小説家 真山仁さんの『当確師 正義の御旗』を読了。3年前(2021年3月)に読んだ

『ロッキード』が印象に残っており、同書著者 真山仁さんの新刊&サイン本入荷情報に反応していて入手していた経緯。

8月も3週間が経過し、月間初の読了記で、登場人物の多さに、各人の思惑を絡めるとハイペースで読むべきでしたが、
話しの筋を帯裏面から一部拾うと・・
作家 細田昌志さんの『力道山未亡人』を読了。先月(2024年6月)末、闘道館で開催された本書
出版記念トークショー&サイン撮影会で入手していた経緯。
本書は、作家 故安部譲二さんが細野昌志さんに
” 「敬子さんを書いてよ」
「え?」
「田中敬子。ほら力道山の奥さんだった」”(p309)
と提案を受け、安部譲二さんの死去により頓挫しかかるも新たな橋渡し役の出現により出版に至った著書。
序盤から
” 腹部を刺され、山王病院に運ばれた力道山は、応急手当で済ませると、医師の忠告に耳を貸さず「家に帰る」とわめき散らしたという。
「病院」で手術をすると警察に漏れてしまって、報道されかねない。そうすると「力道山は強い」というイメージが損なわれる。そのことを、まず考えたんでしょう」(田中敬子)”(p21)
緊迫の場面が描写されつつ、力道山と田中敬子さんがそれぞれの道を歩んでいた頃から
YouTubeを代表するチャンネルの一つ「エガちゃんねる」の仕掛け人 ブリーフ団Dこと藤野義明ディレクターの『エガちゃんねる革命』を齢の〆=誕生日前日に読了。
先月(2024年6月)に開催された
(本書)3刷記念トークイベント&サイン会の対象書籍として入手していた著書。
本書は、
1章 革命は夜明け前2時50分に始まる
2章 伝説の神回はこうして生まれた
3章 エガちゃんねる運営混沌と葛藤の日々
4章 テレビディレクターに必要なのは「臆病」と「熱量」
5章 「エガちゃんねる」は止まらない
の章立てに沿い、コンプライアンス遵守に各メディアが縛られる中、
” 「江頭さんですか・・・?」というニュアンスの反応で、ほぼ取りつく島もない状況でした。”(p.036)
という中、
岸田奈美さんの『国道沿いで、だいじょうぶ100回』を読了。
先月(2024年6月)青山ブックセンターで開催されたサイン会に参加して入手していた著書。
通算5冊目となる岸田奈美さん本、本書は
続きを読む 岸田奈美さんが綴った だいじょうぶ から導かれるハッピーエンドな日常:『国道沿いで、だいじょうぶ100回』読了
(2024年)5月下旬に積み上がっていた
2024年4月購入積読3冊をゆっくら1ヶ月半をかけて読み終え、新たに積み上がりし、
2024年6月購入積読5冊。
すべてサイン本で、特徴的なのは(上段右を除いて)イベント参加で5冊。5月購入分が0冊であったところ、購入量は元に戻った感じに。
加山雄三さんの『俺は100歳まで生きると決めた』を読了。
2024年4月11日、加山雄三さんの87歳の誕生日に
茅ヶ崎カフェで開催された発売記念サイン本お渡し会で、加山雄三さんよりお手渡し頂き入手していた著書。
本書は、
” 2022年の大晦日、「NHK紅白歌合戦」で歌った後、俺は100歳まで生きると決めた。”(p3)
と決めた未来への誓いに、
” 俺の全盛期は70代だったんじゃないかな。コンサートで歌ったり、テレビ番組であちこち歩き回ったり、70代は毎日充実していたからね。その延長線上に、今の80代の元気な暮らしがある。
そんな俺の70代、それまでの歩み、そして80代になった今、さらに未来について、この本で話していこうと思う。”(p6)
と189ページで簡潔に加山雄三さんが辿られてきた軌跡について
第一章 輝かしき俺の70代
第二章 茅ヶ崎の海が俺を育てた
第三章 俺の芸能生活、山あり谷あり
第四章 80代、まだまだ青春
第五章 今の俺、これからの俺
の章立てに沿って言及されています。
加山雄三さんというと・・
” 親父は、俳優の上原謙。おふくろも俳優で、小桜葉子。 ・・中略・・
茅ヶ崎の家は広くて、敷地は500坪以上あった。おふくろは岩倉具視のひ孫にあたって、経済的に恵まれていたんだ。”(p56)
という境遇のもとに生を受け、順風満帆にスター街道を歩んできたものと思いきや
” 大学時代はミュージシャンになろうとは思っていなかった。俳優になりたいとも思っていなかった。企業に就職してふつうの会社員になろうとしていたんだ。そのために準備もしていた。企業の資料も集めていたんだ。”(p86)
との考えを友人(峰岸慎一さん)の
続きを読む 加山雄三さんが振り返った輝かしき70代と今80代まで。そしてこれからへの思い:『俺は100歳まで生きると決めた』読了
プロ野球(NPB)福岡ダイエーホークス、千葉ロッテマリーンズ、その間MLBでシカゴ・ホワイトソックスなどで世界一を経験された井口資仁さんの『井口ビジョン』を読了。
サイン本入荷情報に反応して入手した著書。
本書のタイトルに掲げられたビジョンとは、
” ビジネスにおける「ビジョン」の意味を聞いた後、僕の耳には違和感なくスッとなじんだことを覚えています。
振り返ってみると、僕は「ビジョン」という言葉こそまだ使っていませんでしたが、子供の頃から自分の目指すべき未来像をしっかりと決め、そこに至るまでの過程を逆算し、今取り組むべきことを明らかにするという作業を繰り返してきていました。”(p5)
と井口資仁さんのキャリアを支えたキーワード。本編では
先週半ば、侍ジャパン 井端弘和監督とスポーツライター西尾典文さんの共著『日本野球の現在地、そして未来』を読了。
(2024年)4月下旬に開催された
刊行記念イベントで入手していた著書。
本書は
” 2023年10月から侍ジャパンのトップチームで監督を務めることになった井端弘和とスポーツライターである私、西尾典文の共著であるが、私(=筆者)が聞き手として井端本人の語った内容を中心にあらゆるエピソードを交えながら、その野球観や野球界への提言についてまとめたものである。”(p6)
という著書で、著者に名を連ねるお二人は
” 筆者が井端と頻繁にやりとりするようになったのは、それほど昔の話ではない。井端が自身のYouTubeチャンネルである「イバTV」で注目しているアマチュア野球選手を紹介する回に「(アマチュア野球をいっぱい見に行ってスポーツライターの西尾典文さんを目指そうかと思っている」と発言したことがきっかけだ。”(p238/註 筆者=西尾典文)
という縁から付き合いが加速。必然、アマチュア野球界について
“日本高等学校野球連盟(高野連)が発表している資料によると、硬式野球部が連盟に加盟している学校の数は05年の4,253校をピークに減少に転じ、23年には3,818校にまで減少している。”(p79)
なる入口論から
” 井端 「まず、ショートの小林がいい選手だっていうのは、前の年の明治神宮大会から見ていて知ってました。その小林をセンターに回してショートを守らせるくらいだから、守備はうまいんだろうなと。」”(p125)
フットワークの軽さから広範囲に及ぶ井端弘和監督のレーダーに引っかかった無名選手の発掘話しまで浅からぬ内容満載。
それを支えているのが