に乗じ入手していた著書。
Tweet後、早々に足を運んでサイン本確保 ^^
ひた走り刀鍛冶を目指した日々。そして・・
本書は、大きく
第一章 修行時代
第二章 刀鍛冶の今、そして未来
と、宮入小左衛門行平氏に弟子入りされ
” ドロップアウトしかけたぼくを救ったもののひとつは「空っぽ」だったことだ。何もない「空っぽ」な人間だったおかげで、二十五歳にもなって馬鹿になりきって弟子を続ける事が出来たし、真っ新な状態で親方の一挙手一投足まで吸収することができた。”(p19)
という日々に、
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元経産官僚で政策工房 代表取締役社長 原英史 さんの『総務省解体論 』を読了。原英史さんの著書は ↓
<< 2021年10月22日投稿:画像は記事にリンク >> 高橋洋一さんと原英史さんが対談で炙り出した日本の深層:『国家の怠慢』読了
先月(2021年10月)読んだ『国家の怠慢』に続いて2冊目ですが、「(原英史さんの)代表作としては本書かな」と気になっていての入手。
日本の命運を担う省庁のこれまでと現在地
冒頭の「まえがき 」で、
” コロナ危機に直面して、なぜ日本政府の対応は頼りないのか?
なぜ国と自治体の役割分担は混乱しているのか?
なぜデジタル化はこんなに遅れたのか?
なぜ新聞・テレビはデタラメだらけなのか?
本書はこうした疑問を解き明かしていく本だ。”(p2)
と、ただならぬ問題提起のもと
第1章 国家の心臓部の機能不全
第2章 接待問題の根源は「電波割当」
第3章 競争と革新が阻まれた「通信行政」
第4章 テレビ衰亡を招いた「放送行政」
第5章 地方自治を信用しない「自治行政」
第6章 分断された「行政改革」
第7章 総務省の外郭組織
終章 総務省改革プラン
との章立てに沿い、問題点に実態にと論が展開されていきます。
まず、立ち上がりに関して
続きを読む 原英史さんが斬り込んだ知られざる総務省の実態と託される近未来:『総務省解体論』読了 →
週中に、中間記 ↓
<< 2021年11月24日投稿:画像は記事にリンク >> 泉麻人さんのデビュー時から80年代のコラム集で蘇るあの頃の懐かしさ:『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム』読み始め
をアップロードしたコラムニスト泉麻人 さんの『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム』を読了。
あったな〜、そうだったんだ! 懐かしさ引っ張り出される80年代のアレコレ
本書は、
“「80年代くらいの初期のコラムを集めた作品集を出しませんか?」というありがたいお話をいただいた。
「自選」と付いているように、雑ながらも手元に保存された記事ファイルを久しぶりにひっかきまわし、編集者の林クンに整理してもらって、またひっかきまわし・・・なんてことを繰り返しながら、150本余りのコラムをピックアップした。”(p484/括弧書き省略)
という経緯から
おもしろ軽チャー時代のコラム
ニューメディア時代のナウたち
’80年代コラムあらかると ①
バブル前夜のナウたち
’80年代コラムあらかると ②
バブルピークなナウたち
’80年代コラムあらかると ③
1990年、平成初頭のナウたち
という章立て(別途、はしがき あとがき 1980-1990年の出来事 )に沿って
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コラムニスト泉麻人 さんの『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム 』を読み始めて、全485ページ(別途 1980-1990年の出来事 )に及ぶうち160ページまで、全体の3分の1程度を読み終えたので、そこまでのおさらい。
ふらっ〜と立ち寄った書店で↓
(2021年)10月末、別件がありとりあえずと立ち寄った書店でのサイン本遭遇
サイン本を見つけ、泉麻人さん(サイン)本は見かけては購入していて、本書のテーマである1980年代については大いに興味ありながらも
分厚さには腰が引け気味でしたが、
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ライブ配信者コレコレ さんの『告発 誰も晒せなかったSNSのヤバすぎる闇 』を読了。
サイン本販売きっかけで
タイミング良くサイン本入荷情報に触れ、内容への興味から即反応し入手。
本書及びコレコレさんを知ることになり、当初はYouTuberとの理解も、本職は冒頭に記載の通りライブ配信。
配信では、
” 視聴率に親しんできた世代にはピンとこないかもしれないが、たとえば2021年6月の月間最大同接ランキングでは、私の配信が8位にランクインしている。”(p17)
という程の国内屈指の同時接続数を誇り、
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2週間ほど前に積み上がっていた↓
<< 2021年11月8日投稿:画像は記事にリンク >> 筒井康隆先生本3冊中心に、秋の名残/余韻と並走しつつ揃いし 2021年9月購入積読7冊
(2021年)9月購入7冊↑を読み終え、新たに積み上がりし、
l to r:(上段)コレコレ『告発』、押井守『押井守の映像日記 ネットしてたらやっていた』、ダン・ウーレット『「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生』(下段)原英史『総務省解体論』、筒井康隆『東海道戦争』、川﨑晶平『テノウチ、ムネノウチ 刀鍛冶として生きること』、泉麻人『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム』
10月購入分積読7冊。
今回もオールサイン本(含. 購入後のサイン入れ)で、このところ安定の筒井康隆 先生本に、徐々に増えてきたYouTuber本に、特徴としてはコラムが3冊というところですかね。
買った本を近々読める日々へ
当月(11月)に前月(10月)購入分を読めている安堵感に、実は先月買った本は別途4冊 ーー; あり
ダン・ウーレット『「最高の音」を探してロン・カーターのジャズと人生』は600ページ弱に、泉麻人さんの『泉麻人自選 黄金の1980年代コラム 』も約500ページといった重量級を含むものの
このところハイペースな感じで読み始め→読了に至れているスピード感から読書のプロセスを重視しつつも、積読(状態)を数冊レベルに持っていきたいところ ^0^/
まずはインターネット界の闇を白日に曝け出す内容の(画像左上の)コレコレさん『告発 』から〜
週末北欧部 chikaさんの『マイフィンランドルーティン100 』を読了。
Twitterでサイン本に初版本が飛ぶように無くなって様子を知り、その熱に便乗し、
抽選列の先頭に並んで、晴れて当選(○が書かれていたら当選)
抽選会を経て手元に引き寄せていた一冊。
並々ならぬフィンランド愛
本書は、
” 12年以上フィンランドに通っていると、友人たちに「フィンランドのおすすめを教えて」と聞かれることが増えてきた。
どうやら、北欧好きをこじらせてフィンランドで暮らすにはどうすればいいかを考えた結果
「寿司職人を目指そう」と本気で修行を始めた私を見て「フィンランドには、人を虜にするすごいものがあるらしい・・・」と、友人たちも期待を抱いたようだ。”(p4)
という著者のchikaさんが、
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前々回、中間記⬇︎
<< 2021年11月16日投稿:画像は記事にリンク >> ハライチ 岩井勇気さんの引力強めの日常生活に引き込まれるエッセイ集:『どうやら僕の日常生活はまちがっている』中間記
をアップロードした、ハライチ 岩井勇気 さんの『どうやら僕の日常生活』を読了。
誰でもありそうな日常をちょっと変わった角度から
その後、読み進めた中〜後半には
” 東京で一人暮らしを始めて4年半。30歳という遅さで実家を出て、墓場の隣のメゾネットタイプのアパートに住んでいたのだが、しばらく住んだこの家から引っ越すことにした。
このアパートに住んだきっかけは、部屋の内見に来た際、スピッツの『猫になりたい』という曲の歌詞の「広すぎる霊園のそばの このアパートは薄ぐもり」という部分が、この墓場の隣のアパートに重なったことだ。
子供の頃から一番好きなバンドがスピッツだった僕は、迷いなく契約したのだった。”(p135)
の一文に始まり
” 家探しの時に、変わった家ばかり見てしまう。普通に住みやすい家では満足できなくなってしまっているのかもしれない。”(p136)
との習性から転居した
” 低層マンションの屋上で1軒だけある平屋のような家なのだ。”(p136)
で始まった新生活の模様、 その中には・・
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