オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:民間医療保険、2019年末に1万人弱が解約

民間医療保険、2019年末に1万人弱が解約

” オーストラリアでは昨年10~12月に約9,400人が民間医療保険を解約していたことが、オーストラリア金融監督庁(APRA)の統計で分かった。

主に20~34歳の若年層の解約が目立っており、病院での治療や入院に保険が適用される「ホスピタル・カバー」の加入率は過去12年半で最低水準に落ち込んでいる。地元各紙が伝えた。

APRAによれば、2019年末時点の民間医療保険の加入率は44%だった。

19年末には20~34歳の加入者のうち、ホスピタル・カバーの加入者は前年同期に比べて4万6,969人減少。

20~39歳の年齢層ではホスピタル・カバーの加入率は34%と、5年前の40%から低下している。

一方で、民間医療保険会社の19年(暦年)の利益は合計で14億4,000万豪ドル(約1,060億円)と、前年比で14.3%増加した。

ただし、増益分の多くは同238%増の6億4,000万豪ドルに上った純投資収益によるもの。

加入者の請求に応じて支払われた保険金が4%増加したのに対し、保険料は2.5%増にとどまっている。

APRAは、民間医療保険業界が手ごろな料金と保険商品の価値ある提案を両立させる上でリスクに直面し続けていると指摘している。

APRAのサマーヘイズ理事は先に、2022年まで存続可能なビジネスモデルを有している民間医療保険会社は大手のメディバンクとNIB、HCFの3社のみだとし、

政府は早急に民間医療保険システムの見直しを行うべきだと主張していた。

民間医療保険業界は、今年4月に保険料を平均2.92%引き上げる準備を進めており、保険料をより手ごろな価格にするために政府の支援を求めている。”(出典:NNA ASIA

健康面で何かあった時の・・ という支えは、国を問わず、持続可能な社会を形成していく上で必須のことと考えますが、亀裂が深刻化が読み取れる本文から、早期に安心が広がる制度の構築をと思わされました。

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年2月25日分の掲載記事です。

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