オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:フォーテスキュー 2022年1〜3月期 鉄鉱石出荷10%増

フォーテスキュー 2022年1〜3月期 鉄鉱石出荷10%増

” オーストラリアの鉄鉱石大手、フォーテスキュー・メタルズ・グループは28日、2022年1~3月期の鉄鉱石出荷量が前年同期比10%増の4,650万トンだったと発表した。

2020年末に生産を開始した鉱山の増産などが寄与した。原油高で燃料費が上昇し、1トン当たりの生産コストは15.78ドル(約2,000円)と同6%上昇した。

22年3月までの9カ月間の出荷量は1億3,950万トンと過去最高を記録した。好調な実績を受け、22年6月期通期の出荷量見通しを1億8,500万~1億8,800万トンと2月時点(1億8,000万~1億8,500万トン)から上方修正した。

ただ、同社の鉄鉱石の約9割が向かう中国は1~3月の粗鋼生産量が前年同期比で10.5%減少している。

電話会見したエリザベス・ゲインズ最高経営責任者(CEO)は中国政府が22年の経済成長目標を5.5%前後としていることに言及し「今後、不動産やインフラへのさらなる投資があり、鉄鋼ひいては鉄鉱石需要を下支えする」と楽観的な姿勢を示した。

同社は生産報告に合わせ、開発中の鉱山「アイロンブリッジ」の開発総費用が最大38億ドルになり、生産開始が予定していた22年12月から23年3月にずれ込むとの見通しも示した。

当初の想定費用は26億ドルだったが21年にも複数回上方修正している。物流費用の上昇や労働力不足が理由としている。

豪州では5月21日に総選挙が実施予定だ。ゲインズ氏は政策への要望を問われ、資源業界の人手不足を指摘。「技能移民の受け入れを促すようなビザ発給の拡大など」を挙げた。”(出典:日本経済新聞

資源大国オーストラリアらしいニュースで、↓

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といい、ビジネス環境の良さを感じさせられます。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年4月30日分の掲載記事です。

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