オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:9年ぶり政権交代へ、労働党が総選挙勝利

9年ぶり政権交代へ、労働党が総選挙勝利

” 9年ぶり政権交代へ、労働党が総選挙勝利” 21日に投開票されたオーストラリアの総選挙は中道左派の野党・労働党の勝利が確実となり、9年ぶりに政権交代する見通しになった。

同党のアルバニージー党首が与党・保守連合(自由党と国民党)のモリソン首相に代わり次期首相に就任する。

史上最悪レベルの森林火災や洪水被害を受け、環境問題に対する無策に有権者の不満が高まる中、気候変動対策やジェンダーの平等などを訴えた無所属候補や緑の党が躍進した。

モリソン氏は「次期首相のアルバニージー氏に祝意を伝えた」と述べ、敗北を認めた。自由党党首を退く意向も示した。

アルバニージー氏は、国を結束させ、「気候闘争を終わらせる」ことを目指すと表明。

「国民は一つになり、共通の利益を見いだし、共通の目的意識に目を向けることを望んでいる。分断にうんざりし、国として結束することを望んでおり、私はそれを主導する」と述べた。

また、24日に東京で行われるクアッド(日米豪印4カ国の枠組み)首脳会合への出席に向けて迅速な就任を目指すとした。

労働党は単独で下院(定数151)の過半数(76議席)を獲得できるか依然不透明な情勢だ。

過去最多に上った郵便投票の集計が終わるまで、最終結果の判明には時間がかかる見通し。

公共放送ABCによると、開票率60%の時点で労働党が72議席、保守連合が55議席、無所属と緑の党が計11議席を獲得する見通し。残る13議席は未確定。”(出典:REUTERS via Yahoo! JAPAN

選挙突入前からの優勢を維持して逃げ切った感じですが、旗印となっている気候問題など、目に見える成果を見出すことは容易ではなかろうと、当面新政権がもたらす変化に注目ですね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年5月22日分の掲載記事です。

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