オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:住宅市場、需要減で2021年まで賃料低下へ

住宅市場、需要減で2021年まで賃料低下へ

” オーストラリアでは新型コロナウイルスの感染流行で移民が激減していることから、シドニーやメルボルンで住宅賃料が低下する見込みだ。

2018年に設置された住宅公社の全国住宅金融・投資会社(NHFIC)がまとめた報告書によると、今年と来年は住宅需要は供給を下回り、ピークの来年は12万6,700件の供給過多になると予測している。15日付オーストラリアンなどが伝えた。

NHFICは、2022年までに計19万5,000件の一戸建てと集合住宅が供給過多となり、需要が供給を上回る水準に回復するのは23年以降と予測。

特に海外留学生に依存するシドニーやメルボルンで、ピークとなる来年にそれぞれ3万7,000件、4万2,000件、供給過多になるとしている。

NHFICによると、来年以降の住宅賃料は、21年に実質2.1%、22年に1.8%、23年に0.7%低下する見込みという。

賃料は過去10年間に20%上昇と、賃金上昇率を大きく上回る水準で上昇している。

国境閉鎖により、2025年までの移民流入数は新型コロナ前の予想より100万人減少するとみられている。

■新型コロナでQLD州住宅の人気上昇

新型コロナを機に、国内の南部州からクイーンズランド(QLD)州の海沿いの都市への移住を検討する市民が増えているようだ。

不動産情報サイトの「realestate.com.au」によると、過去1年間の住宅販売件数が最も多かったのは1,079件のQLD州サーファーズパラダイスで、同市は問い合わせ件数も最多だったという。

同サイトを運営するREAグループのコニスビー氏は、新型コロナ以来、ビクトリア州民によるQLD州南東部の物件の検索数が例年の倍以上となっているとしている。”(出典:NNA ASIA

人口増が未来設計の前提となっていたことを考慮すると、もろもろ今後への影響避けられないですが、高止まりしていた住宅が適正な価格に近づいていくのであれば歓迎すべきこと。

ただ、やはり先行き不透明な近未来の闇は深そうですね・・

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上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2020年12月17日分の掲載記事です。

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