オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所:供給網混乱、3分の2の企業に打撃

供給網混乱、3分の2の企業に打撃

” サプライチェーン(調達・供給網)の混乱で、オーストラリア企業の3分の2が負の影響を受け、多くはこの状況が2023年まで改善しないと予想していることが調査で明らかになった。20日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

財界団体のオーストラリア産業グループ(AIG)が発表したサプライチェーンの圧力に関する報告書では、企業の最高経営責任者(CEO)346人を対象にした調査で52%が輸入の混乱が来年も続くとの見方を示した。

28%は、品不足を回避するため在庫水準を引き上げて対応していると答え、ジャストインタイム生産からジャストインケース(もしもの時に備えた)貯蔵に、管理方法が移っていることがうかがえた。

AIGは、倉庫費用や資金需要が増えるため新規雇用や訓練、イノベーションに回す投資が減るなど、負の波及効果が生じる恐れがあると指摘している。

AIGは、現在の状況は23年以降もある程度緩和するにとどまると予想しており、コロナ危機からの景気回復を損ない、最終的に経済成長を鈍化させる恐れがあると懸念を表明した。”(出典:NNA ASIA

負荷がかかっているであろう現実は容易に理解出来ますが、その度合いが、しかも高率で示されると深刻さが浮き彫りに感じられます・・

上記はFacebookページ「オーストラリア ライフスタイル&ビジネス研究所」の2021年12月21日分の掲載記事です。

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