オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:ネッド・ケリー ①

下記の記事は、Facebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」10月24日付の記事を転記したものです。

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ネッド・ケリー ①

” オーストラリアがイギリスの流刑地となり、多くの囚人がオーストラリアに流された。刑務所や強制労働中に脱走する者が後を絶たず、これらの脱走囚が強盗や山賊となり、大きな社会問題と呈していた。

脱走に失敗すれば絞首刑や鞭打ちの刑など厳しい刑罰が待ち受けているのに、監視の目を逃れ、自由を求めて脱走する勇気と度胸を持ったこれらの脱走犯は、畏敬の念を持って見られ、中には食料を与えたり、かくまったりして、協力した住民も多くいた。

彼らは一種の英雄と考えられていた。ほとんどの脱走囚が内陸、奥地に逃れて、ブッシュ・レインジャー(追いはぎ、山賊)になった。

アメリカの西部劇でよく登場する幌馬車を主に襲って生計を立てていた。ブッシュ・レインジャーが最も横行したのは、1800年代の後半で脱走犯に加えて、貧困生活を送っていた入植者や元囚人の親を持つ者が多かった。

彼らは、警察、金持ち、権力に対する怒りと憎しみを持っていた。そして、ブッシュ・レインジャーの最後に登場したのが、 ネッド・ケリーである。彼は権力の象徴である横暴な警察権力、銀行に象徴される金持ちに対して、体を張って対抗したので民衆の共感を呼んだ。(出典『豪州読本』10%)

日本人なら誰でも知っている人物がいるように、オーストラリアにも何名かそういった歴史上の人物がいることでしょう。

オーストラリア人とネッド・ケリーについて話したことはないので、如何ほどの浸透度であるのかは計りかねますが、しばし、海を越えてこの日本でも耳にする名前なので、今回取り上げてみます。

 


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