「Baseball:野球」カテゴリーアーカイブ

宮本慎也さんが示した新しい野球の楽しみ方:『プロ視点の野球観戦術 戦略、攻撃、守備の新常識』読了

野球解説者、アマチュアでは指導者としても活躍されている宮本慎也さんの『プロ視点の野球観戦術 戦略、攻撃、守備の新常識』読了。

書店に立ち寄った際、

(おそらく)入荷間もないタイミングでサイン本の平積みに遭遇

サイン本を見つけ、即反応していた経緯。

本書は、宮本慎也さんの

” これまで疑問に思っていた日本の野球事情を環境の変化と照らし合わせ、メジャーとどう違うのかを考えました。これまでの「常識」を疑い、新しい視点で野球を観る ー その試みの集大成として、本書『プロ視点の野球観戦術 ー 戦略、攻撃、守備の新常識』を執筆しました。私なりに考えた野球の『新常識』を紹介してみたいと思います。”(はじめに)

との思いから上梓に至った著書で、

  第1章  勝利への新常識

 第2章  戦略の新常識

 第3章  攻撃野球の新常識

 第4章  打撃の新常識

 第5章  守備の新常識

の章立てに沿って新常識が次々と示されていきます。

どのような内容かというと、

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森繁和さんの生々しい中日ドラゴンズ話しに引き込まれた:森繁和さん 永松欣也さん『回想』発売記念イベント 参加記録

月跨ぎとなりましたが、週初め(2025/9/29)中日ドラゴンズで落合博満監督を投手コーチとして支えた森繁和さんの著書『回想』発売記念イベントに参加。

(2025年)3月の猪木啓介さん・藤波辰爾さんトークイベント以来で書泉グランデ 7Fへ

森繁和さんと聞くと、球団創設当初からの西武ライオンズでの現役時代よりも、やはり落合博満監督の参謀として中日ドラゴンズで黄金期を築いた印象強く、

森繁和さん登壇イベントがあれば・・

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岩瀬仁紀さんが築いた偉業と裏腹な謙虚な人がらに触れてきた:プロ野球温故知新 〜 唸る直球、冴え渡る変化球 ! タフネスストッパー、今だここに健在 !! 〜 岩瀬仁紀 トークイベント 参加記

「(元)野球選手イベントはいつ以来だろう・・」

<< 2025年5月22日投稿:画像は記事にリンク >> 荒木雅博さんの真摯さに2年連続で触れてきた:プロ野球温故知新 〜 オレ流に鍛えられたアライバは誰もが認めるプロ野球界の宝!! 〜 荒木雅博 トークイベント 参加記

と遡ってみれば・・ ↑荒木雅博さん以来4ヶ月ぶり、中日ドラゴンズの黄金期を築いた守護神岩瀬仁紀さんのトークイベントに参加。

(2025年)5月下旬の荒木雅博さん以来で紀尾井町サロンへ

もっとも現役時代に積み上げた偉業は最多登板 1002登板に通算セーブ407等、球団の枠を飛び越えNPB史上に残る領域で、

出典;野球殿堂博物館ウェブサイト(画像はサイトにリンク)

然るべく本年(2025年)栄誉の野球殿堂入り果たされることに。

山本昌&山﨑武司 プロ野球やまやま話「史上最強の抑え投手」

今回、足を運んだのは上述の偉業に、一度都内で開催されたイベントに予定が合わず見送らざるを得なかった過去から訪れた再びの機会として。

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宮本慎也さん、廣瀬俊朗さんが語ったチームを率いて得られたもの:『キャプテンの言葉』読了

プロ野球 ヤクルトスワローズ(東京ヤクルトスワローズ)の黄金期を担った宮本慎也さんと、ラグビー 東芝ブレイブルーパスに日本代表でも活躍された廣瀬俊朗さんの対談本『キャプテンの言葉』を読了。

(2025年)5月、ゴールデンウィーク明け、ぷら〜っと立ち寄った書店内で

残り2冊となっていたうちの1冊を確保.-

サイン本を見つけ購入していた著書。

はじめに

 第1章  それぞれのルーツ

 第2章  キャプテンの苦悩

 第3章  言葉の力

 第4章  名将たちの教え

 第5章  日本代表

 第6章  令和の指導論

 第7章  今後のビジョン

の章立てに論が展開。

冒頭 「はじめに」で

” こうしたチームスポーツにおいては、プレーヤー(選手)は指揮官である監督(ヘッドコーチ)によってコントロールされるが、チームの指揮系統は必ずしもその一本の縦のラインだけで成立するものではなく、選手間における優秀な「リーダー」の存在は、チームが勝利を目指すうえで不可欠とされている。「チームリーダー」が選手のまとめ役として、そして監督と選手のつなぎ役として有機的に機能することで、強られていくのだ。”(p3)

という前段を受け、それぞれのプロフェッショナルまで上り詰めた競技でキャプテンのイメージ強いお二人、7ー3程度の割合で宮本慎也さんがお話しをリードされている印象で

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齋藤隆さんがメジャーリーグに挑戦し体現した進化:『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了

NPBでは横浜大洋ホエールズ(現 横浜DeNAベイスターズ)を振り出しに、海を渡りMLBではLos Angels Dodgersなどで活躍された齋藤隆さんの『37歳で日本人最速投手になれた理由  これからの日本野球』読了。

(2025年)3月に開催された

<< 2025年3月23日投稿:画像は記事にリンク >> 元メジャーリーガー齋藤隆さんのクールで熱いハートを直に感じてきた:『37歳で日本人最速投手になれた理由』発売記念イベント 参加記

発売記念で入手していた著書。

この本は

” 野球人生の終わり方に悩んだ日本人プロ野球投手が、メジャー行きを決断し、今日が最後になるかもしれないと歩み続ける中で、野球という競技を通してしか起き得なかった奇跡の連続を綴ったものだ。”(p11)

という重み伝わる一文が冒頭に記された齋藤隆さんの回想録。

全238ページに

 第1章  36歳のメジャーリーグ挑戦

 第2章  37歳で日本人最速投手になれたトレーニング

 第3章  パドレスのインターンになる

 第4章  アメリカで学んだ野球ビジネス

 第5章  日本野球の未来を考える

 第6章  NPBでの戦い ー 選手、コーチとして

 第7章  齋藤隆ができあがるまで

の章立てに沿って、多岐に渡る内容が密度濃く綴られているのが印象的。

特に刺さってきた箇所を以下に抜粋すると

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荒木雅博さんの真摯さに2年連続で触れてきた:プロ野球温故知新 〜 オレ流に鍛えられたアライバは誰もが認めるプロ野球界の宝!! 〜 荒木雅博 トークイベント 参加記

先週末(2025/5/18)は中日ドラゴンズで落合博満監督の下、主力としてチームを牽引した

月曜日の正田耕三さん&前田智徳さんに続いて週2度目の紀尾井町サロンホール。運営はシャイニング

荒木雅博さん登壇イベント(トーク+希望者はサイン&ツーショット撮影)へ。

最初のトークでは同じ週に(荒木雅博さんの)熊本工業高校の先輩

<< 2025年5月17日投稿:画像は記事にリンク >> 正田耕三さん、前田智徳さんの先輩後輩トークに三度惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 努力と才能が結集した赤ヘル軍団の肝は達人と侍!! 〜 正田耕三 前田智徳 トークイベント 参加記

前田智徳さんイベントに参加していた流れもあり、お二人の関係性について少なからず関心を持っていたところ

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正田耕三さん、前田智徳さんの先輩後輩トークに三度惹き込まれてきた:プロ野球温故知新 〜 努力と才能が結集した赤ヘル軍団の肝は達人と侍!! 〜 正田耕三 前田智徳 トークイベント 参加記

今週(2025/5/12)は、元広島東洋カープ正田耕三さん、前田智徳さん登壇のトークイベントに参加。

ご両名の組み合わせ、昨年二度に渡り参加していて何れも大阪まで足を運んでいたこともあり

<< 2024年10月27日投稿:画像は記事にリンク >> 前田智徳氏、正田耕三氏 FAN MEETING SECOND トークショー&サイン・撮影会 参加記

告知当初は「もういいかなぁ・・」なんて思っていましたが、後日部屋の片付けをしていた際、前田智徳さんもので「これは〜」といった掘り出し物があり、「当日の状況次第では・・」なんて考え始め、時間的猶予が生じたことがあり急遽参加。

2月の大野豊さんイベント以来の紀尾井町サロンホール。運営はシャイニング

前半はトークイベント、後半は質疑応答(2問)に、希望者はサイン&撮影会に参加出来るという建付け。

トークに関しては当初、今シーズンの広島東洋カープと戦いぶりといった「今どきの話題中心だとなぁ・・」と思っていたところ

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伊東勤さんが振り返った西武ライオンズが強かったわけ:『黄金時代のつくり方 あの頃の西武はなぜ強かったのか』読了

現役選手時代 西武ライオンズ(現 埼玉西武ライオンズ)で中心選手として黄金期を築いた伊東勤さんの『黄金時代のつくり方  あの頃の西武はなぜ強かったのか』を読了。

サイン本に反応し購入

(2025年)2月、ふらっ〜と立ち寄った書店でサイン本を見つけ即反応していた次第。

本書は

” ありがたいことに、私には「西武黄金期の正捕手」「常勝西武の司令塔」といった「まくらことば」があります。

元プロ野球選手にとっては、監督やコーチといった指導者になるにせよ、テレビやラジオで野球中継の解説をするにせよ、新聞や雑誌で記事を書くにせよ、わかりやすいキャッチフレーズやまくらことばがあるのは大きなメリットです。

西武黄金期の正捕手 ー。

・・中略・・

本書では、そんな仲間たちや指導者たちと一緒に築き上げた「西武ライオンズ黄金時代」について、あらためて語ろうと思います。

私たちが心血を注いだ「西武ライオンズ」とはどんなチームだったのかを、余すことなく語ろうと思います。”(p5-6)

というタイトルに沿った前提のもと、

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