オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:カンタス航空とヴァージン・オーストラリアの国内線の半分以上が遅延か欠航

カンタス航空とヴァージン・オーストラリアの国内線の半分以上が遅延か欠航

” オーストラリアの2大航空会社、カンタス航空とヴァージン・オーストラリアの国内線フライトの半数以上が、4~10日の1週間で遅延していたか、欠航となっていたことが分かった。

スクールホリデーが始まり需要が急増する中、航空交通管制を含む多くのスタッフが病欠となり、業界全体で人手が足りていないことが原因だという。12日付オーストラリアンなどが伝えた。

国内線について、同期間のカンタスの欠航率は6.7%に上り、定時運航率は44%にとどまった。

ヴァージンの欠航率は14.7%で、定時運航率は43%となり、両社共に定時運航率は過去最低に近い水準まで落ち込んだ。

航空管制公社エアサービシズ・オーストラリアは、同期間に10%のスタッフが欠勤したことを明らかにしている。

さらに荒天が遅延に拍車をかけ、シドニー空港は8日、3本の滑走路のうち1本しか使用できなかったほか、メルボルンの空港への到着時間も濃霧の影響で遅れが出た。

新型コロナウイルスの流行により渡航規制が敷かれていた時期に、カンタスとヴァージンはそれぞれ9,400人、3,000人をリストラしていた。

旅行需要の回復に伴い両社は人員の再確保を急いでおり、カンタスは4月中旬のイースター休暇以降1,000人を採用している。”(出典:NNA ASIA

人員不足による歪みは以前から指摘されていたように思いますが、国土に広さに主要都市間の距離にといった地理的条件を考えると半数近くのフライトで予定通りに行っていない現実は重いですね。

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2022年7月13日分の掲載記事です。

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